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「Twitter」はどこに向かうのか?

column vol.650

電気自動車大手「テスラ」CEOのイーロン・マスクさんが、Twitterを買収しましたが、それによってどんなことが始まろうとしているのか?

最近のホットトピックなので、私以上に詳しい方も多いでしょうが、ご存知でない方もいらっしゃると思いますので、本日はこの話題について取り上げたいと思います。

とはいえ…、マスクさんは確かな明言はしておりませんので、全て「〜と言われている」ぐらいのライトな気持ちでご覧いただければ幸いです…!(汗)

「言論の自由」と「本人認証義務」

まず、今回の買収でバズワードとなっているのが「言論の自由」でしょう。

もともとマスクさんは前アメリカ大統領のトランプさんのアカウント凍結に対して賛成していなかったとも言われています。

自分の意見を主張することは自由だと。

このことから「言論の自由」が一人歩きしてしまい…、「誹謗中傷が増える!」とユーザー間でザワザワした展開になっています…。

一方で、マスクさんは今後「全ての個人を認証する」方向に舵とりするではないかとも予想されています。

〈WIERD / 2022年4月28日〉

例えば、一つの電話番号一つのアカウントしか持てないといった、「裏アカ」なしの展開も考えられます。

つまり、「何言っても自由ですが、身元はバレますからね〜!」ということになるわけです。

匿名であっても今まで以上にツイートに対する責任が求められるようになるということですね。

「スパムボット」を取り締まった先にあるもの

「偽アカウント」、いわゆるスパムボットを無くしていくという話なのですが、そうなった場合の興味深いデータがあるので、共有させていただきます。

Twitterの監査ツールであるSparkToroによると、偽アカウントが全て消滅してしまうと、マスクさん自身のフォロワー数がほぼ半分に減ってしまうそうです…(汗)

〈REAL SOUND / 2022年5月6日〉

SparkToroは、マスクの現在のフォロワー8,790万人のうち、およそ48%偽アカウントと推定しています。

しかし、実はこれはマスクさんに限ったことではなく、同規模のフォロワーを持つアカウントのフォロワーのうち、偽アカウントの割合の中央値は41%とのこと…。

例えば、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツさん(フォロワー5,840万人)とバラク・オバマ元アメリカ大統領(フォロワー1億3,170万人)はそれぞれ46%44%という偽フォロワー率で、キム・カーダシアンさん、クリスティアーノ・ロナウドさんといった有名人も45%43%と推定されているのです…。

そして、先ほど挙げたトランプさんについては、2018年時点5,480万人のフォロワーのうち61%が偽アカウントと推定されています。

これが真実だとすると、フォロワーの概念がちょっぴり変わりそうですね…(汗)

Twitterが有料コンテンツに!?

スパムボットの話題はこれぐらいにして、もう一つ話題として取り上げたいのが、Twitter「収益」についてです。

〈ITmedia NEWS / 2022年5月8日〉

広告依存度50%程度に抑えつつ、サブスク決済サービスデータライセンスなどを展開・強化していくことが予想されています。

ちなみに、アメリカの「The New York Times」では、2028年までにサブスクリプションサービスから約100億ドルの収益を上げるのではないかと壮大な予測を報道しているのです。

新たなサブスクサービス「X」を立ち上げることが注目されていますが、マスクさんが今月3日

「Twitterはカジュアルユーザーには無料であり続けるが、商業あるいは行政ユーザーからは利用料を徴収するかもしれない」

とツイートしたことで、その意志を感じられますね。

数々の偉業を成し遂げてきたマスクさんだけに、Twitterをどのように導いていくかは非常に気になります。

ユーザーの不安と期待が交差する中、マスクさんの言動にこれからも注目が集まるでしょう。

新機能「サークル」とは?

最後は、マスクさんが描く未来は置いておいて、最近実装された新機能について触れさせていただきます。

今月4日、特定のフォロワーとだけ会話できる新機能「Twitter サークル」の提供を開始。

〈BUSINESS INSIDER JAPAN  / 2022年5月4日〉

とは言え、Twitter Japanによると、機能が有効になっているのは「一部の方」だけのようです。

そのメリットは4つに要約されるようです。

(1)他人の目を気にせず自由にツイートができる
(2)特定のメンバーと特定の話題で盛り上がれる
(3)裏アカウントや別アカウントを行き来する必要がなくなる
(4)公開/非公開アカウントの切り替えの手間がなくなる

一番の留意点は、Twiter サークルのリストはオーナーが自由に編集できるのですが、今のところ1種類だけしかつくれないとのこと。

人数に関しては、最大150人となります。

1サークルしかつくれないとなると…、どのコミュニティ(仲間)を中心につくるかで、いろいろ悩みそうですね…(汗)

ということで、マスクさんによって変わるかもしれないTwitterの未来予測最新機能についてお話しさせていただきました。

未来予測については「信じるか信じないかは、あなた次第」要素が強いと思いますので、しつこいですが、あくまでも参考までに受け止めてくださいませ。

いちユーザーとして、今後も注視して参りたいと思います!

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