心を整えて、いい仕事を生む
column vol.390
昨夜は久しぶりにクーラーを入れずに寝たのですが、打ち付ける雨の心地良さもあって、久しぶりにどっぷり眠り込んでしまいました。
今日は仕事や英会話、資格更新の講義(オンライン)など盛りだくさんの一日だったので、早起きしなければならなかったのですが、予定よりも2時間も多く眠り込んでしまいました…(汗)
ヤバい…と焦る一方で、どっぷり寝たことで、久しぶりに脳がクリアになっている感覚もあります。
日々24時間の中に物事を詰め込んで生きており、脳の疲労がとれずにいるのですが、スッキリすると当たり前ですが休息の大切さを感じます。
何よりも心が快い。
ストレスからの解放の重要性を改めて体感した本日は「心を整える」というテーマで書き綴りたいと思います。
「空間音響」と「自然音」は外せないキーワード
雨音にすっかり癒された私が今注目しているのが「空間音響」と「自然音」です。
学術誌・米国科学アカデミー紀要で2021年4月6日に掲載された論文「A synthesis of health benefits of natural sounds and their distribution in national parks」では、自然音が人体に多大なる影響を与えていることを指摘しています。
〈AMP / 2021年7月7日〉
例えば、小鳥のさえずりはストレス軽減で最も効果があり、せせらぎなどの水の音は、気分を高揚させたり、メンタルヘルスの向上に影響。
カナダ・リジャイナ大学の研究でも人間は5分だけでも自然の中に身を置くことで、前向きな感情が高まる傾向があると結論づけています。
こういった研究結果もあって、2021年以降の音声トレンドの1つとして注目されているのが「Spatial Audio(空間オーディオ)」と呼ばれる分野です。
アップルは今年5月にアップル・ミュージックサブスクリプションで、Dolby Atmosによるロスレスストリーミングと空間オーディオを導入することを発表。
Dolby Atmosとは、立体的に音を記録する方式のこと。
アップルミュージックでは、この方式で記録された音源をAirPodsやBeatsヘッドホンで立体的に聴くことが可能になります。
つまり、より心地よい音を臨場感を持って聞くことができるというわけです。
YouTubeが昨年発表したコロナ禍の視聴トレンドレポートでも、ヨガや瞑想と並び「Nature Sounds(自然音)」動画の人気が高まったことが示されているので、「空間音響」と「自然音」は外せないキーワードになっています。
旅の代わりに「没入感体験」
私は昔から一日にやることを詰め込んでしまうタイプの人間なのですが、それでも、コロナ前は旅行が大きなリセットタイムになっていました。
しかし、現在はコロナにより旅行を奪われてしまったので、毎日にメリハリが無くなってしまっていることは確かです。
そんな中、驚きのニュースが飛び込んできました。
ディズニーの『スター・ウォーズ』ホテルはご存知でしょうか?
〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2021年8月12日〉
2022年にオープンするのですが、このホテルでの体験は「これまでに作られた中で最も没入感のある『スター・ウォーズ』」だと評されているそうです。
パースデザインを見ると、なかなかの世界観です。
「行ってみたい!」と思わず気持ちが高揚しましたが、最も低価格なプランでも6,000ドル(約66万円)かかるようなので、近所にあっても難しいですね(笑)
ただし、コロナ禍でマイクロツーリズムが活性化する中で、もっと没入感体験ができるプログラムがあると良いと思いました。
ディズニーなどのキャラクターや、スポーツチーム、お笑い好きなどなど、好きなテーマを存分に楽しめる宿泊プランです。
そういったプランをホテル業界(観光産業)がもっとしていただきたいのです。
というのも、昨日初めてオンライン旅行に参加してみてそう思いました。
エジプトのラムセス3世の神殿ガイドをZoomを通して妻と一緒に楽しんだのですが、オンライン旅行に参加する上で例えばツアーに参加している時の部屋の飾り付けや、飲食にもっとエジプト感があると良いと感じました。
家で行うには限度があり、労力もかかるので、近くのホテルがオンライン旅行会社と組んで、まるでエジプトに来たかのような没入感を演出してくれるとありがたいです。
商業施設のテーマフェアのように、観光業界もよりテーマプログラムを打ち出していただけると、非日常体験を求めている生活者にハマるのではないでしょうか?
コロナ禍は「右脳需要」がカギとなる
食品新聞の【サントリー食品が2Q大幅な増収増益 牽引役は欧州と米州 需要の蓄積で「ずっとフタをされていた」ことが反動】という記事を読んで、「右脳需要」という言葉があることを知りました。
〈食品新聞 / 2021年8月13日〉
右脳需要というのは、ストレス解消やリフレッシュを求める欲求ということで、食品業界ではコーヒーの需要が世界中で増え、エナジードリンクも引き続き伸長しているとのこと。
サントリー食品はこの潮流を上手く掴み業績を伸ばしているのですが、その戦略に対して、「在宅時間が長くなると、その中でのストレスマネジメントや気分転換に我々が持つ多様なポートフォリオがはまってくれた」と手応えを感じているようです。
コロナによる抑制があとどれほど続くかは不透明ですが、個人的には抑制によるストレスはかなり大きいと感じているので、一つでも多くの右脳癒し商品(コンテンツ)が生まれると良いなぁと願っております。
もしも、おすすめの右脳癒し商品(コンテンツ)があれば、ぜひぜひ教えていただければ幸いです。
取り急ぎは、この後のやるべきことをなるべく早く終わらせて、ゆったりとした夜を過ごしたいと思います。
それでは、また明日。皆様も良い夜の時間をお過ごしくださいませ。
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