日没のリインバース 第二十三話 「永遠平和のために」
ルナンは敗戦国となった。打ち込まれた二発の核が直接的な要因と言われている。空爆などの被害がなかったからか、一発だけでは降伏を選択しなかった。とはいえ、シナンでの圧倒的な大敗、リベリカとの海戦でも敗走を繰り返し、いくつかの他国領土をすでに奪われていた上、独立同盟国も降伏していた状況だったのだ。良くもまだ戦う意欲があったものである。軍部の暴走の一言で本当に片付けられるのか、まあそこは良いだろう。とにかくルナンはリベリカ合衆国主導の統一連合によって占領統治されることになった。そし