たつきとブリコラージュ

フランスのリールという街に住んでいます。今は大学院で農業政策(Food politic…

たつきとブリコラージュ

フランスのリールという街に住んでいます。今は大学院で農業政策(Food politics)を専攻しております。写真や動画も撮っておりこちらのブログで同時に現地の様子なども投稿していきます。 メインのテーマは選考している内容と被せながら現地での生活や日本とフランスの比較です。

マガジン

  • ブリコラージュや思想などいろいろ

  • 環境と農業とときどきブリコラージュ

    こちらのマガジンでは主に農業、環境について書かせていただこうと思います。フランスに住んでいるので現地の生活のことや哲学などもシェアしながらゆるく投稿していきます。

  • フランスと海外での大学院生活

最近の記事

ご褒美が簡単に手に入っちゃうことについて考えてみた

お久しぶりですどうもタツキです。 あ〜 ついにコロナにかかっちゃいましてね。色んな方に差し入れやエールのメッセージをもらってなんとか考えられるほどまでには回復しました。 フランスにいた時も周りがコロナでバタバタ倒れていく中自分はなんとか感染しなかったのについにかかっちまいました。 そして自分がコロナにかかってからここ最近いい天気だったり波が良かったりと自分への当てつけのように外の環境はいいようで羨ましいです。 ただすごく自分自身を整えたり考えたり振り返ったりするにはベス

    • 『旅』 バックパックがおしえてくれたもの

      6月半ばでこの暑さ... 全くまいっちゃいますよね。 でもこの暑い季節になるといつも思い出すことがあります。 それはでっかくて重いバックパックを背中に背負い、小さいセカンドバッグを前で背負ってバックパックをしていた学生時代を思い出します。 そこで今回は『旅』とバックパックについて 書かせてもらおうと思います。 ⚠️あくまでも中田樹の個人的見解ですので もし否定的意見や賛同されない方はそれでももちろん構いません。 むしろ新しい意見を欲しいのでコメントよろしく

      • わたくし樹(たつき)と申します

        2022年あけましておめでとうございます。 ちょうど今日で27歳になりました樹(たつき)です。 ぼくの名前「樹(たつき)」の由来は父がどうしても「たつき」 という音で名前をつけたかったらしく、そこで一文字でたつきをあらわす 樹を見つけて、また意味のうえで樹木のような太く大きな人間になってほしいという願いも込みで僕の今の名前につながっているらしいです。 自然のなかで育ったお猿さんたつき田舎で生まれて育った僕はとにかく自然と触れることが好きで秘密基地作りや山の中でおにごっこを

        • 二項対立的な考え方はわかりやすいが...

          白か黒か、お金持ちか貧乏か、綺麗か汚いかなど、ものごとを対照的なふたつのカテゴリーに分けて考えることを一般的には二項対立という。 二項対立の考え方はわかりやすくて非常に短い時間で理解するのに適したカテゴリー分けかもしれんしれないが実際にそこに感情が入ると危険なものになりかねない。 今回はアメリカの心理学会のメンバーのひとりであるJennifer Litnerさんの記事が非常に興味深いのでそちらの要約と個人的な見解について書いていこうと思う。 実際に世界の心理学会のコミュ

        ご褒美が簡単に手に入っちゃうことについて考えてみた

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        • ブリコラージュや思想などいろいろ
          4本
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          16本
        • フランスと海外での大学院生活
          7本

        記事

          開発、援助などの世界目標の達成に向けて、オープンデータをどのように活用するか

          ボンジュール 今回の記事ではあるPodcast を聞いた感想とそのデータの使い道、使われ方を分析しながら書いていこうと思います。 "How open data could spur drive to meet the global goals?" このポッドキャストでは、革新的な方法でデータを収集・利用することで、SDGsの実施とモニタリングの両面で途上国を支援することができると説明しています。Worldwide Web Foundationのアフリカプログラムのディレ

          開発、援助などの世界目標の達成に向けて、オープンデータをどのように活用するか

          無意識に行っていることのアップデート

          みなさん おはようさん ボンジュールさん 今日は曇ったり晴れたり不思議な天気でした。フランスの状況はといいますと一部地域(フランス16県)で3月初めに始まっていたロックダウンをその他の地域にも拡大することになり、4月3日から日用品以外の小売店が営業できなくなりました。自宅から10キロ圏外への移動は、きちんとした理由がない限り禁じられており大学も含め教育期間は5月まで閉鎖となりました。 つまりは再再再ロックダウンになりました。そして自分の体にも徐々に疲れがではじめて今まで全

          無意識に行っていることのアップデート

          都市農業と社会正義

          ボンジュール 久しぶりの投稿になります。修士論文は突破して採用されたのですがそこからまだ手直しがたくさんあり、書き直し再提出、書き直し再提出を繰り返しやっとこさ終了しました。 とはいってもまだ今学期の授業がまだたくさん残っており、全ての論文とレポートを提出し終わる4月後半までは気が抜けません。 noteの投稿がかなり滞っていてので久しぶりに書いてみようと思います。今後はブリコラージュやフランスでの生活もそうですが、農業や環境問題の面でもインプットしたことや気づきなどを書

          都市農業と社会正義

          「遅い、少ない、完璧でないを許さない社会と余白が少ない現代」

          今日は久しぶりの投稿になります。 今日の記事では斎藤幸平さんが書かれた「人新世の資本論」読んで自分が気づいたことや感じたことを中心に書いていこうと思います。この本は知り合いの方から『この本は本当におすすめ』と勧めていただいて読みはじめました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B08L2XMQKX/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 そして自分のなかでの「資本主義」や「競争社会」へのもやもやへの

          「遅い、少ない、完璧でないを許さない社会と余白が少ない現代」

          「教える」 「伝える」ことの難しさと大切さ

          皆さん!ボンジュール! ようやく口頭試問が終わり修士論文のプロジェクトが全体を通して終了ました。今年が大学院最後の年で、3学期目のこの3ヶ月は本当に怒涛の期間でした。 前回の記事で論文のことについては少し触れたので、今日は僕が普段携わらせていただいているまた別のことについて記事を書いていきたいと思います。 僕は、普段はFood Politics を大学で学んでいる研究生ですが、週末は日本人学校で中学生クラスの教師として働かせてもらっています。毎週末の授業では新しい発見ばか

          「教える」 「伝える」ことの難しさと大切さ

          深み×ヒト×アイデンティー

          ボンジュール ※冒頭の犬は彼女が飼っている犬です。だいして「考えるイヌ」 最近自分のアイデンティティーってなんなのだろうかと考る場面が増えました。別に全く病んでいるわけではなく、修論が終わり、冬季のバカンスに入ってから自分の時間が比較的増え、自分と向き合える時間を比較的つくることができたからです。 Zoomでのミーティングや友達とのオンラインでの会話のときなど決まって耳にする言葉があります。 それは「いまフランスだっけ?」「フランスのコロナの状況はどう?」「フランスはい

          深み×ヒト×アイデンティー

          2020年の振り返り

          去年の9月から新しいフィールドに飛び込んでからというもの ここまで長いようで本当にあっという間だった。「光陰矢の如し」とはこのことで毎月世界の状況が変わり、自分の置かれている立場も変わり、そして毎日インプットすることが多くなった。 今までの留学や仕事の時間を全て含めるとするとフランスで過ごす時間も約4年になりクリスマスと年末は2018年から3年連続でリール(フランスの北部の街)におり今年の年末も年越し蕎麦の代わりに乾燥したソーセージとシャンパンを飲みながら家でゆっくりと年を越

          2020年の振り返り

          ブリコラージュからみる文化の発展の違いと連続性

          Bonjour ボンジュール! リール(フランス北部の都市)は本格的に寒くなってきました。 ロックダウンが解除になり夜の外出禁止令はありますが窓から見る限り街にはひとひとひと。 「ロックダウン」→「ロックダウン解除」→「ロックダウン」を繰り返し、世間ではこの国(フランス)ではロックダウンは意味がないのではないか」とも言われています。実際にロックダウンの効果はあまり見えず、むしろそれによるストレスが原因でストライキや暴動の勢いがよりいっそう増しています。夏のロックダウン解除の

          ブリコラージュからみる文化の発展の違いと連続性

          久しぶりの投稿 ~フランスの今と混沌としたコロナ禍での状況~

          ボンジュール みなさんお久しぶりです。ブログを読んでくださっていた方は長い期間空いてしまってすいませんでした。コロナで日本に帰国してからフランスに帰ってくるときにビザやコロナの検査などでバタバタ。。 こっちに戻ってきてからも住居やまた再手続きなどの件でバタバタ。。 そして本日の朝に無事に提出し終えた大学院の修士論文に集中していたのでバタバタ。。。 なんやかんやで時間が早く過ぎて、最後の1週間はほぼ毎日睡眠時間平均3時間という追い込みをしてなんとか提出できました。(体に

          久しぶりの投稿 ~フランスの今と混沌としたコロナ禍での状況~

          フードロス 〜食料廃棄を考える〜

          ボンジュール! めちゃくちゃ久しぶりの投稿になります。 いままでアウトプットを多くしてきたぶんオフラインにすることがほとんどなかったので少しいい機会だと思い、SNSの投稿をおやすみして、できる限り家族との日本での時間を優先していました。また初心にかえる良い機会でもあり全体的に生活リズムのペースを落としていました。 4月に帰国してから実家にいるのですが、街中にいくことは極力避け、基本的にはオンラインで情報のインプットと大学の修士論文の取り組みは継続しておりました。  生

          フードロス 〜食料廃棄を考える〜

          一時帰国しました!『YinとYangの必要性』

          Bonjour !  お久しぶりです!大変な時期ですが日本にも徐々に明るい兆しが見えてきていつもどおりの風景や生活が戻ってきそうですね! 報告が遅れましたが4月の2日に実は帰国をしていました。遡ること3月の後半、フランスの大統領が2週間に1回のペースで緊急事態宣言後『国民へのスピーチと新たに設ける制限』を発表しておりついにフランスで2番目に大きいオルリー空港を4月前半に閉鎖する宣言を出しました。ずっとこの夏はフランスにいる予定でしたが実際に家族や仲の良い友達や恩師の方々に相

          一時帰国しました!『YinとYangの必要性』

          里山資本主義(藻谷浩介さん著書)における『マネー資本主義』と『SNS(YoutubeやInstagramなど)におけるいいね/登録者数資本主義』との類似と比較

          今回の記事は読書感想文ではありませんが 最近読んだ本の中で特にガツんと衝撃をうけた藻谷浩介さん著書「里山資本主義日本経済は『安心の原理』で動く」 を読んでから感じたこと、そして里山資本主義の対となる言葉としてあげられていた『マネー資本主義』にふれながら 現在のSNSにおける『いいねの数』『登録者の数』への個人的に思う疑問を書いていこうと思います。 まず「里山資本主義日本経済は『安心の原理』で動く」の本についてですが現代の日本における産業的農業、または工業的農業 について様々

          里山資本主義(藻谷浩介さん著書)における『マネー資本主義』と『SNS(YoutubeやInstagramなど)におけるいいね/登録者数資本主義』との類似と比較