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日本が世界を魅了する

column vol.160

昨日の予告通り、本日は年に一度大・大・大掃除でした。

朝から夕方まで家の隅々まで徹底的に行なったので、正直ヘトヘトで、もうnoteを書く体力が残っていません…(涙)。

最後の力を振り絞って書きますので、ぜひ温かい目でご覧いただければ幸いです(笑)。

「こんまり」がなぜ世界でブレイクしたか?

掃除と言えば、著書『人生がときめく片づけの魔法』世界で累計1200万部の大ベストセラーを記録した「こんまり(近藤麻理恵)」さんに関する記事がとても面白かったのでご紹介します。

〈Forbes JAPAN / 2020年12月7日〉

こんまりさんをプロデュースしたエリエス・ブック・コンサルティングの代表取締役、土井英司さんが世界で活躍する日本人の共通点について語っています。

鍵を握るのが「チューニング力」

多様な価値観を持って異文化を理解し、異文化に向けて自分をチューニングしていけるかが重要とのことです。

異文化理解の中でも、グローバル人材にもっとも必要なのは、相手の「ルーツ」に関する教養とのことです。

そして、この場合の「ルーツ」とは、相手の国の歴史や価値を重く置くポイント、そして欧米文化の場合、とりわけ「キリスト教への理解」になります。

その上で、「世界が日本人に期待すること」を理解する。

土井さんは、こんまりさんが「最も影響力のある100人」に選ばれた際の写真を見て、「世界がこんまりに、もっといえば日本人に期待しているのは『職人』としてのイメージだ」と確信したそうです。

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〈Bobby Doherty—New York Magazine〉

同誌の公式写真では、こんまりさんの手を強調「繊細で上質な手技」が象徴された写真になりました。

日本人の文化性やこんまりさんのプロフェッショナリティが「職人」というイメージに昇華されたのでしょう。

「職人の技」が無形文化資産に

そんな日本の職人文化を世界が評価する嬉しい出来事が先週報道されました。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は17日、日本が申請した「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の無形文化遺産登録を決めました。

〈日経ビジネス / 2020年12月17日〉

宮大工や左官職人らが古くから継承してきた17分野の技術の価値が世界的に認められ、能楽や和食などに続く国内22件目のユネスコ無形文化遺産となったのです。

委員会は

「熟練の職人が、伝統的な技能の知識を継承する後継者として、弟子たちを育成してきた」

と評価する決議を採択。さらに、決議では

「近代化に伴い、このプロセスはより困難となっている」

として、保護の必要性も強調

かやぶき屋根などの補修作業は地元住民も参画しており「日本人の文化的アイデンティティーを強化する機能を持つ」と称賛しました。

悠久の時を経て、磨き上げられた日本の職人芸の素晴らしさに、自分もようやくこの年になって感じられるようになってきました。

こういった技術が評価されるのは、とても嬉しい限りです。

海外で大注目の「ジャパンディ」

最近知った言葉がありまして、「ジャパンディ」という造語はご存知ですか?

ジャパンディとは「ジャパニーズデザインと北欧のミニマリズムの融合」を意味する言葉で、2021年注目のトレンドとして、Pinterestがこの言葉を選んでいます。

〈HUFFPOST / 2020年12月16日〉

ジャパンディの「ディ」が何を意味しているかこの記事で分からなかったので調べてみると「Scandi (北欧)」の「ディ(di)」とのことです。

Pinterestによると、今年、ジャパンディの検索結果前年に比べて100%増加したそうです。

ジャパンディをより明確に定義すると「北欧スタイルの特徴である『hygge(フーガ、家庭的な居心地の良さを指すスウェーデン語)』と日本の『侘び寂び』が融合し、ストレスのない雰囲気を作り出しているスタイルのこと。

今年は世界的に「ステイホーム」を求められたので、こういったストレスの無いスタイルが求められたのでしょう。

ちなみにこのスタイルの共通点が3つあります。

①素朴な機能性を重視
②自然素材への愛
③職人への深い尊敬の念

ここでも「職人への尊敬」が挙げられています。

改めて日本のモノづくりの価値が見直されている傾向にあるのだと思います。

そういえば、本日の大掃除でキレイに整った我が家を見渡すとジャパンディかもしれません(笑)。

妻が北欧スタイル好きということもあり、和との融合を無意識に図った結果だと思います。

とりあえず、先週年賀状が終わり、本日大掃除が終了。あとは正月を迎える準備をして、良き新年を迎えたいと思います。

そして、今日は大掃除でできなかった冬休みの宿題も、明日からやらなければなりません…(汗)。とりあえず今夜は疲れた体を労うために、この後は日本酒でも飲んでゆっくりしたいと思います。

そう言えば、最近急に日本酒が美味しいと感じるようになりました。これも1つの自国文化への目覚めなのでしょうか(笑)?

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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