自分が売っているものについてあなたが最初で最高の顧客になっていますか?
こんにちは@tateshina_lifeです。
今日は自分が提供している価値について知らない人が意外と多いということについて書いてみます。
世の中にはものをつくる人とそれを売る人がいます。
前者については自分で材料からものをつくりあげているので、そもそもものがどのような機能を持ち、どのような価値を誰に対して発揮し得るのかについて分かっています。
価値と対象については良く分かっていない人も少なからずいるとは思いますが、究極的にはそれは売る人に任せてしまうこともできます。
一方で売る人はもう少し話が複雑になります。
売る相手(対象)と発揮する価値については知っていることは売るという行為から考えて必須です。一方でそれらを知るためには機能がどのようなものであるのかについて詳しくなければならないのです。
世の中を見渡してみるとそれができている人、もしくはでき得る潜在力を持っている人はあまり多くないように思います。
潜在力と書いたところがポイントで、いきなりものの機能について詳しくなることはできません。
自分が売っている、紹介・仲介しているものについて好奇心を持ち、まるで自分が最初の顧客であるように行動できる人はほとんどいないように思います。変人扱いされている気すらします。
世の中はDXのトレンド一色ですが果たしてDXコンサルタントやDXを販売する人の中でPythonを使ってAWSを活用して何かを分析することにトライしたことがある人はどれくらいいるのでしょう。
適材適所という言葉があります。
自分が強みを発揮できることに特化してそれ以外については他人にお金を払って任せてしまえば良いという考え方です。売る人、紹介・仲介する人の多くは合理的だと思えるのではないでしょうか。
一方で売る人の本質は対象と発揮される価値、さらにはその前提となる機能について知っている必要があります。使う側に立って考えれば機能についてはアウトソーシングすれば良いのでうが、売る側にとってみるとそれを知ることを外部に委託してしまえばその人の存在価値はなくなります。
自分が売っているものについて実際に使って触ってみることが大切だということは文章にしてみると当たり前かもしれません。一方で実行できている人は実はごく少数なのです。
自分が売っている、紹介・仲介しているものの最初の最高のお客様になること、それこそが売るという行為の真髄なのではないかと思います。
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