テレワークで大切にしている「私の3ヵ条」
column vol.63
おはようございます。4連休、いかがお過ごしですか?本日は雨だから朝からnoteでも書くかと立ち上げると、結構精力的にnoteに向き合っている方が多く、本当に意識高いなぁと刺激を受けます。
ちなみに、今年ほどワクワクしないシルバーウィークは無いと個人的には思っています。旅行が一番好きなのですが、Go toが始まったとはいえ、行った先の人たちのことが気になり、二の足踏んでしまいます。
それに、当社の経営は苦しい状況なので、ついつい仕事の種まきのために休日も仕事をしてしまうので、あまり休みがありがたいと感じません。
何よりテレワークを導入し、自由に使える時間が増えたので、ランニングなどリフレッシュもそれなりに毎日できています。
当社では、例年は6月〜9月で5日間、自由に夏休みを取得できますが、今年は10月までに延長。ただ、取得率は8月31日時点で社員の62.5%が1日も休みを取っておらず…、9月入ってから全員に取得計画をお願いする事態となりました…(汗)(理由はだいたい私と同じようです)。
withコロナ&テレワークで、大幅に社員のマインドが変わっています。そこで、今回はwithコロナ&テレワークで私が気をつけていることをお話ししたいと思います。
私が意識する3ヵ条「3K」について
NIコンサルティング代表の長尾一洋さんがプレイデントオンラインに寄稿した記事【テレワーク時代の部下指導には「3つのS」が必要だ】は、今の時代のマネージメント方法をとても上手に整理されています。
〈プレジデントオンライン / 2020年9月18日〉
3Sとは
See(見る/見守る/見える化する)
Stroke(存在を認める/働きかける)
Suggest(提案する/フィードフォワード)
の3つ。どれも必須の項目です。
特に気軽な情報交換の場として朝礼や夕礼を設けるというのはピンときます。当社では特別行っていませんが、女性が7割の会社だけあって、社員が積極的に「毎日雑談タイム」や「ランチ会」などを設けて、情報交換をしてくれます。
そこで、何か問題が発見されると、先輩格の女子社員が私に報告してくれるので、とても助かっています。
長尾さんの記事にインスパイアーを受けて、私なりに気をつけていることを整理すると「3K」でまとめられました。
3K
聞く
機転を利かす
感謝する
「聞く」ことで心の距離を埋める
まずは自分がそのスタッフを気にしているということを伝えるためにも、声をかけて聞くようにしています。
当社では、オンラインソフトか、電話か、ハングアウトで業務についてのやりとりをするのですが、その中でさり気なく、現状困っていることが無いかや、気になっていることが無いかをヒアリング。
例えば、オンラインミーティングでも、周りの音で会議を邪魔しないようにミュートにして話を聞いている人が多いですが、その分、発言の壁は高くなっています。特に若手スタッフほど、その傾向は強いと思うので、なるべく私の方からみんなが発言できるように、話を振るようにしています。
あとは出勤している時も、困っていそうな社員がいたら、なるべく「どうしたの?」と話しかけるようにしてコミュニケーションをはかっています。
自分に過信せず機転を利かす
自分から積極的に声をかけて声を聞くようにはしていますが、私が聞いたことが全てとは思わないようにしています。
私はなるべくヒエラルキーをつくらず、フラットに社員に接するように努めていても、向こうからすると「相手が副社長だからと余計なことは言わないようにしよう」と思われていてもおかしくはありません。
それに、いち個人として心を開かれていない可能性もあります(笑)。
そこで、本人の周りからそれとなく情報を聞くようにしています。まずは、私が週3日出勤している理由の1つが、大まかな会社(社員)の雰囲気とマインドを確かめるためです。
当社はフリースペースなので、プロジェクトの仕事がピークを迎えているチームほどメンバーの席の位置が近くなります。そのチームには、「大変そうだね?」などと聞いて、困っていることが無いかを把握します。
あと、完全テレワークの社員に対しては、その仲の良い出勤メンバーに「最近、○○さんに会ってないけど、元気でやっているのかな?」など探りを入れます。
そういうことから不満、不安を抱えている社員を発見したら、すぐに対応した方が良いことを抽出し、本人に働きかけます。
とはいえ、ストレートに聞いてみても、「いや、大丈夫です」と返される可能性は高いですし、場合によっては「誰がそんなこと言っているんですか?」と疑心暗鬼になってしまいます。
そこで、例えば「こういう不満を持っている人から相談を受けて、今改善に向けて検討しているところなんだけど、第三者的にどう思う?」などと聞くようにしています。すると結構、第三者的な意見の感じで自分の本音を語ってくれます。
などとこれはほんの一例ですが、機転を効かせることを意識しています。
何よりも自分が大切にしていること
いろいろと心を探り、対応していても不足は必ず起きるものですし、その社員の成長のためにも今は手を出さず見守ることもたたあります。
ですので、社員の不満、不安を全て解消できていないからこそ日々の感謝を忘れないようにしています。
小さなことでも「ありがとうございます」と伝え、その社員の行為(厚意)だけではなく、存在自体に感謝します。
今はギグエコノミーのインフラも整ってきましたし、コロナが終息し、また経済が上向きになっていけば、ますます会社組織に対する帰属意識は下がっていくと思われます。
ですので、上司、部下という縦の関係で部下が仕えるというのは時代錯誤になっていくはずです。それよりも、いち仲間としてお互いが必要とし合える関係が築けるのか?コロナで変わった世の中は、それができるかどうかを経営者たちに問いかけているのではないかと感じています。
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