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見習いたい「タモリ学」2

column vol.611

先ほど2800フォロワー達成のご報告をさせていただきましたが、本日は仕事で反省することが多く、どちらかといえばヘコんでいます…(汗)

とはいえ、どちらかというと内省しやすいタイプなので、いつもと言えばいつもなのですが(笑)

そんな時、思い浮かべるのがタモリさんです。

昨年、【見習いたいタモリ学】というタイトルで、タモリさんへのリスペクトを書き綴りましたが、心傷ついた時ほどタモリさんの哲学は胸に染み渡ります

その哲学とは「反省しない」という考え方です。

〈PRESIDENT ONLINE / 2022年3月21日〉

反省しないは「切り替え力」

普通は上手くいかないと引きずる。

しかし、明石家さんまさんはタモリさんに対してこう語ります。

普通、前のコーナーがウケないと我々お笑い芸人は引きずるんですよ。次のコーナーに入った時も汗かいて、『あかんかったなー』って取り返そうとするんですけど、タモリさんは取り返そうとしない(笑)。

それを踏まえた上で、さんまさんは「あの切り替え力があるからこそ、『笑っていいとも!という長寿番組が続いた』と評しているのです。

タモリさん自身も

「ダメ出し、やりませんね。もうダメ出ししたらキリがないですからね。終わったものは仕方がない」
「反省なんかしません。反省なんかしたら毎日やっていけませんよ。悪いこといっぱいあるんだもの」

そんな話を事あるごとに語っていたそうです。

そして、次の言葉にハッとさせられます。

「反省と一口に言っても、勝手に自分だけが悪いと思っている場合があるからね。そこでもう一回、その反省をもとにして、同じ状況に立って、こうすれば良かったと思ったことを再びやった時に、それがその場にそぐうかそぐわないかは、また疑問だからね」

確かに…そうかもしれません…。

実は最近、「過去に戻ったら〜」と考えなくなってきているかもしれません。

若い頃は、よく「子どもの頃に戻ったら〜」など、後悔から過去を振り返ることがありましたが、最近は、たとえ戻ったとしても上手くやれるかなぁ?と思う節もあります(笑)

「執着しない」スタンス

もう一つ、タモリさんの話で考えさせられた話があります。

それは、笑福亭鶴瓶さんが伊豆にあるタモリさんの別荘に招待された時のこと。

その別荘には古い木が10本立っていて、その木が好きで購入したそうです。

しかし、鶴瓶さんが訪れた時には、その木が全て切られ、切り株となっていたそうです…。

その理由は、タモリさんが鶴瓶さんを招待するにあたり、枝を手入れしてもらうつもりで「木、切っておいて」と管理人に連絡をしたら、管理人は間違って解釈をし、10本全て切り倒してしまったとのこと…。

さぞ、タモリさんは怒っているに違いないと鶴瓶さんは思ったそうですが、タモリさんは「切っちゃったもんは、しょうがない」と執着しない。

それどころか、「キチンと説明しない自分が悪かった」と逆に鶴瓶さんをなだめたそうです。

再び反省することに話を戻すと、反省するというのは「執着」すること。

この話を聞くと、もしかしたら内省している自分少し欲深くなっているのかもしれないと思うのです。

等身大だからこそ上手くいく

よく緊張「自分の期待への表れ」であると聞きます。

「自分を高く見積もる」ほど緊張感は増すそうです。

それを聞いて以来、なかなか緊張できなくなりました(笑)

恐らく、反省もそうなのだと思います。

自分への期待の高さの表れ

そう考えると、良い意味で「まぁまぁ、そんなに大した人間ではないしな」と気が静まります。

とはいえ、向上したい気持ちは消すこともできません。

タモリさんはきっと「向上心?そんなものは要りません」と言うかもしれませんが…、私はまだその域には達していないので、そこは「反省」2つに分けて考えたいと思います。

過去志向の反省と、未来志向の反省

過去は取り戻せない分、考えてもヘコむだけです。

一方、次どうしたらいいかを考えることは、いくらでも良い方向に持っていける(…はず)。

つまり、「今度こそ上手くいくようにする」とアレコレ考えるとワクワクする。

要は、反省によってマイナスの気持ちにならなければ良いということです。

そんなことを考えたら、気持ちが上がってきました(笑)

少なくても自分にとっては、それが今のところ合っている考え方のようです。

ということで、明日からも仕事をがんばります。

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