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「働きたい街」と「住みたい街」

column vol.1066

明日は当社社内で、事務所移転パーティーが行われます。

(ごくごく内輪で)

6月2日から今のオフィスで働き、気がつくともう2ヵ月

あっという間に月日が経っていますが、移転した頃、見つけてそのままにしていた記事があります。

それは「活気ある街ランキング」の記事。

〈Diamond online / 2023年6月16日〉 ※無料会員記事

こちらは東京商工リサーチの調査をもとに順位が決定されています。

まずは「活性度ランキング」から。

(1)新設法人数(2)新設法人率(不動産企業総数に占める新設法人数)(3)新陳代謝率(倒産、休廃業・解散に対する新設法人の割合)(4)2019年から2022年の新設法人数増減率(5)エリア別の1企業当たりの世帯数(6)2020年1月から2023年1月の公示地価増減率を市区ごとに算出し、エリア別「活性度ポイント」を算出。

1位に輝いた街は一体どこなのでしょうか?

さらに地方の注目エリアなども含めてご紹介したいと思います。


穴場は「北海道札幌市」

早速「活性度ランキング」から見ていきましょう。

1位「東京都港区」で67.8ポイント。

さすが華の港区です。

新設法人数についてコロナ禍前の2019年比で17.1%減少したものの、その数は556社と他を圧倒しています。

そして、2位「東京都千代田区」3位「東京都中央区」が続くなど都心3区の強さが浮き彫りになっております。

「丸の内(千代田区)で働きたい!」と明言する方もいるように、この3区で働くことをステータスだと考えている人も多いのです。

東京以外で順位が高いのが福岡市

4位「中央区」を始め、6位「博多区」15位「南区」がランクイン。

同市は「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」などの大規模再開発計画高層ビル大型商業施設タワーマンションの建設が相次いでいます。

そして、何より企業誘致にも積極的な姿勢を見せているのです。

私が住む神奈川県からも「相模原市緑区」9位に輝きました。

相模原市と言えば何といっても2027年度完成の「リニア新幹線」でしょう。

橋本駅周辺は年々盛り上がっています😊

ちなみに、私のザ・ホームタウンである神奈川県「横浜市」が躍動しているランキングがあります。

それが「新設法人増減率ランキング」です。

こちらは新設法人数を2022年と2019年で比較した増減率で決定されます。

1位「栄区」、そして3位「磯子区」がランクインしています。

ちなみに、磯子区美空ひばりさんゆずのお二人が生まれ育った街として有名です。

最後に「公示地価変動率ランキング」を押さえて、このブロックを締め括りたいと思います。

トップ10を見ていただけると分かる通り、3位「福岡県福岡市博多区」以外を「北海道札幌市」が独占しております。

突出した公示地価上昇率の高さが目立つ一方、不動産業の新設法人数は減少したエリアが多く、「活性度」総合ランキングでは上位15までにランクインはありませんでした。

しかし、再開発や企業誘致の動きは活発でして、将来的な人口増加への期待感から、周辺エリアが不動産会社にとって“穴場”エリアになる可能性は高いと見られているのです。

「長寿の街」1位は川崎市麻生区

一方、「住みたい街」ということで言えば、今年の5月に「全国の市区町村別の2020年の平均寿命」厚生労働省から公表されました。

〈日本経済新聞 / 2023年5月13日〉

【女性トップ5】
1位 神奈川県川崎市麻生区 89.2歳
2位 熊本県益城町 89.0歳
3位 長野県高森町 89.0歳
4位 滋賀県草津市 89.0歳
5位 兵庫県芦屋市 88.9歳

【男性トップ5
1位 神奈川県川崎市麻生区 84.0歳
2位 神奈川県横浜市青葉区で83.9歳
3位 長野県宮田村 83.4歳
4位 愛知県日進市 83.4歳
5位 京都府木津川市 83.3歳

「あれ?女性の2位〜4位は89.0歳で並んでいるのでは?」と思われたはずですが、小数点以下第2位を四捨五入して公表しているため。

つまり、相当僅差であるということです。

「川崎市麻生区」は横浜市民としては馴染みの場所ですが、共交通機関や商業施設が充実し、歩きやすい環境なのが一因でしょう。

また、自然が豊かな所でもあるので都会と自然が混じり合っているところが大きいのです。

そういう意味では男性2位「横浜市青葉区」も同じです。

「青葉台駅」「あさみ野駅」など田園都市線が走っており、都心にアクセスしやすい環境でありつつ、街路樹が多い街

そして、体を動かすのに最適な公園が市内トップの233ヵ所あることや医療・介護施設が充実し、近隣にあることなども平均寿命を押し上げた要因として挙げられるでしょう。

横浜は青葉区のみならず、過ごしやすい街ですので、移住先をご検討されている方には激推ししたい街なのです😊

世界の住みたい都市1位は「ウィーン」

ちなみに「住む」という視点でいえば、イギリスの政治経済誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」による、2023年の「最も住みやすい都市」ランキングも発表されましたね。

〈やまとごころ.jp / 2023年7月7日〉

1位に輝いたのは「ウィーン」

昨年に引き続き2連覇を達成いたしました。

この調査は、世界の173都市を対象に、安定性、医療、教育、文化・環境、インフラの5項目を数値化し、住みやすさを評価。

ウィーンの魅力は安定性優れたインフラ充実した教育・医療サービス豊富な文化娯楽の機会などに支えられています。

評価スコアの内訳は

●安定性 100
●医療 100
●教育 100
●インフラ 100
●文化・環境 93.5

超ハイスコア

大きなスポーツイベントが比較的少ないことが数少ない欠点として挙げられていたそうです。

それは2位「コペンハーゲン」も同じ。

そして、注目すべきは10位「大阪」でしょう。

日本で、そしてアジアで唯一のランクインとなりました。

ちなみに内訳は以下の通り。

安定性 100
医療 100
教育 100
文化・環境 86.8
インフラ 96.4

「文化・環境」がトップ10の都市では最も低く、ここが今回の調査では仇となりましたが、逆に言えばここが「伸びしろ」

いつの日か、大阪が天下を獲る日もくるやもしれませんね。

ということで「働きたい街」「住みたい街」の話、いかがだったでしょうか?

とはいえ、住めば都

ランクインしていなくても魅力的な街はいっぱいあるでしょう。

ちなみに、当社の移転先の中目黒は良いところですよ。

駅から目黒川を通って10分ぐらいなのですが、春の桜が楽しみですし、美味しいお店も多い。

また、代官山蔦屋書店も比較的近いところが気に入っています😊

それでは、また明日。

皆さんのお気に入りの街で、良い夜をお過ごしくださいませ。

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