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「色々ある」と言って現実から逃げてはいけない

こんにちは@tateshina_lifeです。

今日は人には色々な事情があると言うことに固有の意味はない、ということについて書いてみます。

SNS上で飼い犬の里親、つまり引き取り先を探すポストがありました。かわいい成犬の写真と一緒です。現在の飼い主は仕事で転勤をするそうで、引越し先では飼うことができないということがコメントとともに書かれていました。

僕はワンちゃんに罪はないと思いますし、彼(彼女かもしれません)の今後のことを考えてすぐにシェアをしました。

一方、元のポストのコメントに「飼い主は無責任だ」ということも書きました。すると「人には色々な事情がある」というコメントが返されました

人には色々な事情があることは僕も分かっています。しかし、色々な事情があるということが理由でその飼い主が無責任ではなくなるということにはなりません。

生き物を飼って一緒に暮らすということは、新しい家族を迎えることと同じではないでしょうか。色々な事情があるということで家族を切り捨てることを人間の家族に行うでしょうか。

色々な事情、可能性がある中でそれでも家族としてペットを迎える。切り捨てるという選択をしないためにあらゆる手段を実行することが迎える側としての責任ではないでしょうか。実際、彼(もしくは彼女)の家族はそういった行動をとったのかもしれません。

その家族の知人であろうポストをされた方は「色々な事情がある」ということで家族を切り離してしまったことをコメントで返すのではなく、そういった行動、具体的な事情についてしっかりと物語として伝えることがシェアする人間としての責任なのではと思います

世の中、色々な事情があるのは当たり前なのです。それは万人に共通する前提であり、空が青いと言うことと変わりません。その中で個々がどのような行動をしたのか、それだけが固有なのです。

現在の家族の状況を慮って一般論を語り、切り捨てられるワンちゃんの具体的な話を無視することこそが、過去から変わらない日本における独善的な一面なのではないかと思います。

ワンちゃんが良い家族に出会えることを祈っています。

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