ますだひでゆき

2児の父。中学校教員。『学び合い』。上越教育大学教職大学院西川研究室修了。 誰もが幸せ…

ますだひでゆき

2児の父。中学校教員。『学び合い』。上越教育大学教職大学院西川研究室修了。 誰もが幸せに暮らせる社会を実現するにはどうするか考え、活動しています。 2020年に8か月、2021年に1か月半の育児休業取得。 FP3級。 サウナ・スパ健康アドバイザー。

最近の記事

『学び合い』誰一人見捨てない教育論 西川純著

やっと読み終えた。 こんなに網羅的に『学び合い』のこれまでと現在、これからについて述べられていることに脱帽。 ゼミにいたときに皆で推敲していたが、自分は読まなかった。 読めなかった?いや、この時のために取っておいたのである笑 ザッと読んでみる。 前半は、「え、そっから書くの?」というくらい初歩的な『学び合い』のところから述べられている。 なんとなく今の実践を見透かされているような気持ちにもなる。 後半の生き方の『学び合い』 ゼミに所属していた2年間で浸った部分はこの

    • 一単元を終えて

      赤くなりかけたトマトは熟す前に3歳に採られた。「すっぱい!」とのこと。 理科をもっている学年は新しい単元に入る。 一単元を終えてみたが、安定的な実践だったとは言い難いのが正直なところ。 教科という枠組みがある以上はその枠組みの最低限の学習には取り組んでほしいものだ。 この枠組みが仮にないとしたら…などと妄想するが、まだ叶わないのだから。 一単元終えて、生徒の考えを振り返りシートに書いてもらう。 ほう、このスタイルが良いと思っている生徒は多い。 「もう少し教えてほしい」

      • 一斉授業は楽しい

        畑ではキュウリが豊作である。我が子は採ったその場でキュウリをかじったので、こんな有様である。 さて、今日は、モジュールコマで人権についての道徳の授業をする。 今年度、学年主任になってから道徳が縁遠くなり少し寂しい。 担任の道徳担当に「道徳がなくて寂しい。」 と言ったら、学年全体で人権の道徳をやらせてももらえることになった。 教室で普通の?道徳をしたかった気持ちもあるが、支えてもらう学年職員の頼みで自分にできることは断らない。 これまでの資料は豊富にあるので、それらを少

        • ゆるやかな1日

          今日はしっかりと出勤。 自習監督や調整いただいた先生方、管理職に一通り頭を下げて、仕事に入る。 昨日は特に何も事件はなかったようだ。 自習の様子も生徒に聞いてみる。 「はい、しっかりできました!」 「まぁ、やってましたかね。」 「えーっと、はい。」 いろんなコメントがあってよくわからないが、とりあえずこれも何事もなく終わったようだ。 午後は報告会・激励会の日程。 予定より早く会は終わったようで、放課後の時間が早く訪れる。 おかげで余裕をもっていろんな仕事を進めることがで

        『学び合い』誰一人見捨てない教育論 西川純著

          コンコンでお休み

          昨日の夜寝ていると、娘が一定の間隔で咳き込んでいる。 何回かは咳で起きてしまったようだ。 苦しそうな咳までいかないまでもちょっと回数が多い。 朝起きて準備をするが、なかなか起きてこない。 妻が上に上がって見てくれた。 高熱ではないものの、咳が続いているよう。 金曜日に喘息の定期通院で受診したばかり。 下の子も上の子ほどではないようだが、少し咳が出るよう。 どうするか少し悩むが、私が休んで病院に連れて行くことにした。 上の子の喘息は、いつも「そこまでじゃないだろう。」とい

          コンコンでお休み

          先生、顔怖いですよ。怒ってます?

          「先生、顔が怖いですよ。怒ってます?」 は!いかんいかん。 とっさに、 「いや、ごめん、ごめん。疲れてボーッとしていたんだと思う。全然怒ってないよ。」 と返す。 確かに疲れは溜まってきていているのだが、やはり表情に出ているようだ。 このまま疲れを溜めたら、いらないところで誰かに当たってしまうのかもしれない。 恐ろしや。 それを言ってくれるのは何人かの生徒である。 「先生、もう帰って休んだ方がいいですよ。」 とまで言われた笑 疲れているのは事実だが、ここまで声をかけら

          先生、顔怖いですよ。怒ってます?

          どうして問答しようと思ったんですか?

          問答で、「どうして、問答しようと思ったんですか?」という質問があった。 そろそろ問答が面倒くさくなってきたのかもしれない笑 私が去年所属していた大学院のゼミがこの方式であったこと、ゼミの仲間はこの方式にゼミ運営の秘訣があると考えて研究していること、4月に来てくれた信頼あるゼミの仲間がこれを薦めてくれたことなどを説明した。 逆に「問答してみてよかった?」と聞いてみる。 生徒は「よかった。」とのこと。 理由を尋ねると、 「最初は増田先生は怖そうだった。ちょっと怖いなぁ、

          どうして問答しようと思ったんですか?

          初任者へ公開しました。

          寝落ち、寝落ちが続いている。 朝早くに起きるだけまだいいのだろう。 ただ早く起きすぎたので、家の前で畑を眺めながらコーヒーを飲み始めた。 こういう落ち着きを求めているのだろう。 さて、昨日の話。 理科室で授業を始めようとしていると、急にドアがガラガラガラ…。 初任者とその指導教員の方が「急なんですが、授業見学させてください!」と来る。 反射的に「はい、どうぞー」と答える。 「増田先生なら、いいと言ってくださると思ってー」とのこと。 まぁその通りである笑 さて、授業はカオ

          初任者へ公開しました。

          サ活記録24 アクアーレ長岡〜プール横目に出来たてのサウナでととのう〜

          長岡へやって来た。当然ではあるが、「さて、サウナ…」と思考が傾き、「サウナイキタイ」を開く。 ゆらいやが第一候補であるが、今いるところに一番近いのは、ここ「アクアーレ長岡」。 「サウナイキタイ」でのポイントは高くない。 水風呂もぬるいようだ。 少し悩むがリサーチを進めると、なんと、今年リニューアルして、ロウリュサウナと、ととのいスペースが設けられているそう。 行くと決めた。 どうやら、ロウリュサウナはプールの併設されているよう。 私はいつ何時サウナがあってもいいように、

          サ活記録24 アクアーレ長岡〜プール横目に出来たてのサウナでととのう〜

          生徒への思いは同じ

          表紙は、我が子が父の日の製作をして持って帰ってきた物。 大変素晴らしいので、しばらく見ながらニヤニヤしていようと思う。 さて、今週は、ほとんど残業することなく退勤することができた。 一番遅かった日でも17:09。 先週から疲れが出ていたのも、だいぶ元気になった。 このペースは大事にしたいが、いつ何があるかはわからない。 学年主任同士の会話から 今年度から学年主任になって、他学年の主任と打ち合わせる機会もよくある。 もちろん皆さん私よりも落ち着きあるベテランの先生方であ

          生徒への思いは同じ

          進度は集団の中で調整

          中体連の大会が重なっている日。 昨日の勝敗の結果によって予定よりも多くの生徒が学校に残っていた。 というよりも我が学年はほとんどいた。 一応、自習課題などに取り組む予定だったが、数学は普通に授業を進める。 午前放課のためなのか、いつもより生徒はフワフワしているように感じる。 昨日いなかった生徒は、昨日いた生徒に聞きながら取り組んでいるようだ。 昨日、大会でいなかった生徒の多くは、進度を取り戻したようだ。 「せんせー!ほら、追いつきましたよー!」などと報告してくる。 集団

          進度は集団の中で調整

          久しぶりにちゃんと語った

          表紙は今日取れた初物のキュウリである。 さて、第1回の定期テストが終わり、しばらく経った。 テスト終わってすぐは、全体的にモチベーションが上がるが、しばらくするとまた下がってくる。 6月は疲れもたまっているのだろう。 それを含めて調整しているようなら良いのだが、まだそうでもない。 また、しばらくちゃんと語ってなかったので、久しぶりに熱苦しい感じ?の語りをした。 学習自体を目的化していないが、現段階では授業という枠組みで行っている。であれば、ある程度の学習に取り組む姿勢は求め

          久しぶりにちゃんと語った

          プレーパークを開催してみて

          昨日は、市内でプレーパークの運営。 と言っても、お借りしたいくつかの道具を置いて、見守るくらい。 さて、時間になり、ボチボチと道具を広げて始めてみる。 子どもたちは興味の方向を探っている。 徐々にあっちへこっちへと思うがままに、頭を使い、身体を動かして遊ぶ姿が見られるようになる。 ゆったりと森で過ごす人もいる。 この各々の自由が保障される感覚がなんとも心地よく感じる。 子どもたちが集まれば、自然とコミュニティが出来上がる。 多少のいざこざは出てくるが、多くは彼らの中で

          プレーパークを開催してみて

          「パパ、家にいて!」と言ってくれるうちは

          夕刻に保育園に迎えに行くと、 我が子2人はかなり高い確率で突進してきます。 上の子はそこそこ大きくなっているので、そこそこの運動エネルギーを感じます。 突進を受け止めるたびに「うほっ」っとなりますが、これがいつまで続くのかと考えるとこのエネルギーを受け止めることも有難いことなのだと思います。 私が学びのために家を空けるときは、「パパ、家にいてほしい!」などと言ってくれます。 そんな言葉を言ってくれるのもいつまでなのでしょう。 そう思うと、なるべく家にいる時間は大切にした

          「パパ、家にいて!」と言ってくれるうちは

          仕事に魂を売らない

          表紙は、家の前のコンクリートにカタツムリを見つけて、葉っぱのお布団をかけようとしているところ。 6月に入り、ジワリジワリと疲れが溜まっていると感じます。 ゆっくり寝て、翌朝スッキリすると良いのですが、寝起きの調子で1日の調子が左右されるような気もします。 以前は、その状態でも自分を鼓舞して、表情を作り、子どもの前に立っていたように思います。 結果的にうつを発症し、意識朦朧とした状態が続きました。 あの無理はすべきでなかったと今でも悔やみます。 今は、疲れても無理しませ

          仕事に魂を売らない

          正直、理科という括りが重たい。

          生徒と問答していて、ふと口にした言葉であった。 質問の内容は、「なぜ教科の勉強をするのか?」という内容だった。 大学院以前に考えていた一般的なことをまずは話した。 「所説あるが、現代人の脳と今から7万年前の人類の脳はほとんど一緒であると言われている。7万年前には、人間の脳は今の人間と同じくらいの知能があったとも言える。 ただ、その時代の暮らしと今の暮らしは全然違うのはわかるだろう。」 「人間の寿命など、100年にも満たない。その中で知恵を振り絞って、物事を発見したとしても

          正直、理科という括りが重たい。