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2020年の振り返り

去年の9月から新しいフィールドに飛び込んでからというもの
ここまで長いようで本当にあっという間だった。「光陰矢の如し」とはこのことで毎月世界の状況が変わり、自分の置かれている立場も変わり、そして毎日インプットすることが多くなった。
今までの留学や仕事の時間を全て含めるとするとフランスで過ごす時間も約4年になりクリスマスと年末は2018年から3年連続でリール(フランスの北部の街)におり今年の年末も年越し蕎麦の代わりに乾燥したソーセージとシャンパンを飲みながら家でゆっくりと年を越す。


さて2020年を時系列順にまとめると プライベート(P)とアカデミック(A)にわけると

1月
P:人生ではじめてアルプスの山に行く、たつき感動する。
A:個人としてはドイツの提携校にある 環境政策Laboで研究発表と会議。

2月
P:コロナウイルスが流行だし日常品が店頭からなくなり、国全体のマスクが欠品する、たつき焦る。
A:コロナ禍でのEUのFood sovereignty とトレードについて学ぶ。


3月
P:コロナがフランスで本格的に流行し、政府がロックダウンと国境封鎖を宣言、たつき大人しくする。
A:Foodwaste, Foodloss (食品ロス)について本格的に自分の研究をすすめる。


4月
P:たつき日本に早期帰国をし2週間ホテルに待機し身を隠す、PCRの結果が陰性で安心する
A:自粛中に日本の農業者さんや生産者にオンラインでインタビューをしてフィールドワークの調査開始(修論用)。

5月
P:実家に帰り全くストライキがない日本とフランスとの大きな違いやコロナが与える影響において他国との違いにびっくりする。
A:1年目すべての論文を書き終えてようやく完成、実家の空きスペースにてプチ開墾をし自然農法を実験。

6月
P:Kajukenbo 兼 MMAジムに通い出す。KAJUKENBOの哲学に魅力を受ける。
A:7月〜8月に行う消費者、農業者さんに対して行うインタビューに向けて準備とアポ取り。

7月
P:免許を合宿にて取ることに成功!運転は楽しいがそこまでセンスが自分にはないと気づく。
A:地元の小売店やコンビニの店長さんとのインタビューを通して食品ロスに関して多くの知識と実態を学ぶ。

8月
P:地元の英会話スクールのキッズクラスにてアシスタントをさせてもらう。教えることの難しさを知るが
それと同時に楽しさとやるがいに気づく。「教えるって楽しい」と初めて思えた瞬間であった。
インターン生として循環型経済の会社でも働かせてもらい多くのことを「循環型」についてインプットする。
A:読んで読んで読んで。アクティブに理解しながら本、論文を読む能力がつきはじめる(自己評価)。

9月
P:フランスへ帰るためにビザの手続きを8月にしたがなかなか降りず、そして帰国便を乗る予定だった空港でも問題が発生、たつき焦る。
しかし無事にフランスに着き最終学年としてラボでの研究再度開始。
A:質的、量的の調査をつくりアンケートと合わせて聞き取り調査の作成をする。大学の授業と並行して収集したデータをもとに論文を書き始める。

10月
P:フランスではコロナの第二波が流行しだしてバーやレストランが閉まりストライキ、暴動が起こる。
9月の後半からアルバイトとして日本人学校で講師として働かせてもらうことなり担任を持つ、たつき先生になる。
A:アンケートのデータ収集と分析、考察を終え論文の最終段階に入る。ゲーミフィケーションとナッジ理論について新しく学ぶ。

11月
P:夜の外出禁止→ロックダウンになるが2回目ということもあり警察の取り締まりや規制が緩まる傾向になる。
その背景にはテロ、白人警察による黒人への暴行事件、Black lives matterなどが背景にありパリや南仏に多く警官を派遣したことと重なり
ローカル地方や、フランス北部での民間の取り締まりはかなりゆるいものとなる→結果ロックダウンの効力がダウン。
A:11月の2週目、3週目は寝た時間が1日2時間〜3時間で本当に良い生活ではなかった。だが論文は乗り切った。
まああれをする体力と気力はさすがに自分にはなかった。もっと力をつけなければ!

12月
P:クリスマスシーズンに向けて期間限定での(予想)ロックダウンを解除を宣言。
イギリスやドイツなど近隣諸国とは真逆の政策をとり国民も疑問を抱くがクリスマスという伝統的文化のせいで
コロナの恐怖がどこかにいったかのように窓から見える街にはひとひとひと。。。 たつき焦る。
A:Gamification を使ったSDGsと気候変動問題のsimulation gameを授業の中で行い、SDGsのなかの食、農業、気候変動について
1ヶ月通してラボのグループで議論と研究発表を行った。たつきやりきった。



ざっと1年間を総括するとこのような感じである。
繰り返しになりますが本当に全てが高速で進んで行き毎日高速道路に乗っている感覚であった。
この感覚を忘れないためにオンとオフ、そして自己管理能力をさらに高める必要があると感じた。

この激動の2020年たくさんの人に会って(オンラインがほとんど)たくさんのことを学ばせてもらった。
この場を借りて助けてくださったみなさまにとにかく感謝をしたい。1年間ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。

2021年の抱負についてはまた新しい記事でアップする予定。
近況をできるだけアップデートしていき自分を高めていく。

いつかみなさんに恩返しができるように。


それでは良いお年を。
Bonne année et bonne santé


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