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イラスト+RT裁判 判決批評

判決文 原文↓ 第1部 はすみとしこ編 【前 提】 伊藤-山口の案件は、「山口氏はレイプ犯なのか」という重大な意味を含むものである。刑事不起訴、検察審査会も不起訴相当の処分が出た後ですら、山口氏をレイプ犯と断定する書き込みはSNSで後を絶たず、続く一審地裁判決は不同意性交につき原告・伊藤氏の言い分を認めたものの、被告山口氏は即日控訴という経緯があった。一般社会にとって事実は未だ「藪の中」であるばかりか、世間は原告・伊藤氏に対する数々の疑念を抱えたまま、2021年12月現在

    • 満州事変における在満鮮人被害の状況(現代語訳)

      元田中様に貴重な資料をご紹介いただきましたので、現代語訳してみました。 (以下、訳文) 鮮人虐殺の真相は、これを目撃した鮮支人あるいは危うく虐殺を免れた鮮人の実話および実地屍体検証の結果を総合したものであるが、その惨状は実に甚だしく、往時の尼港事件(*1)にも勝る惨状だったことは想像に難くなく、惨殺の方法は以下に述べるように暴虐極まりないものであった。 *1 尼港事件:1920年(大正9年)3月から5月にかけて、アムール川の河口にある日本人統治状態にあったニコラエフスク

      • 山口敬之vs.有田芳生 裁判

        一審・地裁判決では原告・山口敬之氏勝訴。 このたび高裁判決で有田氏の逆転勝訴となった旨、氏の代理人を務めた神原元弁護士が8月31日付でポスト(ツイート)しています。 高裁がどのような論理で一審判決を覆したのかはまだ明らかになっていません。本稿では地裁で問題とされたツイート(ポスト)をご紹介します。 以下は地裁で請求原因とされたツイート1~6です。

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        • 和辻哲郎 『日本倫理思想史』巻頭言(前半)

          『日本倫理思想史 上下/巻頭言の前半』(和辻哲郎)より 政治的あるいは軍事的な大事件が起こった際に、学問や芸術に携わる人々が、事件の刺激に興奮して『仕事が手につかない』ということを時々聞かされる。平生は十分に意義を認めているこれらの仕事が、事件の前に急に意義を失うように感ずるというのである。しかし事件が重大であればあるほど、この種の仕事に関して己の任務を見失うような興奮は戒心されねばならぬ。 日本は近代の世界文明の中にあってきわめて特殊な地位に立っている国である。二十世紀

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          SEALDs裁判を振り返り検証する(最終・第3回)

          前回掲載した対象ツイート(①~㉝)の地裁判決に対して、地裁で棄却され、高裁で逆転した該当ツイートをピックアップした上、地裁と高裁の判断を対比させました。■高裁審理の概略 と ■全体を通した所感 を追加しました。 *お急ぎの方は、■高裁で逆転したツイート群(⑧、⑬、⑮、⑳、㉕、㉛、㉜)へとお進みください。 ■高裁審理の概略高裁では地裁の判断を全面的に是認・踏襲した上に、さらに一審棄却のツイート7点で違反が加算された。その結果、被告の99万円(地裁)の賠償額が2倍を超える24

          SEALDs裁判を振り返り検証する(最終・第3回)

          SEALDs裁判を振り返り検証する(第2回)

          前回掲載した 対象となったツイート群(①~㉝)に対応する地裁判決の内容(要約)を加筆しました。■地裁審理の概略 と ■所感 の項目を追加しました。 *事情に精通された方、お急ぎの方は、■対象となったツイート群(①~㉝)へとお進みください。 ■地裁審理の概略最終的な判決の要旨については概ね当時の報道のとおりで、執拗に続けられた強い断定調のツイートの実態は無根拠であったこと、被告は自身の主観に基づき「憶測に憶測を重ね」ていたことが裁判によって明らかとなった。被告の誹謗中傷行為

          SEALDs裁判を振り返り検証する(第2回)

          SEALDs裁判を振り返り検証する(第1回)

          なぜいまさらSEALDsなのか。それはSEALDs元メンバー女性に対する誹謗中傷裁判で被告となり、裁判で惨敗した者が今現在、私が民事訴訟に訴えている被告と同一人物だからである。 今回はSEALDs裁判の原因となった被告のツイート(①~㉝)を、まずは原文のまま紹介する。今後はシリーズ化し本稿を更新する形で順次、司法判断を追加検証してゆきたい。 *事情に精通された方、お急ぎの方は、■対象となったツイート群(①~㉝)へとお進みください。 この人物はかつて安保法案に反対するSE

          SEALDs裁判を振り返り検証する(第1回)

          上告申立て理由書

          令和4年4月5日  申立人は、次のとおり、本件上告受理申立ての理由を明らかにする。  略語の使用は、当事者の表示を審級に応じたものに読み替え又は改めるほか、特に断らない限り従前の例及び原判決の例による。 第1 事案の概要1 本件は、 (1)相手方が、申立人に対し、平成27年4月4日午前5時頃、申立人が宿泊していたシェラトン都ホテル東京(本件ホテル)233号室(本件居室)において、 ① 相手方が意識を失っているのに乗じて、申立人が避妊具を着けずに相手方の陰部に自己の陰茎を挿

          上告申立て理由書

          旧JFNY 紛争の全容  

          2022/6/21~7/20の連ツイを文字校正のうえ纏めました。発端はTwitter上、たうんたうん氏の発言から。別件でトラブル中の国士氏が、自身のトラブルとは本来無関係な旧JFNYの紛争を絡めてツイート。それに反応した たうんたうん氏のツイートが発端です。巻き込まれてあげました(笑) ■ はじまり「片側だけの主張を鵜呑みにし事実を精査せず簡単に人を中傷する」 素晴らしい!その通りです。まだLisanhaさんの言い分しか聞いておられないようなので、これからじっくりご説明して

          旧JFNY 紛争の全容  

          秘密録音 (2016/7/12分)

          伊藤詩織さんが控訴審の終盤で提出した「検察での秘密録音」。録音は2回に分かれており初回が2015/10/23、2度目が2016/7/12。本稿は2回目分です。    初回分→ 検察録音(2015/10/23分)|tass|note    初回分検証まとめ→秘密録音 検証まとめ (第1部)|tass|note 【甲64号証の4】     1/20 (無言)00:00:00~00:03:20 --失礼します。 --(#####@00:03:22)さん。 --はい。 (音

          秘密録音 (2016/7/12分)

          Qとは何か ツイートまとめ

          6月1日より2週間にわたったツイートを以下にまとめました。末尾に簡単な感想を添えています。 ■ まとめまもなく無料購読期間が切れるので、昨日、藤原学思記者の「Qを追う」全19回を一気に読んでみた。 専らQではないか?と噂されているロン・ワトキンス氏は日本通で札幌に居住経験があることに驚いた(住所も温存)。下院議員選挙(アリゾナ州)に立候補予定で準備中とのこと。   元記事→https://t.co/OM4u4hX0ZV 今年2月頃、空港で某市議会議員さんがマスク着用を拒

          Qとは何か ツイートまとめ

          秘密録音 検証まとめ (第1部)

          伊藤詩織さんが事件の半年後に、検察庁で ”ブラに挟んだ” ICレコーダーで無断録音したというデータが裁判の書証として東京高裁に提出されました。録音は2回分あり、今回は初回分の検証(まとめ)です。 録音原本 → 検察録音(2015/10/23分)|tass|note ①取り調べの回数(2/20~3/20) ・高輪警察署には4回”くらい”  ・(捜査一課には)多分3、4回 *供述があいまい。性被害という深刻な案件。警察に何回出向いたか、被害者はふつうしっかり覚

          秘密録音 検証まとめ (第1部)

          清水潔さんの証言

          ~陰謀論はこうして広まった~ 2017年、大竹まことのゴールデン・ラジオ出演時の清水潔さんの貴重な証言です。望月衣塑子記者とは10年以上の付き合いで、「あれが本来のジャーナリストの姿」云々とベタ褒めしたあと本題へ・・・。 (6:17頃~) くらたま:(略)元TBSのジャーナリストの準強姦が、あれもどうなったかハッキリしないまま続報が待たれるところなんですけども。 清水:この事件はですね、詩織さんという方がですね勇気を振り絞って被害を訴えたということですね、それが一つと

          清水潔さんの証言

          検察録音(2015/10/23分)

          伊藤詩織さんと山口敬之さんの裁判は、上告申立が高裁でぶじ受理され、4/26付で裁判記録が高裁から最高裁へ郵送されました。いよいよ最高裁へ。 高裁の最終盤、検察への初期調書の開示請求が決定したタイミングで提出された、伊藤さん側の書証「検察での秘密録音」。全容を一挙公開します。 *録音は2回に分かれており初回が2015/10/23、2度目が2016/7/12。本稿は初回分です。 【甲第64号証の3】 1/20 自動音声 5階です。上にまいります。扉が閉まります。 (無言)

          検察録音(2015/10/23分)

          ウクライナ・コサックとアゾフ大隊

          ウクライナ国歌がとても好きです。陰と陽とがひらひらと交代するメロディーには中東のエスプリも感じられてエキゾチックで欧州とは一味ちがうし、「我らは自由のために身も魂も捧げ」の一節は、4/23現在の状況を思うと涙なしに聞くことができない。 フランス国歌も戦闘精神がモチーフで、”奴らは汝らの元に来て汝らの子と妻の 喉を搔き切る”とか、”武器を取れ 市民らよ隊列を組め、進もう、汚れた血が我らの畑の畝を満たすまで”とか、なかなかにSanglante(血まみれ)だけど、ウクライナ国歌の

          ウクライナ・コサックとアゾフ大隊

          それでもロシアを擁護する人たち

          加藤清隆さんのツイートを受けて、「それでもロシアを擁護する人たち」について考えてみる。検討対象は比較的マジメなロシア擁護論のみに限定した。 見たところ、もともとロシア擁護の位置に立っていた人々には大きく分けて、①生粋のロシアの国益代弁者、②反米ゆえのロシア擁護、③反・国際金融資本(DS)、④先の大戦における日本との類似性による露へのシンパシー、⑤ネオナチウクライナへの反発による消極的ロシア擁護、の5種があったとおもう。 ①生粋のロシアの代弁者 これには佐藤優氏、馬渕睦夫

          それでもロシアを擁護する人たち