「普通」じゃない「普通」
column vol.1221
最近、「町中華」の動画が人気のようです。
〈AERA.dot / 2024年3月25日〉
と、美味しい料理の食レポ動画を想像するかと思いますが、主役となるのは「厨房」。
今、YouTubeで厨房動画が流行っているのです。
そして、最近のインフルエンサーの方々を見ていると、「普通」にこそ「宝」が眠っていると感じます。
〜ということで、本日は、そんな事例をご紹介。
ぜひ、最後までお付き合いくださいませ😊
レシピ本では得られない学び
厨房動画とは、町中華の料理人がメニューをつくっている姿を見せるというものですが、その火力と調理の迫力はまさにエンターテイメント!
私も厨房が見られる中華屋に行くことがありますが、半分は調理姿を見たいがためというところもあり、非常に共感いたします。
厨房動画は、そうしたニーズを捉えているのと、もう1つウケている理由があります。
それは純粋に「プロの技」を学べることです。
確かに、レシピ本でプロの料理のつくり方をマスターすることはできます。
しかし、それは分量だったり、行程です。
テクニックはなかなか知ることはできません。
一方、厨房動画からは、そのコツを見つけることができます。
このことについて、ITジャーナリストの井上トシユキさんは
と解説。
実際、厨房動画は調理の教科書ということですね。
〜と考えると、プロからすると「普通の技」だとしても一般の人からすれば、「特別」に映るわけです。
つまり、自分にとっては普通だけど、一般的にはそうではない。
そうしたことがバズる種と言えるでしょう😊
「普通じゃない」に気づけるか?
中華料理ということで、もう1つ事例をご紹介したいと思います。
フェイスブックで100万人のフォロワーを持ち、日本だけでなく、海外でも招待シェフとして活躍するグレース・チョイさんは、香港出身のインフルエンサー。
ご本人にとってはごくごく普通の中華料理にも関わらず、多くの方が彼女の動画やレシピ本を見ているのです。
それは、どういうことなのか…?
実はチョイさんのインフルエンサーへの一歩は
という気づきだったのです。
〈東洋経済オンライン / 2024年5月24日〉
よく、日本でお馴染みの海外のメニューでも、現地で感じる “ひと味違う” 味わいに驚くことがあります。
日本人に合わせた味も良いのだけど、現地の味も忘れられない…
そのため、もう一度その地を訪れるというのは、海外のみならず、国内でもあることです。
これも現地の普通が、他の地の「特別」であるという好事例。
ちなみに、チョイさんは自分のこだわりを詰め込むためキックスターター(クラウドファンディング)を使って自費出版することにしたのですが、
のべ1768人の支援者を獲得し、46万7880香港ドル(約900万円)の資金を調達するという、キックスターター史上、最も成功したレシピ本のプロジェクトの1つとなったそうです。
普通じゃない普通の発見に可能性を感じますね〜
「大変」だからこその優位性
そして、“普通じゃない普通” の究極の事例が、漁師YouTuberのはまゆうさんです。
〈東洋経済オンライン / 2024年5月25日〉
チャンネル登録者数約80万人を誇るインフルエンサーですが、そのYouTube道に多くの学びがあります。
まず、漁をしながら撮影する大変さについてです…
ただでさえキツイ海の上での仕事なのに、その2.5倍です……(汗)
その上、撮影に3~4時間、編集に7時間くらいかけ、2~3日おきに動画をアップ。
そこまで時間をかけても、数ヵ月は再生回数100回にも満たない辛い日々が続いたわけです…
ただ、はまゆうさんの凄いところは、そうした状況に対して
と思えたこと…(驚)
このポジティブシンキングは、なかなかできることではないでしょう…
さらには、漁師の普通(日常)をこだわりながら動画をつくり上げ、発信し続けているのです…🙇🏻
もうリスペクトしかありません、素晴らしいです〜
そして、そんなはまゆうさんはブレイクの秘訣について、このように仰っています。
地道に、実直にこだわり続ける。
これは私が座右の銘にしているイチローさんの名言に通ずるところがあります。
やはり、個人的にはココだなと改めて思いました。
仕事もnoteも一歩ずつ。
自分の人生観の原理原則に立ち返ることができました。
皆さんも、まだ普通じゃない普通を見つけられていないようでしたら、ぜひ見つけていただき、大切に育んでいただければと思っております🫡
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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