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何をするかより誰と働くか

こんにちは。
たつ/日本一の教育者を目指して と申します。この記事では私の職業観の1つである「何をするかより誰と働くか」について発信したいと思います。

何をするかより誰と働くか

「何をするかより誰と働くか」という考え方を誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ちなみに、私は「バス」を用いた表現が好きです(bathではなく、busの方です)。「バス」を用いると、「どこ行きのバスに乗るかより誰とバスに乗るか」という表現になります。就業選択において、「何をするか」も重要ですが、それと同等またはそれ以上に「誰と働くか」は非常に重要です。その理由は、第1に「仕事をする上でのパフォーマンスに大きな影響を与えるから」です。そして、第2に、「時代が変化する速度がはやいため何をするかは常に変化を迫られるから」です。この記事では、何をするか(仕事内容)と誰と働くか(仲間)という2軸に焦点を当てたいと思います。

「仕事をする上でのパフォーマンスに大きな影響を与えるから」
仕事をする上でのパフォーマンスはどのような要素で構成されているでしょうか。今回は従業員満足度調査(ES調査)をベースに議論を展開させたいと思います。従業員満足度調査(ES調査)は、科学的研究を基に編み出されたものとされています。従業員満足度は大きく分けると、仕事内容・組織・仲間・待遇に集約できると考えられています。すなわち、今回の記事で焦点を当てたい、何をするか(仕事内容)と誰と働くか(仲間)はともに重要なポイントであることが分かります。何をするかも誰と働くかも仕事をする上でのパフォーマンスに大きな影響を与えると言えます。
「時代が変化する速度がはやいため何をするかは常に変化を迫られるから」
どんな会社であっても5年後、10年後先が見通せない速度で変化していると言われています。2000年代以降、企業では中期経営計画なるものの策定が当たり前になり、自治体では総合計画なるものの策定が主流となりました。しかし、ステークホルダーとの約束としての意味合いの強い中期経営計画や地域住民とのアカウンタビリティ(説明責任)ツールとしての意味合いの強い総合計画は、機能不全に陥るのではないかと考えます。なぜなら、トップスピードでトライ&エラーやスクラップ&ビルドのサイクルを回し、常に変化する必要が求められていると考えているからです。そのような時代にあって、「一緒に働きたい」と思える仲間が非常に重要だと思うのです。
現実問題としての「何をするかより誰と働くか」
これまで、就業選択において、「何をするか」も重要ですが、それと同等またはそれ以上に「誰と働くか」は非常に重要であるこということを述べてきました。しかし、あくまで私の想いとロジックに過ぎず、リアルを含んでいないとも考えます。なぜなら、仕事のパフォーマンスを構成する要素である、仕事内容・組織・仲間・待遇のうち、仕事内容・組織・待遇については労働条件通知書や採用情報から得ることができますが、仲間はそのような性質のものではありません。現実問題として「誰と働くか」で就業選択をするということは困難さを伴うと考えます。

それでも「何をするかより誰と働くか」

それでも私は「何をするかより誰と働くか」を大切にしたいと思うのです。ビジネスの3要素として「ヒト・モノ・カネ」という言葉が言われてきましたが、仕事をするのは「モノ」でも「カネ」でもありません。仕事をするのは間違いなく「ヒト」です。リーマンショック以降のここ数年は、様々な経済指標が上向き、アベノミクスや地方創生などの用語が踊り、3要素の中でも「カネ」が重視される傾向があったと考えます。また、amazonなどによる流通革命・情報化社会の浸透等によって3要素の1つである「モノ」が重視される傾向もあったと考えます。しかし、コロナショックを経験した今、「ヒト」が重視される傾向に変化しつつあるのではないでしょうか。「カネ」や「モノ」で満たされていても、会いたい「ヒト」と会えずに満たされない感覚。テレワークやオンライン研修を通して「ヒト」と物理的にも心理的にも距離が生じてしまう感覚。そのような感覚や時代の変化を通して、「ヒト」が重視される傾向に変化しつつあるのではないでしょうか。少なくとも私のマインドの力点は「カネ」から「ヒト」へと急速に変化しています。

どこ行きのバスに乗るかよりも誰とバスに乗るか

最高の仲間とバスに乗るために、今日もバス停に向かって歩き続けます。

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