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大企業とスタートアップの一番の違い


就職活動をされている方に、ぜひともお伝えしたいことがあります。

転職活動をされている方に対しても、知っておいて頂ければ損は無いと思います。

僕自身が学生時代や、転職活動をしてた時期に、

「このことを知っていれば・・・」

と思っていることです。

当時の自分にアドバイスを送るつもりで、書かせて頂きます。


大企業でもスタートアップでも勤務した経験

本題に入る前に、僕の経歴をざっくり書かせて頂きます。
お付き合いください🙇‍♂️

  • 大手機械メーカーで、技術者として勤務

  • 大手総合商社で、営業として勤務

    • その間、大手鉄鋼メーカーに技術者として出向

    • その間、小会社に営業マネージャーとして出向

  • 起業。テック系のスタートアップ。

    • 起業のステージとしては、シード、アーリー段階。

    • いわゆる0→1のステージ。

となります。

こういった大企業勤務とスタートアップ勤務の両方を経験したことから、ある決定的な違いに実体験として気付きました。

なお、僕の細かな経歴は、自己紹介を読んで頂ければ嬉しいです😃


【結論】大企業とスタートアップの一番の違い

僕は、一番の違いはココだと思っています。


大企業は既に利益を産む構造がある

スタートアップは利益を産む構造をこれから作っていく
 


当たり前と言えば、当たり前のことです。

そして、この本質的な違いがあるがゆえに
大企業とスタートアップの間で、
カルチャーや仕事内容などの色々な違いを生んでいる
と思っています。

それゆえ、そこで働く方々に求められる能力も変わってきます。

抽象的で、わかりにくいですよね😅

もう少し解説させて頂きます。


大企業の考え方

僕も何社かで勤務しましたが、大企業というのは、既に利益を産む構造があります。

当然ですよね。

利益を生んでいるからこそ、大企業と言われるぐらい会社が大きくなったのです。

なので、大企業の中に勤めている人たちにおいては、
その会社での意思決定のフローとして、
以下に2つに分類できるフローを辿っていると思っています。

①既に利益を生んでいるビジネス

まず1つ目の分類です。

①既に利益を生んでいるビジネスの場合
 →既存の利益をちゃんと維持し、さらに拡大できるようにする

 →このビジネスの担当の部署やスタッフには、
  まずは今の既存のビジネスを正確にやって欲しい 

  → でないと、利益が減ってしまう。。

こうなってくると、この既存の利益を生む部署に配属されたスタッフには、
仕事をうまくやる能力、
つまりは事務処理能力の高さが求めらます。

ちなみに僕は、この事務処理能力が低いので、
「大企業は本質的なところで自分に合っていなかったのかな」
と解釈しています😅

②新たな利益を産むビジネスを作る

次に、2つ目の分類です。

②新たな利益を産むビジネスを作る
 →当然、大企業でも新たな利益を産むビジネスは必要

 →しかし、”既存のビジネス”とのシナジーが必要

  → 結局、既存ビジネスの部署への根回しや、
   そもそも、そのビジネスを”自社”でやる意義が必要

 →また、新規事業の開発部署がある。
  その部署でなければ、新規ビジネスは出来ない。

  → スタッフに、新たなビジネスを作ることを求めらることが少ない

僕も、大企業に勤めるサラリーマン時代に、
「この新たなビジネスをしたい!」
と上司に提案したことが、何度もあります。

しかし、基本的には全ての意思決定において、
「既存の利益を産んでいるビジネスとの関係性」
が重要になってきます。

この既存ビジネスを踏まえた上での新たなビジネスの意義や、
シナジーなどが議論の中心となります。

その結果、なかなか前に進まないという経験をしてきました。


また、そもそも論として、
「新規事業開発の部署」
がありますよね。

新規ビジネスをやるのは、この部署の仕事だと縦割りで決まっていることも多いと思います。


スタートアップの考え方

端的に言えば、上述した大企業で新たなビジネスをやる際の”足かせ”みたいなものが、全て無くなるイメージです。

では、スタートアップの本質的な考え方について、説明させて頂きます。

これから、利益を産むビジネスを作る

 →儲ける構造自体を作る

 →つまり、まだ何も決まってない

   →決まりきった仕事が無い

 → 既にある既存のビジネスと同じことはやらない
  (既存ビジネスと同じことをやるなら、大企業に行けば良い)

  → 新しく”おもしろい”ことをやることが社会から求められる

A)本質的な大企業との違い

スタートアップ(ベンチャー)の本質的に何をしているか?というと
「儲ける構造をこれから作っていく」
ことだと思っています。

僕がゼロから創業をした経験から、そう思っています。
(ビジョンや理念の話では無いですよ👍
 スタートアップがやっている仕事の本質的な意味合いです)

ここが、大企業との本質的で、且つ決定的な違いと思います。

僕のケースですが、大企業に勤務している頃は、少なくとも、
「新しい利益を産む仕事をして欲しい」
ということは会社から期待はされていませんでした。

新規事業をやる部署は別に存在してますしね。

言い換えれば、スタートアップは、存在そのものが新規事業開発部みたいなものです。


B)新たに仕事を作る仕事

こう言う前提ですので、自ずとスタートアップの仕事の性質は決まってきます。

「既にある仕事をするのではない。
 新たに仕事自体を作る仕事が求められる。」

のが、特徴だと思っています。

故に、大企業のように
「決まったことを上手くやる」
とは、真逆の仕事になります。

良くも悪くも、何も決まっていない状況から始まりますので😅


C)新しく、おもろいことを求められる

既存のビジネスをやるならば、まさにそのビジネスを今現在やっている大企業に就職すれば良い、ということになると思います。

そうでないからこそ、スタートアップには社会的な価値があると思っています。

なので、社会(お客さん、投資家、従業員など)からの期待値としても、
「今世の中に無い、新しく、おもろいことをやってね」
というのが強くあります。

よって、スタートアップで働く人にとっても、新しいく、おもしろいことを求められます。


まとめ

長くなりました🙇‍♂️

要点をまとめると、以下の通りです👍

以上が、僕なりの整理になります👍


さて、話が冒頭に戻ります。

こういった本質的なことが理解出来ていれば、
過去の自分に当てはめて考えてみると、
僕の性格からして、
「最初からスタートアップを創業するか、
 スタートアップに就職した方が良かったんやろな」
と、今になって思います😃


補足

この記事の全般にわたって言えることですが、
そもそも論として、
 ”大企業はこうだ”
とか、
 ”スタートアップはこうだ”
みたいな、大括りには出来ない話だと理解しています。

例えて言うなら、外国の方から
「日本人なら空手うまいよね?」
と思われるようなもので😅

いやいや、日本人にも色々おりまっせ、という話かと思います。

同様に、どの会社にも個性があるので、一括りには出来ないと思います。

そんな中ではあるものの、僕なりの経験値として気付いたことなので、あえて抽象化して、話を展開させて頂いています。

あくまで、僕の実体験ではこうやったという経験に基づく僕なりの解釈であること、ご理解頂ければ幸いです🙇‍♂️



今日も読んで頂いて有難う御座いました😃


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