「良い努力」のつくり方
column vol.322
ありがいことに本日、明日と講演が続きます。
去年まで自分が講演するなんて想像もしませんでしたが、5月の講演も含めて今年入って3本目。この後もチラホラと講演の予定が入っております。
内容は時代潮流や、生活者の変化、マーケティングなどになりますが、講演ができるようになった大きな要因は当社で毎週火曜日に行う時流分析会議に3年前から参加するようになったことです。
当社代表で、マーケティングコンサルタントの谷口社長に徹底的に鍛えられました。
そして、noteです。
一昨年、お話しした「IOKサイクル」を回し、自分の考えを披露するということが体質化されました。
しかし、それが努力の積み重ねだったかというと、実はそんなことはなく、時に情けないほどマイペースに日々を送っておりました。
少なくとも努力したとはおこがましくて言えません…(汗)
では、自分が歩んで来た日々とは一体何だったのか?今日はそれについてお話ししたいと思います。
努力の一歩は「諦めないこと」
成功者の共通点を見ていくと、その1つに「しつこさ」が挙げられるようです。
〈PRESIDENT Online / 2021年6月6日〉
スティーブ・ジョブズさんは
「成功と失敗の一番の違いは、途中であきらめるかどうか」
ジェフ・ベゾスさんは
「発明して、着手して、また発明して、もう一度着手して、やり直して、同じことをまた繰り返す。これを何度も行うのです。作り手は、成功への道は直線ではないとわかっています」
イーロン・マスクさんは
「根気強さはとても重要だ。あきらめることを強いられない限り、あなたはあきらめるべきではない」
といった発言をしています。
他にも、ビル・ゲイツさんは
「私は物事をとことん突き詰めるのが好きなんだ。そうすれば、たいてい良い結果が出るから」
そして、孫正義さんは
「しつこくしつこく考えて完成度を上げる」
といったように、しつこさ(根気強さ)の重要性についてお話しされています。
私の場合、諦めそうな時は『スラムダンク』の安西先生の
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
という言葉が頭に浮かびます。しかし、私は凡人なのでよく諦めてしまいます(笑)。
いかに「努力」から離れるか
「努力する人は、夢中な人に勝てない」
ビビッドガーデン(食べチョク)代表取締役社長、秋元里奈さんの名言です。
しかし、自分が夢中になれているかというと……、?という感じです…(汗)。
ただ、思い返すとどこか努力から離れようとしてきたような気がします。自分で「努力している」と思う時ほど、折れかかっている時です。
つまり、無理をしてる。そういう時は心がささくれ立っています。
そんな時、今回のプレジデントオンラインの記事で目の前が開けました。
ある営業担当が難攻不落と噂される大手企業の社長に営業をかけた時の話。
当然、何度も行っても会ってくれません。
そこで、毎回置いておく名刺に「いつもありがとうございます」「いつもご不在のときにすみません」などなど、短い言葉を添えたそうです。
すると、2年後ついに向こうから連絡が来たそうです。
この話は努力と根気の賜物と見ますが、当の本人はあまりそうは思わなかったそうです。
自分でもできることをただ続けただけ。むしろ、自分では努力に感じないことで継続する方法を仕組み化したことが、成功の要因だったとのことです。
良い努力は「小さなことの積み重ね」
努力(無理をする)では続かない。それよりも続けられることを積み重ねていく。
それがたとえ小さくても、いつかは山になる。そんなイメージでしょうか?
そう思うと、イチローさんの名言もより深く心に刺さってきます。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
私がここ数年行ってきたことはまさに小さな積み重ねで、だからこそ途中で折れなかったのだと思います。
今まで努力という言葉が好きな割に、ちゃんと努力に向き合えてなかったと内省していただけに、とても明るい気持ちになりました。
ということで、明日の講演資料の最後の仕上げに向かいたいと思います!
明日講演が終わったら、ゆっくりお酒でも飲みたいです。
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