懐かしのマンガが凄いことになっている話
column vol.256
本日は、4月1日。
4月1日といえば、最後に「ル」がつく、あの日ですね。
そうです、皆さまご存知の「キン肉スグル」の誕生日です。
〈アニメ!アニメ! / 2021年4月1日〉
現在、キン肉マン公式オンラインストア「KIN29SHOP online」で「キン肉マン生誕祭2021」が開催されており、「幼少期」姿のキン肉マンのフィギュアや、スグルや運命の王子たちを描いたKMAの新作Tシャツの限定カラーなどが販売されています。
私が子供の頃からあるマンガが未だに人気です。
今回は私にとって懐かしのマンガが世間を賑わしている記事が多かったので、そちらをチラリとご紹介いたします。
「一番面白いと思う漫画」ランキング
昨年は『鬼滅の刃』が世を席巻しましたが、懐かしのマンガの中にも数え切れない名作があります。
ちなみに、どのマンガが一番面白いのか?
そんな誰もが一度は考えたことのある疑問を、サブカルチャーの情報サイト「ふたまん+」が、国内で発行部数1億を超える17作品の中で「一番面白いと思う漫画」についてリサーチ。
10代から40代の男女200人が、国民的漫画の中から1作品を選びました。
〈ふたまん+ / 2021年3月31日〉
まず、第3位となったのがバスケ漫画の『SLAM DUNK』。
私は学生時代バスケ部だったのですが、当時一大ブームが巻き起こっていました。みんな登場キャラクターから影響を受けていて、よくプレーをマネしたものです。
その中でも、Bくんはとても影響されやすい人で、『少年ジャンプ』で宮城リョータが活躍した週はカットインの練習、三井寿が活躍した週は3Pシュートを練習するなど、活躍する登場人物に合わせて毎週プレイスタイルが変わるほどでした。
スラムダンクを1位に挙げる人は多いのではないでしょうか。
続いて、2位は『ONE PIECE』。こちらも名作ですが、1997年スタートなので、私は大人になっていました。
そして、輝く第1位は『ドラゴンボール』でした!
ドラゴンボールが連載されていた80年代、90年代はまさにジャンプ黄金期。本当に面白い作品が世に溢れており、この頃の作品が今の世に与える影響力は計り知れません。
本当に凄い時代でした。
マンガの中の懐かし光景が現実に
まずは、コチラの絵を見ていただきたいと思います。
ほとんどの方が分かるのではないでしょうか?そうです、ドラえもんに出てくる空き地のシーンです。
この「国民的空き地」が、何と現実になりました。
しかも、どこでもドア付きです。
〈Jタウンネット / 2021年3月31日〉
手がけたのは茨城県にあるリフォーム会社の「水屋」。
代表の高橋詠二さんによると、遠足が中止になったり、運動会が中止になったり、自粛で外にも遊びにいけなかったり、コロナの影響で楽しみを奪われてしまった子どもたちを想って作り上げたそうです。
子どもたちだけではなく、ドラえもんで育った私たち大人も、ほっこり嬉しい気持ちになりますね。
あの名門大学に日本一の「マンガ図書館」が誕生
私が子どもの頃は、「マンガばかり読んでいるとバカになる」と学校の先生によく注意されたものでした。
ところが今は、日本でも関東屈指の名門私学、「明治大学」に日本一のマンガ図書館が誕生したようです。
〈東京新聞 / 2021年3月29日〉
同校では、もともとマンガやアニメ、ゲームの研究拠点を作る構想があって、都内2ヵ所のキャンパスにそれぞれマンガ図書館がありましたが、駿河台キャンパスに集約。
その数、なんと41万点です…(驚)。
私が注目したのはマンガ雑誌のバックナンバーの充実さです。ジャンプ、サンデー、なかよし…などなど、漫画喫茶で単行本を読むことができても、マンガ雑誌のバックナンバーは読むことはなかなかできません。
見てください、この懐かしのバックナンバーの数々を!
まさに、私が子ども時代のバックナンバーが揃っています。
国際日本学部の森川嘉一郎准教授は
「日本のマンガはディズニーのような幅広い家族層向けとは違う。読み手の年齢や性別、職業などをはっきり意識して書かれた。その時代に何が流行し、読者の心にどう刺さってきたか。子どもらが欲してきたことの変化を細やかに記録し、読者層や価値観の変化を表した現代史の歴史資料なんです」
と語っておりますが、確かに時代の推移を学べるというのは同感です。
改めて昔のマンガ作品を読むと、今の時代とのギャップを感じることがあります。
生活者のインサイトの移り変わりと不変のエッセンスを読み解くためにマンガを教本にする。アカデミックな視点で作品を眺めれば、学ぶことは多いかと思います。
まさに「マンガを読むと頭が良くなる」時代に変わっているのでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?