新しいニーズは素早く「名付ける」
vol.31
…不覚にも…、一昨日の夜から熱を出してしまっております、、、(汗)
明日には完全復活することを目指し、昨日と今日は仕事を休み、徹底的に自分を甘やかしている状況です…
…ということで、本日もライトな記事をお届けさせていただきますが…、「甘やかす」ということでいえば、最近若者の間で興味深いトレンドが見られます。
Z世代を中心にTikTokで人気になっている「Girl Math」という言葉をご存知でしょうか?
〈TABI LABO / 2023年9月1日〉
直訳すれば、「女の子の数学」という意味ですが、支出や消費について独自の意見を展開するというもの。
自身の購買行動を正当化する時に使います。
例えば、こんな感じです。
…基本的には、めちゃくちゃな理屈なのですが…、要はキャッシュが減るところを目にしない状況下では商品の購入やイベントへの参加などは "無料" になるという考え方です。
「Girl Math」的な考え方をすることで、浪費や衝動買いの際の罪悪感から逃れられるということなのでしょう…
これは、
とネタにするサンドイッチマンの伊達みきおさんの笑いに通ずるところがありますね。
若者の間でこうした考え方が流行ったのは最大のポイントは、「Girl Math」というタイトルがあると考えます。
何となくみんなが思っていたこと、感じていたことがタイトルがあることで、「ニーズの旗印」になるからです。
これは、昨日の「デジタルデトックス市場」も同じですね。
何となく「つながり過ぎ」ていて、苦しいと思っていたところに、「デジタルデトックス市場」というニーズの旗印ができることで、「やっぱり、自分だけではなかったんだ!」と肯定感を得ることができます。
そうして旗印ができることで、その市場は求心力を持っていく。
今回の「Girl Math」からヒントを得ると、人には自分を甘やかしたい欲求があることが分かりますので、「チート市場」が存在することが分かります。
(チート…ごまかし)
いずれにせよ、新しいニーズが見えたら、素早くタイトルを付けニーズの旗印をつくる。
マーケティングの基本ではありますが、改めて基本が大切だと感じた本日の事例記事でした😊
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