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想いは実現する | 山で起こった不思議なこと

こんにちは@tateshina_lifeです。

今日は東急リゾートタウン蓼科(以下:東急蓼科)のタウンセンターで起こったセレンディピティについて書いてみます。

僕は最近ものづくり産業を中心としたDXをテーマに色々な企業と話をさせて頂いているのですが、幸いにしてNRI時代に海外を含めたお客様はもちろんのこと諸先輩にも鍛えていただいたことから、ものづくりについての知識や経験については人よりもある方だと思っています。

一方、DX界隈でこのあたりに強い人はあまり見たことがありません。少なくとも僕がお付き合いをしている人たちに関してはそうです。

ものづくりのDXは一筋縄ではいきません。日本のものづくりが現場の職人技で、かつ部品点数が多い摺合せの世界。更にそういった技術・技能を伝承した最後の世代がかなり高齢化されているということにあります。

DXを引っ張るのはミレニアルやZ世代ですが、現時点でものづくりDXが進まないのはコミュニケーションのプロトコルが合わないことがほぼ全ての原因なのではないかと思うくらいです。だからこそ僕ら団塊ジュニア、Generation Yがこのギャップを埋めていく役割なのだなと思っています。

そんなGenYにも先生は必要です。お客様に聞けば良いのですがそれができないシチュエーションもあります。提案する際の仮説づくりの段階や、政治的に今聞かない方が良い場合などです。僕自身も壁打ちができるような先生が欲しいと、山でひとり意識するようになりました。

東急蓼科にはタウンセンターという中心区があって、管理事務所や販売事務所だけでなくレストランやコンビニエンスストアが集まっています。その日はそこにあるカフェで人と待ち合わせをしていました。奥さんとワンちゃんと1時間ほど早めにいってコーヒーを飲んでいました。

すると、向こうから白いトイプードルを連れた年配の男性が近づいてきました。ワンちゃんを飼っている人であれば分かっていただけると思うのですが、自分の家のワンちゃんと似ているワンちゃんが来たら自然に声が出てしまいます。

うちの奥さんがとっさに発した「可愛い!」という言葉にその男性は反応しました。すぐに「你是中国人吗?(あなたは中国人ですか?)」と中国語で返してきたのです。

後から分かったのですが彼はとあるものづくり大企業でエンジン開発部長となり、その後アメリカ勤務、更には中国拠点の立ち上げを歴任された、先生どころか神様、師匠と呼べる方でした。

その後、話はアメリカと中国のものづくりの話になり、強いては日本と外国の比較文化論へと盛り上がり、電話番号を教えていただき、次回は家に食事にお誘いすることになりました。

まさにセレンディピティ。

世の中、想ったことは実現しますね。
再認識しました。

山で起こった不思議な体験でした。

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