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「時間泥棒」にご注意

column vol.169

今日から仕事始めの方も多いかと思います。当社は明後日からなのですが、私は一足先に明日打ち合わせなどで出勤します。

本日は仕事モードのスイッチを入れる意味でも、ど真ん中のビジネス系記事をお届けしたいと思います。

本日は「時間投資」について語りたいと思います。どうやら時間に関する「格差」が生まれているようなのです。

収入格差よりも「時間格差」が人生の差をつける

リモートワークで浮いた時間は結構あります。その時間をどう使うかが非常に重要であるとレバレッジコンサルティング代表取締役の本田直之さんは指摘します。

〈プレジデントオンライン / 2020年12月25日〉

通勤の時間は減り、オンライン会議では余計な雑談が減り、打ち合わせに出かける時間もカットできるようになりました。

お金は増やすことはできても、時間は1日24時間しかないので、24時間の質をどう高めるかが非常に重要になります。

とはいえ、昨日もお話ししましたが、リモートによって家事・育児などの時間も増えているわけで、より時間の使い方に戦略性が求められるというわけです。

私の知人の中には家事の時間を減らすために家事代行を雇い、その分、副業やブログなど自己活動に時間を割くなど、新たなトライアルを試みる人も増えています。

ここでポイントなのが、お金よりも時間(体験)を重要視しています。

不安定な世の中において今の仕事が今後どうなるか分かりません。そのために体験投資をすることで、さまざまな可能性を知人たちは見出しています。

コロナ前は、通勤や打ち合わせ外出など、自分ではコントロールできない時間が多くありましたが、現在はコントロールできる時間が増えたわけで、限られた時間をどのように有効的に使うかは、昨年以上に考えていかなければと思いました。

「人生の浪費」が人生を豊かにする

時間投資については、山口周さんも重要視しています。

日本では、「良い学校に入るため」「良い会社に入るため」「ビジネスで成功するため」といったインストルメンタル(未来志向型)志向を追い求めるために、「仕事に対して前向き」な日本人はわずか6%という現状が生まれています…。

〈プレジデントオンライン / 2021年1月2日〉

ということは、前向きではない仕事に一日の大半を消費していることになり、インストルメンタルでは人生の時間の大半が不幸であるのではないかという意見です。

それよりも毎日の「幸福感受性」を高めるコンサマトリー(現状快楽型)の人生観が必要であると山口さんは解説されています。

年収1,000万円超して、タワマンに住んでも幸福感は得られない。それよりも旧来の物質的でステータスを追い求める人生観を崩し、熱中できる生き方(前向きに取り組める仕事)を探した方が良いというわけです。

それには良い意味での「時間の浪費」が必要とのこと。

「キャリア形成の80%は偶然である」というデータもあるので、まずは興味があることは何でもやってみることが大切だと説かれてします。

確かに私のキャリアはまさに偶然の産物で、高校生の時は小説家になりたく本を読みまくり、その延長線上で大学生の時は経済学部なのに経済の勉強を全くせずに芝居漬けの毎日。

劇団仲間からコピーライターに誘われ就職し、今ではマーケティングコンサルタントとして日々精進。とても無計画でただやりたいことを優先してきたら、今の自分になりました(笑)。

決して人に誇れる年収ではないですが…、幸福度は高いかもしれません。

そして、「物書きになりたい」という夢が、現在のnote執筆につながっており、やはり好きなことを毎日書けるというのは幸せなことだと感じています。

ルーズな人は相手の「時間を奪っている」

ということで、時間をどう使うかが非常に重要になる中、ゆえに「時間を守る」ことが今まで以上に大切になるのではないでしょうか。

現代ビジネスに掲載されている企業コンサルタントの松尾昭仁さんの
【なぜアポの「1時間前」に着くといいのか?】という記事に納得、共感いたしました。

〈現代ビジネス / 2020年11月15日〉

松尾さんは相手がクライアントであっても時間がルーズな方からは身を引くそうです。

それはルーズな人は仕事が成立しても振り回される可能性が高いからです。「振り回される=貴重な時間が奪われていく」ということからでしょう。

打ち合わせに関しても最低でも1時間前には着き、電車の遅延などで遅れないようにするだけではなく、現場視察などを行い、そのネタを打ち合わせに活かしています。

私も打ち合わせには最低でも30分前には着くようにし、現場視察しているのでこのお考えにはとても共感できます。

堀江貴文さんや、西野亮廣さんも時間を奪う人を「時間泥棒」とし、厳しい目を向けられています。

時間がコントロールできるようになり、時間の使い方の質が求められる時代において、時間を守ることは当然のこと、相手に無駄な時間を使わせないということは、今後ますます重要な視点になることでしょう。

ということで、仕事は明日からがんばりつつ、今日はかけがえのない最後の冬休みという時間をコンサマトリー的に楽しみたいと思います。

本日も貴重なお時間を私の記事に費やしていただき、誠にありがとうございました。また明日からも何卒よろしくお願いいたします。

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