マーケティング的「冬休み」の始め方
column vol.519
今日から冬休みです。
というわけで、仕事モードは置いておいて、私の冬休みの予定でもお話ししたい気分なのですが、生憎、それを聞きたいという方はいらっしゃらないと思いますので…、、、あくまでもマーケター視点で重要だなと思ったトピックスをお届けしたいと思います。
ちなみに、池家の初日は大掃除から始まります。
スタートしたのが朝の9時30分。家中を掃除し、終わったのが15時30分。昼ご飯以外は休みなくひたすら家をピカピカにした結果、完全に燃え尽きています…(笑)
皆さまも大掃除は大変だとは思いますが、今注目されているお掃除職人がいらっしゃるので、まずはその方のご紹介からさせていただきます。
35年間の裏方が表舞台で活躍
その方とは、YouTubeで活躍するお掃除職人きよきよさんです。
〈お掃除職人きよきよYouTubeチャンネル〉
きよきよさんはハウスクリーニング、ビルの清掃、ショッピングセンターの清掃など、さまざまな場所でのお掃除を35年間経験してきたお掃除のプロ。
長年培ったノウハウを広めようと、2016年にYouTubeチャンネルを開設。
最初は清掃業の方に多く視聴されていたそうですが、次第にプロの技術を学びたい一般の視聴者が増えていき、今では何と登録者数が21.5万人!
総再生回数は2,400万回を超えるそうです(2021年11月現在)。
さらには『やみつき掃除術 市販洗剤4本で感動的に汚れが落ちて家じゅう試したくなる!』という本も出していらっしゃいます。
日常のお困り汚れを、簡単にキレイにするプロ・テクニックを分かりやすく解説。人気が急上昇しております。
先日書いた【「かるみ」が「自信」を育む】でもお伝えしましたが、本業のノウハウをしっかりと棚卸し(整理)して、それを誰でも興味深く分かりやすく教えられるまでに落とし込むと、それが大きなビジネスチャンスになるという話の典型ですね。
きよきよさんの主戦場はYouTubeですが、noterにも勇気を与える事例なのではないでしょうか。
ちなみに、さまざまなメディアでも引っ張りだこなのですが、一例としてミモレの記事を共有させていただきます。
〈mi-mollet / 2021年12月19日〉
これから大掃除の方は、ノウハウを獲得する上でもぜひご覧くださいませ。
「オミクロン」の最新見解
冬休みの楽しい気分を台無しにしようとしているオミクロンですが、東京大学や北海道大学などの研究による最新見解が昨日報道されました。
〈テレ朝NEWS / 2021年12月27日〉
概ね今までの予測と同じだったのですが、オミクロンの伝播力がデルタと比べ、非常に強いことが分かりました。
東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授は
「オミクロン株は、南アフリカではデルタ株の3倍、イギリスではデルタ株の5倍くらい流行しやすいという結果が出た。流行しやすいのは間違いない」
と語ります。
一方、オミクロンの病原性が、他の株と比べて弱いというのも予想通りだったようで、北海道大学大学院・福原崇介教授は
「体重減少、肺機能検査、病理の検査、全てから言えると結論付けた」
と言及。
さらに、呼吸機能についても、ハムスターを使った実験では酸素飽和度が急激に減少するデルタに比べてオミクロンは少し下がった程度で、呼吸機能が“ある程度”保たれているということが判明したそうです。
とはいえ、ハムスターでも肺炎は起きているらしく、ただの風邪と同じように考えるのは非常に危険とのこと。
感染者数もじわじわと増えていることから、ここで感染爆発を抑えるためにも、感染予防の徹底はしておきたいところですね。
初日だけで10億超の大ヒット映画
楽しい旅行はまだちょっとしにくい状況の中、エンタメは楽しみたいところです。
映画鑑賞もその一つかと思いますが、「劇場版 呪術廻戦 0」が爆発的大ヒットを記録しています。
〈映画.com / 2021年12月27日〉
3日間の興収総計は26億9,412万8,150円、動員数は190万8,053人。初日だけでも10億超というロケットスタートを見せています。
私のクライアントの中にも映画館がテナントに入っている商業施設は、特にレストラン&カフェへの多大なる波及効果が生まれています。
他にも、この冬は『ミニオンズ フィーバー』や『ブルーサーマル』など、注目の映画が目白押しです。
ちなみにですが、個人的には今一番見に行きたい映画は『偶然と想像』です。
〈『偶然と想像』オフィシャルWebサイト〉
監督は村上春樹さんの小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』でメガホンを取った滝口竜介さん。
3つの短編から成る作品で、全て「偶然」をテーマに描かれているとのこと。軽快かつ、ユーモア溢れるエリック・ロメールのような映画だという触れ込みがあり、興味を持ちました。
『ドライブ・マイ・カー』は3時間という長さが感じられないような心地よい構成やテンポに舌を巻いたので、今作も非常に楽しみです。
冬休みの「家事」を減らす新事業
とはいえ、冬休みなくお仕事されている方も多くいらっしゃると思います。
そのような中、冬休みの間、児童クラブを利用する共働き家庭などの家事の負担を減らそうと札幌市は、子どもたちに昼食を有償で提供する事業を試験的に始めました。
〈NHK / 2021年12月25日〉
12月27日から1月10日までの期間中、市内にある、あわせて20の児童クラブで、お弁当を提供。
対象の児童クラブごとに定められた3日間、1食につき350円を支払うと、栄養バランスなどを考えてつくられた委託業者のお弁当が提供されるということです。
市が児童クラブで行ったアンケートでは、保護者のうち8割が、昼食の提供があれば利用したいと回答したということで、今回の試験事業を踏まえ、本格的な実施を検討したいと考えていらっしゃるそうです。
次は冬休みより長い夏休みがやってきます。
お子さんの長期休み期間中は、専業主婦の方でも家事は大変になります。
働く方の一助にこのような取り組みが広がっていくと良いですね。
人それぞれの年末年始が待っていると思いますが、それぞれが少しでも楽しめると良いですね。
私は冬休みの最大の難関を突破したので、このあとは新年に向けての仕事の準備はしつつも、なるべくゆるりと過ごしたいと思います。
それでは、また明日。本日も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
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