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『自分の名前の由来を知ること』の話。

小学生の頃自分の名前の由来を調べる授業があった。
両親に聞いてレポートを書いて皆の前で発表する。
これをすることで誰が名付け親なのか。
どういう思いが込められていたのかわかる。
自分の生い立ちを知る良い機会だったのを覚えている。

最近はそういった授業はやっていないらしい。
なんでも家庭環境への配慮やキラキラネームによって辱めを受ける生徒を守る為らしい。
確かにそういったデリケートな問題を孕むのも事実だ。
課題として成り立たないのであればやる意味はない。

しかし授業でやらないのであれば子供たちは自分の名前の由来をどうやって知るのだろう?
漢字から読み解いて自分なりの解釈をするのだろうか?
それとも個人的に両親に聞いたりするのだろうか?
そもそも興味を持たない可能性もある。

であれば授業の有無に関わらず親が子供に説明してあげれば良いのではないか?
あなたの生い立ち。
あなたの名前の由来。
そこに込めた思い。
メッセージ・願い。
幼いからこそ感じ取れることもある。

教えてあげてほしい。
学校の授業ではなく。
親からの教育として。
あなたを心から慈しんでいますと伝えてほしい。
恥ずかしがって覚えていないとか言わないでほしい。
名前は適当に付けたとか言わないでほしい。

僕の両親聞いてるか?

真剣に真正面から子供と接することが出来る数少ない大切な時間。
無くならないでほしいなと思う。


『自分の名前の由来を知ること』の話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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