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検察録音(2015/10/23分)

伊藤詩織さんと山口敬之さんの裁判は、上告申立が高裁でぶじ受理され、4/26付で裁判記録が高裁から最高裁へ郵送されました。いよいよ最高裁へ。

上告審 手続の流れ

高裁の最終盤、検察への初期調書の開示請求が決定したタイミングで提出された、伊藤さん側の書証「検察での秘密録音」。全容を一挙公開します。

*録音は2回に分かれており初回が2015/10/23、2度目が2016/7/12。本稿は初回分です。


【甲第64号証の3】

1/20
自動音声 5階です。上にまいります。扉が閉まります。
(無言)
伊) すいません。きょう、5時から(####@00:00:56)のK検事に。
A- あっ、真向いの待合室でお待ちください。
(無言)00:01:00~00:04:06
検察事務官 お待たせしました。
(無言)
自動音声 下にまいります。扉が閉まります。
(無言)

伊)よろしくお願いします。
K)じゃあ、こちらにおかけいただいて。
伊)はい。
K)伊藤詩織さん。
伊)はい。
K)ね。でー、私が今回、伊藤さんが告訴を出された事件の関係で、担当する検事のKと申します。よろしくお願いいたします。
伊)よろしくお願いいたします。
K)で、えっと、申し訳ないんですけど、ちょっと伊藤さんの身辺を確認するということで。
伊)はい。
K)  あの、運転免許証とか何でもいいんで、身分証がもしあったら。
伊)はい。
2/20
(無言)
K) はい、すいません。ちょっとこれ、コピー取らしてもらってよろしいですか。
伊)はい。
K) はい。そして、きょう、来ていただいたのが、あの、今回の関係で、まあ事件送致が警察のほうから検察庁のほうに来て、で、この件については私のほうで一件記録が、まあ、届いたので、全て検討させていただいて、で、えっとー、事案の概要ですとか証拠関係がね、把握できたので。で、今回、まず、えーと、伊藤さんに来ていただいて、まずお話を聞いて。で。その上で、えーと、今度は、まあ、告訴されている、まあ、被疑者とされている相手方のほうのね、調べをするという形で進めたいというふうに思っています。で、この関係で、えっとー、まあ、警察のほうでね、もうかなり伊藤さんにはお話ししてもらっていて。で、何回ぐらい警察のほうには?
伊)最初は高輪警察署。
K)はい。
伊)あっ、最初は原宿警察署に行って。
K)うん、うん。
伊)一度、お話をさせていただいて、それから高輪警察署に多分、4回ぐらい行きまして。
K)うん。
伊)それから、あのー、あのー、担当してくださってる方が、くださった方が、あのー、移ったので。
K)うん。
3/20
伊)そちらにも多分、3,4回行きました。
K)うん。でー、その中で、えっとー、ま、記憶を喚起していただいて。
伊)うん。
K)で、お話ししていただいてね。で、お話ししてるところは全て、あの、供述調書という形で作成されてると思うんですけども。で、えっとー、基本的に今回の関係っていうのが、平成27年の4月の3日から4月の4日にかけての出来事ということで。で、んっとー、ま、4月の3日からね。
検察事務官)お返しします。
K)ああ、もっとその前からの、えっとー、伊藤さんとの、こう、やりとりっていうのが、まあ、えー、あれ、メールでしたかね。メールとかで、こう。
伊)そうです、はい。
K)で、Gmailかなんかでやってるやつも、こう、提出していただいて、で、検討をさしていただいたんですけど。で、そういう意味で、えっとー、出来事の内容としては(####@00:07:18)、その後ね、何かこう、記憶が喚起できたところとか、あれから思い出したところっていうのはあるのかしら。
伊)は、特にありません。
K)うん、うん、うん。じゃあ、同じこと、警察と話してるところが、もう全てって形なんですかね。で、そこで確認なんですけれども、んっと、4月の3日の午後8時頃に、えーと、恵比寿の、恵比寿駅か、に、伊藤さんが到着した。
伊)はい。
4/20
K)ということですね。
伊)8時、少し前です、はい。
K)うん。で、それから、えっとー、居酒屋の、これ、まくら、まく、ん? まくら?まくらとよかつ。
伊)とよかつ。はい。
K)(####@00:07:52)。
伊)はい。
K)まあ、とんかつ屋、これ、とんかつ屋さんなんかなの?
伊)串、串屋さんかな。
K)串屋さんか。
伊)串屋。
K)で、そこで、えっとー、2人で飲食をしたと。
伊)はい。
K)ということですよね。で、このときに、もう一回、確認なんですけど、伊藤さんが飲まれた、え、お酒ね。
伊)はい。
K)これは何になるのかしら?
伊)最初にもう、あのー、ビールは中瓶っていうんですかね、これくらいの瓶を、まあ、開けて出して。
K)うん。
伊)それを細い、これくらいのグラスに2杯程度、頂いたのと。
K)うん。
5/20
伊)あとはワインの、ワイングラスというよりかは普通のコップだったんですけど。
K)うん。
伊)それを1杯、少し、1,2杯ですね。
K)それ以外は、特に飲んでいない状態
伊)飲んでないです、はい
K)うん、分かりました。で、それから、これ、えーと、この店にいたのが、お話だとね、大体、午後9時30分頃
伊)はい。
K)と、1時間半ぐらいってことなのかしらね、やっぱり。
伊)そうですね。
K)うん。
伊)はい。
K)で、そこから今度は、すしの、これ、喜一っていうのかしら。
伊)はい。
K)に、移動なさったっていうことで。で、移動時間というのは特には?
伊)は、歩いて10分もかからなかったですね。まあ、5分くらい。
K)で、そこで、このおすし屋さんで、えーと、まず、何食べたかっていうのは覚えてるのかしら。
伊)最初、お通しを頂いて。
K)お通しは何だったかっていうのは覚えてる?
伊)いやあ。
K)それは、ちょっと覚えてない?なんか、小鉢かなんかみたいな形かな。
6/20
伊)そうですね、はい。
K)うん、それで?
伊)で、そこで、あのー、お酒。
K)うん。
伊)日本酒を頼まれて、小さいおちょこに頂きました。
K)うん。で、えっと、ご記憶ではねえ、おちょこって何杯ぐらい飲んだ?日本酒。
伊)記憶では日本酒を、あのー、2合、頼まれたところまでは覚えていて。
K)うん。
伊)で。
K)2合ってのは、1合飲んで、空けたら、また1合って形?
伊)そうですね。
K)うん。
伊)で、多分、2,3合飲んだところまでは、3合目、まあ、達したかしてないくらいまでは覚えているんですけど。
K)で、それね。んっとー、記憶があるところまでで。
伊)はい。
K)んっとー、このおすし屋さんに入ってからのやりとりとか、伊藤さん自身の行動とかね。
伊)はい。
K)そういうので、なんか覚えてるとこって、どんなとこまで覚えてるのかしら。
伊)は、えー、話の内容も?
7/20
K)んーっと、話の内容でもいいですよ。まず、例えば。
伊)うん。
K)2人で席に着いて、で、こんな類の話をしたとかね。あるいは、そっからなんか、こう、相手方がこんな行動をした。あるいは、伊藤さんがこんな行動をしたとかって、そういう。
伊)そうですね。
K)あ、トイレ行くのも含めて。
伊)最初は仕事の話をしていて。
K)あ、そう。
伊)で、同じ席の並びに。
K)うん。
伊)あのー、タレントのさかなクンがいらっしゃって。
K)うん。
伊)ちょうど、その1週間くらい前に葛西臨海公園のマグロのニュースを、私の働いてるところで撮っていたので。
K)うん。
伊)まだ、そのー、なぜ、マグロが一匹になってしまったかっていうことが、解決されてないっていうことなので。
K)うん。
伊)こんな近くにいるんだったら、お話、聞いてみたいなとか。
K)うん。
伊)一番最初に着いて多分、すぐトイレに行った。トイレには2回行ったところを覚えてるんですけど。
8/20
K)2回行って。
伊)で、その2回目のトイレ行って、少しふらっとするなと思って。
K)うん。
伊)頭を、あのー、トイレの給水タンクのところに、少し休ませたところまでは覚えています。
K)これってお店に入ってから、まあ、トイレ2回行きますよね。
伊)はい。
K)今の話でね。
伊)はい。
K)1回目って、どれぐらいのタイミングで行っているの?
伊)1回目は。えーと、多分、んー、20~30分ぐらいかな。
K)20~30分ぐらいかな。
伊)あの、かばんが手元になかったので。
K)うん。
伊)あのー、おかみさんが奥に座っていらして。
K)うん。
伊)かばんを頂いて。
K)うん。
伊)そのままトイレにかばんを持っていったのを覚えてるんですけど、多分、20~30分。
K)20~30分くらい。
伊)そこまでたっていないとかでしたね
K)うん。
9/20
伊)多分、はい。
K)2回目っていうのは?
伊)2回目は。
K)うん。
伊)そこから、また30分か40分くらい
K)30分ぐらい。
伊)か、もう少し。
K)うん。40分程度。で、んっと、まあ、ちょっとはっきり分からないかもしれないけど、記憶がね、ないっていうのは大体、入店後、どれぐらい以降、もうないって感じ?
伊)もう、その給水タンクに頭を乗せたときまでしか覚えてないんです。
K)ない。そうすると、お店に入ってから大体、1時間越えた辺りぐらいになんのかしらね。
伊)そう。
K)1回目のトイレが20~30分ぐらいとするでしょう。で、すると、そっから大体、まあ、仮に40分ぐらいとすると、これでもう1時間ちょっと越えてるんだけど、1時間ちょっと越えた辺りで記憶がなくなってるっていう形なのかしら。
伊)そうですね。
K)うん。これ、もう、本当にその後、全くない状態?
伊)全くなくて。
K)あ、そう。うん。
伊)人生でこのようなことが起きたことがなかったので。
10/20
K)うん、うん。
伊)私、かなり、あのー、家系もそうなんですけど。
K)うん。
伊)お酒が強いほうなので。
K)うん。あの、なんか、病院行かれて、なんか、そんとき、検査みたいな、こう、してもらってましたよね。
伊)して。
K)強いっていうあれなのかしら、判断だったのかしら。
伊)それが。
K)なんかね。
伊)あのー。
K)うん。
伊)なんか、お願いした病院が。
K)うん。
伊)木曜日にしかどうしてもテストの結果を返していただけなくて。
K)うん、うん。
伊)ちょっと仕事上、まだ木曜日に取りに行けていなくて。
K)うん、うん。
伊)ちょっと、あのー、その当時、体の調子が悪かったので、実家の近くの総合病院でやったんですけど。
K)うん。
伊)それから仕事に戻ってから、なかなか帰れていなくて。
K)ああ、うん。
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伊)まだ結果は聞いていないんです。
K)そうなんだ。分かりました。じゃあ、一応、でも、ご自身としては強いほうなのね。
伊)かなり強いほうで。
K)んー。
伊)どちらかというと、いつも、あのー、友人を介抱するほうであったりするので。
K)うん。
伊)そうですね。
K)うん。
伊)本当にまた記憶をなくしたということが、いくらお酒を飲んでいても。
K)うん、うん。なかったんだ。
伊)なかったので。
K)で、こういうことがあるんで、一つは、もしかしたら、飲酒、お酒の、まあ、飲んでるときに、トイレに立ったときとかね、そういうタイミングを含めて、何らかの薬物とかね、なんか、そういうものを入れられてる可能性があるんじゃないかというところについても、伊藤さん、疑ってるとこあるってことなのね。
伊)あります。もう最初から、そう思っていました。
K)それが、うん、うん、うん。
伊)で、もう朝起きたときに全く、あの、二日酔いのようなものではなく。
K)んー。
伊)少しぼうっとした感じで。
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K)うん。
伊)多分、いろいろなショックもあったんでしょうけど。
K)うん。
伊)すぐに家に帰ってからも、気持ち悪いとかではなく、もう、ぼうっとして、ただ、ずっと座っている状態でいたので。
K)うん。
伊)全く最初は、どういうことが体に起きているのか分からない状態で。
K)うん。もう一度、確認ですけど、それで、そっからもう記憶がなくなって、で、次に、こう、気付くでしょ? で、気付いたときの状況って、どんな状況なの?
伊)気付いたときは、もう気付く、どれくらの時間か分からない。
K)うん。
伊)気付く少し前から痛みを感じていて、で。
K)それ、どこに?下半身?
伊)下半身に。
K)性器ってこと
伊)いや
K)うん。
伊)体に痛みを感じていて。
K)体に。そっ、じゃあ、重みみたいな感じ?
伊)重みとか痛みを感じて。
K)うん、うん。
伊)で、何となく、こう、残像じゃないですけど。
13/20
K)うん。
伊)はっきりは覚えていないけれども。
K)うん。
伊)こう、誰かが上に乗ってるっていうことが多分、目が覚める少し前からずっと
K)うん。
伊)こう、感じていて。
K)うん、うん。
伊)で、その次にものすごいいたみで目を覚まして
K)うん。
伊)目を覚ましたときには、そのような行為がなされていたので。
K)状態になってたと。
伊)はい。
K)ううん。
(無言)
K)で、これ、ちょっとまた、ちょっと整頓して時間的な流れを聞きますけど、ものすごく痛くて目を覚ましたところから、この部屋を出るまでで大体、どれぐらいのかんかくっていう印象があるかしら、時間的に。
伊)30分ぐらい。40分ぐらいですかね。
K)30分。え、も・・・
伊)もう少しすくなかったかもしれないんですけども。
K)ん、ん?うん。
伊)30分弱
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K)弱ぐらい?
伊)うーん。
K)うん、大体でいいですよ。
伊)はい。
K)それで、で、その、今、ものすごく痛くてって、やっぱり、性器の部分が痛かったの?
伊)はい。
K)うん。で、性器に痛みを感じて目を覚ました
伊)はい
K)で、そしたら、えー、相手が上に乗ってたっていう状態。
伊)はい。
K)で、そのとき、もう性行為をしてる状態だったの?
伊)はい。
K)で、そっからどんな流れになったのかしら、気付いてから。
伊)そこから気付いて、とにかく、もう、痛いっていう言葉を発して。
K)うん、うん。
伊)何度もそれを訴えて。
K)うん。
伊)まず、この状況をまず、最初、分からなかった。あの、とにかく「痛い。痛い。やめて」っていうことを言って、少し向こうが「痛いの?」と聞き返したのを覚えてます。
K)うん。
伊)そこから自分がどういう状態にいるのかが分かって。
15/20
K)うん。
伊)とにかく、痛いからやめてっていうことを、痛いって伝えて。で、その後、すぐにトイレに駆け込んで。
K)うん。
伊)まず、どういう状況にいるのかを、落ち着いて考えようと。
K)うん、うん。
伊)そのときのお風呂の様子はとてもきれいで。
K)うん。
伊)こう、すごくきちょうめんに、あのー、あの、身の回りを整える物が置いてあって。
K)その身の回りのものを整えるものっていうのは。
伊)なんか。
K)アメニティーみたいなこと?
伊)あ、なんか。
K)うん。じゃなくて?
伊)いや、多分、カミソリとか。
K)あ、本人のってことね。
伊)はい。なんか、すごいきれいにきちょうめんに並べてあったのを見て。
K)うん。
伊)自分が服を着ていないのも、鏡に映っているのを見て。
K)うん。
伊)驚いて、服を探そうと思って、すぐに、あの、それからして。
K)うん。
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伊)ドアを開けて出たら、ドアの近く、ベッドの近くに相手が立っていて。
K)うん。
伊)そのまま、また押し倒されて。
K)うん。で、それからまた行為をされたということ?
伊)されそうになって、最初はなんか、こう、あのー、なんか、すごく、あのー、のし掛かってこられて、顔をこう、ふさがられる感じに。
K)ん、それは、どういう感じにふさがれるっていう形?
伊)あのー、押さえ付けられようとしていたのと。
K)うん。
伊)多分、キスをされようとしてたのか分かんない
K)うん。
伊)それを避けようとしていたら、もう、すごい、とにかく見えなかったので分からないんですけど。
K)うん。
伊)あの、そのまま。
K)もう、目、閉じちゃった状態?
伊)顔が押さえ付けられてたので。
K)押さえ付けられて。うん、うん。
伊)で、もうすごく重いのを感じて。
K)うん。
17/20
伊)で、そこから逃げようとしてじたばたしても、あのー、続けてこようとして、行為を。で、もうそのときは、あの、もうベッドに押さえ付けられている状態だったので、そのまま、とにかく、行為を続けられないように身を固くして。
K)うん。
伊)足も閉じて。
K)うん。
伊)相手から、あの反対側に体を向けて
K)うん。
伊)それがちょうど窓側だったんですけど。
K)うん、うん。
伊)窓のほう。で、そこで少し相手が落ち着いて。
K)うん。
伊)そこで初めて、怒った言葉をぶつけました。
K)それ、ど、どういう言葉?
伊)あのー、今までに日本語で、こう、あのー。
(電話呼び出し音)
伊)丁寧に接していたので。
K)うん、うん。
伊)どういうふうに怒っていいのか分からなくて。
検察事務官) はい、K検事室です。
K)うん。
伊)英語を。
18/20
K)うん。
伊)アメリカにいたので。
検察事務官)はい、お疲れ様です。
K)うん。
伊)英語でものすごいののしるような言葉で。
検察事務官)あっ、分かりました。いえ、ありがとうございます。
K)日本語に直すと、どんなことを言ってののしったの?
伊)荒い部分を抜くと、どうしてこんなことをするの。
K)うん、うん。それをなんか、こう、英語の、こう、表現で、ばあっと言ったの?
伊)もうすごい汚い言葉で。
K)うん、うん。で、それに対して相手、どんな感じだったの?反応みたいなのって。
伊)最初は謝ってました。
K)んー。どういう感じで?
伊)ごめん。
K)どういう、うん。
伊)ごめん。
K)ごめんって。
伊)うん。で、そのまま私が、もうどうしてこんなことをするのか、あのー、仕事をこれから一緒にしようと思っていたのに。
K)うん。
19/20
伊)こんなことをするのは信じられないし、しかも、あのー、避妊具を着けてなかったのも分かったので。
K)うん。
伊)これから仕事をするのに何かあったらどうしてくれるのとか、その繰り返しを。どうして、そういうことをするんだっていうことを、すごい怒った言葉で言って。
K)うん。
伊)そしたら、なだめるように、好きになっちゃったよ、とか。
K)うん。
伊)早くワシントンに来てほしいとか、そういうことも言われて。で、そのときは後ろに、背に相手を向けて(ママ)、あの、私は窓側に顔を向けていたんですけど。
K)うん。
伊)押さえつけられている、まだ状態で
K)うん。
伊)少し、かなり言ってから向こうが結構ひるんだので、そこの力がちょっと、こう、弱くなった隙に、服を探そうと思って待っていたので。
K)うん。うん。で、出るときはどんな状態で出てったのかしら、部屋からは。
伊)部屋から出るときは、もう。
K)うん。
伊)もう、とにかく、普通に。普通にというか、もう。
K)うん。
20/20
伊)そのまま出ました。
K)うん、うん。なんか、止められたりとかはしたの?出ていくときには、山口から。
山口のほうから。
伊)最初は、その、その、出てく直前ではなくて。
K)うん。
伊)服を着て出ようとした、その直前に。
K)うん。
伊)あのー、今から空港で、今からっていうか、あと2,3時間後に空港に行くので。
K)うん。
伊)あの、ピルを空港の近くのドラッグストアで一緒に買う、買ってあげるので。
K)うん。
伊)落ち着いてシャワーを浴びて。
K)うん。
伊)少し横になってから一緒に出ないかって言われて。
K)うん、うん。で、断ったのね。
伊)はい。
(無言)
K)ちょっと、やっぱり、お話の流れからすると、やっぱり、警察でお話ししてくれていた内容と、何かこう、新しく思い出したところとかね、あの、この関係で追加で、んとー、こんなことがありましたってのは、別になさそうなかんじになるのかな。
21/40
伊)ないです、はい。
K)うーん。なるほど。と、今回の関係で、えっとー、そこの事件のね、直後にいろいろ山口から、こう、メールみたいなの来たりしてる状況があるんですけれども、あの、警察に被害届を出した、告訴出したときね、そういうの後から山口のほうから連絡あったりとか、なんかあるの?
伊)いや、ないと思う。
K)とくにない。
伊)ないと思うな。
K)うん。
伊)ないです。あっ、うん、あの、ないです。直接。
K)ない?うん。分かりました。そうだね。特に新たにちょっと調書を取るような内容もない感じなんだけど、えっとー、まあ、1点だけちょっと病院の関係でね、一つ4月の4日にえっと、渋谷の神宮前の女性のための総合ヘルスクリニック、イーク表参道という所に行かれて。
伊)はい。
K)で、このときは、んっと、この関係で検査とかね、そういうので受けようとしていたのかしら。
伊)そうですね。
K)うん。で。
伊)ただ、うん。
K)うん。
伊)その、お伝えしたように、ずっとぼうっとしているような感じで。
K)うん。
22/40
伊)で、まだ自分に起きたことが、あんまりきちんと考えられなかったんですけど、とにかく、あの避妊薬だけでももらわなきゃと思ったんですけど。
K)うん。
伊)家の一番近くのところを選んだんですけど、そのとき住んでいたところから。ただ、なんか、こう、ブライダルクリニックみたいなすごくきれいな所で。
K)うん。
伊)本当はそこの先生にお話しをしたかったんですけれども。
K)うん。
伊)部屋に入って座る前に、あ、失敗しちゃったのね、何時?っていう感じで。
K)うん、うん。
伊)こう、予約もしていなかったので、そういったような扱いだったので、もうそれ以上、お話ができなくて、そのままお薬を頂いて、
そこで飲みました。
K)なんか、こう、ルーティン的な扱いになったのかしら。
伊)もう、何ももう。
K)うーん。
伊)「あ、失敗したのね。いつ?」って言われて、もうそれ以上。すごく、こういう、急いでる感じで。
K)うん、うん。で、それで、そこはもう帰ってしまったっていうことなのね。
23/40
伊)そうですね。本当はあそこで検査や、事情を聞いていただけたら、本当に随分、違ったんだろうなというふうに今、振り返ると思うんですけど。
K)うーん。そうだよねえ。
伊)はい。
K)本当に。
(無言)
K)分かりました。で、えっとー、今後のね、こう、捜査の進め、まあ、進行とか方向性だけれども、あのー、おそらく、警察の人にも聞いてると思いますし、関係者から聞いてると思うんだけど、この事件、やっぱり、かなり難しいんですよ、立証するのが。で、何か、こう、新しい事実が出てきたりとか、んとー、ご記憶とかね、そういうのが出てきてくれると。で、しかも、まあ、それが裏付けられるっていうことになってくると、事情としては変わってくるんだけれども。あのー、基本的に準強姦とか準強制わいせつって、私も何件もやってるんですけれども、やっぱり、証拠がやっぱり、弱いんですよ、もともとね。
 で、一つ、えーと、結構、起訴ができる、私もこれまで起訴したので、えー、比較的、きっちり立証できたっていうのは、やっぱり、尿からね、薬が出てくる例って一番多いんですよ。で。これはもう何を言おうと、あのー、もう被疑者も弁解できない。あの、合意があったって何とか言おうと思っても、薬が出てきちゃってる以上は大体、睡眠薬が出てくることが多いんですけど、まあ、通常、もうアウトなんでね。で、多分、今の、ちょっとお話を聞いているとね、あるいは本当、薬関係とか薬物関係を使われてるんじゃないのかっていう心証は来るんだよね。
24/40
伊)うん。
K)あのー、今のお話だと、そのー、伊藤さん自身もお酒が強いっていうこととね。
伊)はい。
K)で、まあ、確かに、飲んだ量がまだ、これだけだもんねえ。
伊)はい。
K)これだけで、ぽんっと、こう、記憶がなくなるっていうのも、まあ、通常はね、やっぱり、想定しづらいんで。で、だから、が逆にそうなってくると、そこを立証しないと、かなり難しくなっちゃうんですよね。で、んっとー、まあ、ちょっと病院が対応に難があったところで、尿が採れてないっていうところがあるでしょう。で、もう一個は、あのー、さっき、痛みがあったっていうことなので、通常、あと、この手で強姦致傷になるのって結構、多いんですよ。
伊)はい。
K)で、やっぱり、それは膣内が、あの、傷ついちゃったりとか。
伊)はい。
K)障害(ママ)が起きているので、そこで一つまた立証ができるんだけど。
伊)その後に。
K)それがね、うん。
伊)あのー、がおかしくなってしまって。
K)うん。
伊)それはもう、あの、病院の開いた月曜日に。最初は、そのピルしか考えられなかったので行けなくて。
25/40
K)うん。
伊)で、その次が月曜日だったので、月曜日の朝一番で、膝がものすごく痛かったので行ったんですけど。
K)うん。ねえ。で、一応ね、ま、記録見せてもらって、んっとー、伊藤さんが行かれた病院を全てね。
伊)はい。
K)何か裏がとれないかと。伊藤さんに有利な形で、何か実証できるものがないかっていうことで確認したところ、4月17日にマツシマ病院っていう所行かれてるんで、そこで検査してもらってるのね。で、そこのカルテには、膣内に傷なしって書いちゃってあるのね。
伊)はい。
K)で、もちろん、これ13日後なんで、まあ、2週間ぐらいたっちゃったんで消えてるっていう可能性もあることはあるんですが、少なくとも、あるという証拠にならないんでね、検察からいくと。で、そこで、あのー、準強姦とか準強制わいせつとかね、を立証する典型的な、要するに、もうここでしっかり証拠があれば立証できるっていうところは、ちょっと今、見てる限りは、もうかなり厳しい状況だというふうにいわれてはいるのね。
 で、まあ、取りあえず、いろんな関係者からも全部、話を聞いて、えーと、ホテルの関係者、従業員、あと、タクシーの運転手、あと、おすし屋さん。でー、その前の、とんかつ屋さん、ああ、串焼き屋さんかな、串焼き屋さん。で、それにあと、お客さんにも、あの、当時いらっしゃったお客さんも含めて、何かこちらに有利になるね、証拠がないかっていうことで、あー、確認したんだけど、なかなか出ないんだよね、話が。で、うん。
26/40
伊)最初、その、6月の時点で私がドイツで仕事をしていたときに。
K)うん。
伊)あのー。逮捕状が出て逮捕しますって伺ったとき。
K)うん。
伊)それまで々ような(???)お返事をいただいていたので。
K)うん、うん。
伊)なぜ、そのようなことになったんですかって言ったときの二つの、その、点は、タクシーの運転手さんが、あのー、私が「駅で降りる」と何度も言ってるところを降ろさずに、そのままホテルに連れていったというところと。
K)うん。
伊)降りるときも引きずるように。
K)うん、うん。
伊)で、また介抱の様子もなかったということを、最初の、あの、ん-と、一番最初に担当していただいたミサト(転記者注:A刑事の実名とは異なる。記憶違いか?)さんは、そういうことをおっしゃっていて。
K)うん。
伊)あとは、その、その、さっきの、あのー、ビデオ。
K)うん。
伊)セキュリティーカメラが残ってたということで。
K)うん。
伊)その二つが大きな点だったと聞いたんですけど、それは。
27/40
K)それはね、んーと、所轄の刑事がそういう説明だったと思うんだけど。で、結局、この事件がものすごい難しい事件なので、捜査一課っていうところが入ったのね。で、まあ、それはもちろん、だから、何とかこれをね、証拠収集して徹底的に集めて、立件できるかどうかっていうのを含める意味で、捜査一課と、で、私がね、検察庁も入って、で、証拠を精査していったわけよ。ね。で、そのときに、タクシー運転手の場面ってね、確かに、一つ有利な方向にも見える証拠がある。で、ただ、んっとー、二つの点の問題で、1個は、いくら、こう、下してもね、部屋の中のことを、われわれ実は立証しなきゃいけない。何が起きたか、どういうやりとりがあったのかっていうとこがポイントなので。
 んっとー、何ていうか、間接事実っていうね、あのー、要は、こう、なんですかね、目の前で犯行が行われていて、目撃者がいたりとか、被害者が、あと、そういうことを体験してる事実だと、それってもう見てる人がいたりとか、んーっと、見聞きしてる人がいるじゃないですか。だから、それが直接証拠ということになって、もうそれが、あとは、その供述が信用できるかどうかというのが、裁判の証拠関係なんですね。だから、そういうのがないってなってくると、間接事実といって、その、犯罪事実をね、推認させる事実。要するに、こういう事実があれば、こういうふうに推測できますねって、こういう立証に変わってくるんですよ。
 で、だから、例えば、分かりやすく言うと、えっとー、殺人事件とかなってくると、もう被害者がいらっしゃらないじゃないですか。あとは被疑者しか、もういなくて、例えば、自分はね、殺すつもりなんか全くなかったと。口論も全くしてなくて。で、えー、ところが、誤ってね、ねー、刺しちゃっ
28/40
たんだとかね、あるいは、えー、ここを刺そうと思ったんだけどっていう話をしだすわけね。殺意はありませんでしたと。でも、ところが、解剖すれば、そのー、傷口とかね、刃物の入り方とか、どこ刺したのかっていうのは大体、推測つくんですよ。で、そうすると、その事実を基に、この人は殺意を持ってたんじゃないかという推認をしてる。
 だから、今回、部屋の中で合意がなくてね、そういう行為が行われたんだっていうことを立証する上では、少なくとも、まあ、女性がね、合意はありませんでした、こういうやりとりでしたってリアルに話してるのが、一番重要な証拠になってくる。で、それは、その女性のね、供述が信用できるかどうかというポイントになってくるわけね。
 で、そこがちょっと無理だってなってくると、今度はいろんな、こう、外形事実がいっぱいあるので、そこをとらえる。で、タクシーから降ろす、無理に降ろすっていうところは、本人は嫌がってんじゃないか、この時点ではっていう推理になる。で、一つの証拠にはなる。だから、まあ、プラス要素。だから、特にそこを今、説明したんだと思う。
 もう一個は、そうはいっても、ここで嫌がってもね、部屋に入ったらどうなるか分からない。で、酔っている状態だっていうのが、準強姦とか準強制わいせつの難しいところ。酔ってるときに、どういうやりとりしてたのかっていうところっていうのが、一般的な、なんていうか、推認としてね、まあ、酔ってる状態だと、どういう話してるか、正常な状態じゃないんでね、分かんないっていうのが一つ、ブラックボックスになっちゃう。
伊)分かります。
K)うん。
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伊)分かります。
K)うん。
伊)もう本当に、4月からずっとこの話をされてるので。
K)そうだね、うん。
伊)ただ、私が申し上げたいのは。
K)うん、うん。
伊)もう私も海外で生活してたことが長いので。
K)うん、うん。
伊)もちろん、痴漢のね、お話もそうですし。
K)うん。
伊)ただ、この事件に関しては。
K)うん。
伊)やはり、あのー、セキュリティーカメラ見ても、自分の足で歩けない状態。
K)うん、うん。
伊)また、そのー、お店からホテルに行くまでも、何度も、降ろしてと伝えてる状態。
K)うん。
伊)その時点で戻したかもしれないけれども、その前からずっと言っている状態であると。
K)うん、うん。
伊)で、その間に誰も入ることができなかったので、そのまま連れていかれて。
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K)うん。
伊)そういう状況になった。ただ、起きたときからは、もうものすごくしっかりと記憶があるので、どういう行為がされていたのかも、自分の体でも、自分の目でも見てますし。
K)うん。
伊)でー、それまで、証拠という話は分かるんですけど。
K)うん。
伊)そこが準強姦ということで、私の証言のあやふやさだと思うんですけど。
K)うん。
伊)本当にこれはもう、日本のこの法律においての本当に。
K)うん。
伊)とても大きな穴だなと思っていて。
K)大欠陥だと思うよ
伊)大欠陥だと思います。
K)うん。
伊)なので、そこがすごく悔しくて。
K)うん、分かる。
伊)最初に警察に行ったときも、「もう何もできない」と言われていたので。
K)うん。
伊)でー、そのときも本当は、今からじゃ意味がないと言われてても、いやと思って、その後で一週間たっていても、尿検査だったり髪の毛の検査をす
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ればよかったんですけど。
K)うん。
伊)全て否定から入ったので、この法律のせいで。でー、今、おっしゃったように、そのね、痴漢のお話もありますけど。
K)うん。
伊)やっぱり、あのー、本当に自分のどこかすごく壊されてしまって。なので、それまで毎日、会社に行っていたんですけど、月曜日から、その件があった月曜日から全く行けなくなりましたし。家にも一人で住んでいたんですけど、その家にも一人で帰れなくなりましたし。
K)うん。
伊)だから、同じことを繰り返して聞いていても、やはり、どこからか、こう、あの、まあ、日本のこのシステムからすごく見放されている気がして。
K)うん。
伊)まさに、あの、んー、ここで泣いてお伝えしても意味がないことは分かっているんですけど。
K)いいよ、うん、うん。
伊)ただ、それをどうしても、どこまでも、あの、お話ししたくてここまで来ているので。
K)うん、うん。
伊)本当に、あの、13日後に検査をして、どこか傷ついていないと言われていても、本当にどこか殺されたような気持ちでいる。
K)うん、うん。
伊)今でもいるので、それは多分、この先も変わらないと思うので。
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K)うん。だよね。で、そう。あのー、決して、これはね、んっとー、私から見ても山口っていう人がね、あのーまともとは思えない。やっぱり、やってる行為も含めてね。で、いや、多分、仕事にね、かこつけて、で、飲みに誘ってね、で、その席で、あのー、何らかのね、あれを使ってさ。で、おそらく、その日にね、もう伊藤さんとね、そういう性的な行為をさ、しようというふうにね、おもっていたんだろう。そういう事件だろうとは思ってる。事件の流れとしては、間違いなくね
(無言)
K)だから、今、こう、伊藤さんもお話ししたように、あのー、女性のこういう犯罪については、まあ、もうちょっとね、証拠関係とか検事に権限を与えてくれたりとかね、権限というかな、立証のね、ゆとりをね、与えてくれればいいんだけど。とにかくもう、100%立証しろっていうのが刑事でしょう?検察サイドにね。で、要は、あっち方はさ、合理的な疑いを入れる(ママ)ことさえ、ちょっとやっちゃえばいいだけの話。そこをもう完全に。われわれからするとね、非常に難しい問題になってる。
 恐らく、あのー、女性の供述について、やっぱり、過去のいろんな例でも、つい先だっても大阪でね、無罪が出たのがあるんだけど、再審でね。で、あれは女子の話に乗っかって起訴したんですよ、われわれのほうもね、信用性があるってことで。で、ところが、やっぱり、あれ、多分、客観的なね、証拠が足りなかったんだと思う、基本的に。
伊)客観的な証拠とは。
K)んっと、そのー、女の子の話とか、そういうのを裏付ける客観的な証拠。
伊)うーん。
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K)で、しかも、そもそも、あれは、もう本当のうそって話になったのね。それを女の子が後からそういうふうに言ったもんだから、びっくりしたわけ、みんな。で、そうすると、今後、裁判官の頭に何が起きるかっていうと、やっぱり、供述だけはね、話だけっていうのは、ものすごく怖いなっていうのを彼らは思うと。
伊)分かります。
K)うん。
伊)なので、今、これがもちろん、証拠になるとは思いませんけれども、今までの私の生活が全く違うものになったっていうのをお伝えしたくて。
K)うん、うん。
伊)普通にそういうふうに考えて、もし、こう、気を許して行われた行為であったら、普通に、その。
K)ん?
伊)普通に気を許して。
K)うん。
伊)合意の下で行われた行為であれば。
K)うん。
伊)その、月曜日から普通に会社に行って普通の生活をして。
K)うん。
伊)もしくは、真っすぐさまに警察に行って。
K)うん、うん、うん。
伊)そちらのほうが。
K)うん。
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伊)ただ、そうじゃない中で。でも、もちろん、それが一番この件に関しては、とても大きな落とし穴だと思うんですけど。
K)うん。
伊)ただ、うん。私は6カ月間以上、ずっと同じことを話してる。これ以上、多分、お話しできることもないんですけども。
K)うん。もう一つの事件で、こういう形の、こういう強制わいせつだの強姦だのという形でね、起きてくる事件で、あのー、被害者の女性の方が本当にそういう性的な合意とかね、同意がない、もう本心としてね、ない事件って結構、結構って言っちゃなんだけど、相当数あるんですよ。でも、それを起訴できないっていうのも出てくるんだよね。で、それはなぜかと、日本の法律で相手方の故意、犯意を取れっていうことになってるから。相手がどう考えたのかということを、ちゃんと証明しなさいっていうことになってるので、おそらく、その、この手の事件のわれわれ検察サイドのね、一番の難点はそこ。
 で、例えば、この事件が準強姦とか、その、例えば、女の子が意識がないというときで、その犯意が間違いなく立証できるのは、見ず知らずの関係者。だと、まず、もう犯意、立証できるんですよ。あと、あるいは、えーと、昔あった裁判例で、あのー、あるね、女性のところに男が忍び込んで、で、その女性がね、意識がもうろうとしている中で、そういう行為を行った。で、これとかも明らかに忍び込んでいるので、絶対にそんなことあり得ない。で、一番厄介なのは、面識がある者同士になってしまう。
伊)お会いしたの、2人でお会いしたの初めて
K)うん。
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伊)プラス、いつも他に誰かがいらっしゃった、あの、いつもというか。
K)うん。
伊)まあ、一度しかきちんと、あの、お会いしたことないんですけど。
K)うん。
伊)なので、今回も2人で会おうっていうことだと全く思っていなくて。
K)うん。だから、多分、そこはあえて、だましたわけでしょう?引っ掛けたんだね、多分。
伊)本当に面識は、名前と顔は知っていますが。
K)うん。
伊)本当に下の名前すら知らない
K)うん。
伊)家族のことすら知らない。本当に何も知らない。
K)うん。そういうふうにね、やっぱりね、証拠がやっぱり、もう本当に問題になってきちゃう、本当。この事件って。検察官は、そういうこと。間違いなく、今のね、お話、聞いてても、いや、それはもう私たちも分かってるの、伊藤さんがどれだけ精神的なダメージを受けているとかもね。病院行っているから、その後。で、そういう診断してもらっているし。で、友達のお話もね、多分、警察のほうの人から聞いているかもしれないけど、事情聴取させてもらって、どういう形だったのかっていうのは話として出ているから。そういう意味で、とにかく、この事件ね、場合によってはね、あのー、準強姦事件ってなかなか難しいので、今、言ったように所轄だけでやって終わらせるんだけど、今、言ったように難しいから捜査1課も入れてね、やってるの。で、これは、で、とにかく、相手は徹底的に争うだろうっていうの
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は分かってるんで、弁護士も付けてね。ということで、もう徹底的に思い付く証拠をね、集めてもらうと。
 で、本当に、あのー、んっと、一時期、情報で入ってきたのが、んとー、場合によってはね、ホテルのさ、その後の、こう、従業員の人がね、分かってるかもしれない。その部屋の異常さとかね、なんか、そんな雰囲気をね。じゃあ、ちょっとそれを聞きにいこうって行って、その人からも話を取ったりとか。何とかわれわれ、間接事実の証拠になることが分かってるんで、何か有利なんえ(?ね?)、この見落としなりも含めて、もう私と捜査1課でずっと連携しながら、じゃあ、次、これやってくれ、次、これやってくれと、私のほうからね。で、警察のほうからは、じゃあ、ちょっとこんな証拠があるかもしれないからやってみようかと。
 で、普通、あんまりやらないんだけど、あのー、専門医の先生にも聞いてみたの。こういう状態って、どういう、まあ、酩酊状態になったかって。薬がね、入ってるような状態になるのかね。あるいは、酩酊がどれぐらいね、あるのかどうか。で、(#####00:50:08)がある中で伊藤さんの外ン同(?言動?)を踏まえるとね、どれぐらいの酩酊状態で、で、これって事実自体が要は、心神喪失とかね、抗拒不能状態というのが要件になるので。その、なんか、専門医からね、話が出ないだとか、言動だけで。まあ、なかなかね、難しいね、話ではあるんだけれども。
 というのは、普通、鑑定とかってなると、専門医がちゃんとその状態を見て、で、えー、自分で見聞してね、認識して学識をあてはめるっていうのがパターンなんだけど、さすがにちょっとそれはもう無理なんで、ビデオが残ったりとかしてるわけじゃないんでね。ただ、あるのはもう、タクシーの中
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での言動とかね、お店での言動とか、そういうのを集めて専門医にてもらって、で、ここで何が言えるのかどうかっていうところでやってみたら、やっぱり、効果的な答えは出てこなかった。
伊)私が自分で調べた中でも。
K)うん。
伊)アメリカではやってるデートレイプドラッグっていうのがあって、それにすごく後から聞いた話。
K)うん。
伊)とても似てるなと思ったのを。
K)うん。
伊)あのー、記憶をなくしてから2時間くらい、とてもハイな状態が続く。
(転記者注:一審で北口弁護士はハイにはならないと)
K)うん。
伊)でも、その2時間後は、もうほとんど体が動かなくなって。
K)うん。
伊)抵抗ができない、抵抗ができなくなる状態に、その後から2時間から8時間続くっていう薬がアメリカにあって。
K)うん。
伊)で、それを見たときに。
K)うん。
伊)すごくあてはまるなと思った。で、その後、ぼうっとすると。で、ボストンから、ボストンじゃない、ワシントンから来ていたので。
K)うん、うん。
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伊)アメリカでは、そういう薬がすごく簡単に手に入るんで。自分に当てはめたら。
K)うん。
伊)自分ではすごく、それがあてはまるなと思ったんですけど。
K)(#####00:52:12)
(無言)
K)逆に言うと、これ、一つね、んとー、あるのが、その薬が入ってるってことがね、証明できれば、今、言ったみたいにね、あのー、心神喪失とか抗拒不能って立証はもちろん、できるんですけど。でも、それは、うちは全然、証拠がないでしょう?で、逆に言うと、これぐらいの程度だと本当に心神喪失ないしね、抗拒不能だったのかどうかっていう、実は客観的立証も難しい事案になっちゃう。今の、あの、今ね、薬が入るとね、それが薬理作用で、あ、まあ、アルコールも手伝ってね、で、どーんと、こう、心神喪失、抗拒不能って、意味が分からない状態になっちゃうっていうのって、立証しやすいんですよ。
 で、ただ、今のわれわれのある証拠ってね、そこはもう証拠はもう全然ない状態なので、証拠かできてないというかね。で、そういう状態なので、今度はね、もし、弁護人から突っ込まれたときに、こちらとして弱くなってくるのが、あのー、コップ2杯とグラス2杯。で、あと、お酒、まあ、ちょっと最終的には酒量もちょっと検出できてないから分からないけど、まあ、これくらいで、こう、もう酔っぱらっちゃいましたっていう話だよね、基本的にはね。で、だから、こうなってくると、これぐらいの程度でね、本当に心神喪失とか抗拒不能状態にね、なってるんだろうかっていう、そういう疑問
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が出てきちゃう。で、検察は、やっぱり、それを実証しなきゃいけなくて。で、まあ、まずは、それが客観的に立証できるかどうか。ね。
 お酒のまずいというかね、こう、われわれが、まあ、よく知っているお酒の例でまずいのが、あのー、よくね、被疑者の人で、お酒を飲んでたからね、記憶にありませんっていう人って結構、出てきちゃう。で、それ、裁判官、よく見てるんですよ。その人たちは有罪になるの、全部。こう。で、なんでかっていうと、大体、専門家の人たちの話だと、あのー、ここのやってるときはね、記憶があったのに、起きてね、記憶がなくなるということもあるんだっていうのを、結構、法廷で述べるんだよね。述べてくれるの。もう、それはもうおそらく、今はそこまでもう立証しなくても、裁判官の頭と法律家の頭って、そういうね、頭んなっちゃってて。
 そうすると、この案件がこれじゃないかっていうことを、弁護側が主張する可能性が出てくる。意味分かる?なんか、この間、その、室内ではね、記憶があったのに、例えば、酔っぱらってね、対応しただけで、その後、記憶がね、なくなってるんじゃないか。で、ところが、それを主張されたときに検察側がつぶせるかってことになってくるの。で、そこが検察側の立証が、この事件だとね、検察側が立証するハードルがいくつかあって、で、それを今、つぶせるだけのね、証拠がね、どれもないっていう状態になってる。証拠上ね、これは、あくまで。
 真実が何かっていうのは多分、そこまではね、どの刑事事件でも証明できないの。だから、女性が悔しい思いをするのは、そこなの。真実はこうだったのよ。でも、証拠がないからね、起訴もできないし、あるいは、起訴してもね、その後、それは崩れちゃう。
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伊藤)うん。
K)で、どうしてもわれわれは、それ、もう裁判所からね、証拠で証明しろっていうふうに言われるから、もう証拠を出すしかないの、どんどん。で、刑事事件って、われわれ、どういうふうに設定したかっていうと、仮に弁護人がこう言ってきたら、じゃあ、どういうふうにそれをつぶすか。こう言ってきたら、どうつぶすか。こう言ってきたら、どうつぶすか。武器がないと、われわれももう、なかなか、こう、それを切り札として使えない。で、それがちょっとこの事件だとね、そういうのが多分、三つ、四つぐらい出てきちゃうっていう。率直な話しするとね。
 そうすると、仮に法廷に持ってっていっても、あのー、伊藤さんの証人尋問をやってもね、要するに、前と後ろだけでね、尋問できるのって。で、その精神的なダメージがかなりあった。それはもちろん、カルテとかで証明できる。でも、そこの部分のところが何一つ証拠として。まあ、もしくはタクシー運転手が出てくるかもしれない。引っ張られてましたよって、それはあるかもしれない。といってもね、そこってどっちでも、こうとれちゃうような話なんで、出てきても効果的に検察側が、その時点で性的な意図を持って、山口が引っ張り出したんだという事実まで持ってけるかどうか。多分、裁判官は、あのー、どちらとも言えないって可能性がある。
伊)あの「降ろしてください」って言っていた時間ももう、あまり意味がない?
K)うん、うん。あの、それもね、二つとれちゃうの。率直な話しするとね、1個がね、状況、分かってたんじゃないかという証拠になり得る。実は、ある。伊藤さんが、当時。
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伊)意識があったと?
K)そう、そう、そう、そう。
伊)うん。自分でも、それを話したことは一切、覚えてなかったんですけど。
K)覚えてないんだよね。
伊)それは、後から聞いた話で。
K)うん。それは、どっちかなの。本当にもう全然分かんなくなって。でもね、本能的にね、話してるって、これはもちろん、あると思う。ただ、そのとき状況認識できて、やっぱり、断ってる。ただ、それをその後ね、もう覚えてない。一回寝ちゃったんで、覚えてないっていうこともある。
伊)その、起きてから押し倒された部分も全く、意識が戻ってからの話も全く、あのー、そこの部分は準強姦に入るんでしょうか
K)いや、そこも入ると思います。要するに、なんでかっていうとね、これ、もっと相手の犯意の、今度、故意の問題になってくる。例えば、その主張で、その、仮に伊藤さんがだよ、応じてました、なんか、いいっていうね、回答をしました。多分、そういう主張になるんだと思うね、相手は。で、そうなったときに明らかに、その、伊藤さんが拒絶して、もう強い態度で出た以降はやってないっていう認定に多分、なる。それまでは、こう、行った(ママ)のかもしんないけど、いや、そういう、まあ、気があるんだと思って勘違いしてました。で、もう強く拒絶されたんで、あ、これ、本気なんだなと思って、それ以降からはもうやめましたと。
伊)なんか、よく分からない。
K)ん?
伊)ん?
42/60
K)さっきのお話だとね。
伊)はい。
K)いや、あの、えーと、さっきの資料を基にして。
(無言)
K)もう警察段階でお話ししている、あー、えっとー、調書のところでね、見ていくと、あのー、この流れ、今、お話してくれてる流れだとね、多分、んっと、この調書上の記載とかを踏まえると、山口の弁護人、あるいは山口は、まだね、伊藤さんが合意をね、している、そういうことを許してくれてるというふうに勘違いしてましたっていう主張が出てくる可能性、十分ある。で、えーと、いろいろ、こう、やりとりは出てきてるんだけど。
 で、最後に、えっとー、伊藤さんが強くね、もう怒ったというかね、という態度に出たんで、で、そう、以後は山口のほうが、そういうことをやめたみたいな形になってくる。だから、強く言ってね、本当に怒って断れば、彼はやめたってことになっちゃう。それまではなんでやめなかったかって多分、その前からの続きになるんで、この前の話が証明できないと、その流れの一環になるから、弾劾し切れない。ここだけ取り上げても。わかる?
伊)はい。
K)うん。で、これ、本当にあれなんですよ。別に、こう、われわれも本当に、こういうね、ひどい案件であるならば、いや、タジマも私も、これ、聞いたときには、まあ、多分、薬が入ってね、そういうことを仕組んだんだろうと。あと、んっと、LINE? メールか。メールのやりとり見てもね、言葉巧みにね、多分、伊藤さんを誘ったんだろう。そんな事件だろうなというふうには、もう直感的にはあるの。で、もう立てるなら立てようと。で、
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なんか、TBSだろうが何だろうが関係ないからね。やるなら、もうちゃっちゃおう。そういう形で入ったの、この事件って。で、とことん、だから、詰めた話、本当に。立証できるかどうか。多分、多分、おそらくね、これ、伊藤さん、納得するというかね、納得が得られないだろうとは思っている。
伊)立証は得られないことに?
K)んーと、これ、起訴できないという現状について。
伊)もう起訴はできないんですか。
K)おそらく、起訴できないと思う。
伊)うん。
K)今、多分、証拠で他に何かが出てくれば別だけどね。かなり、やりつくしてると思うんですよ。も。最後の切り札が、専門医だったんだよね。何か先生から、有意義な話が出てくるかということだったから。
(無言)
K)だから、おそらく、立証できるのは、伊藤さんの意に沿わなかった、それは立証できると。それが直ちに準強姦罪とかね、強姦罪が成立する要素ではないというのが、難点、こちらの、一番のポイントは、そこで。要するに犯意を立証しなさいっていうね、主観の問題をね、立証しなさい。しかも、ちゃんと証拠出しなさいって言われてるところが、もう検事からすると極めて難しい問題なの、この事件は。そこが裏付けられない。なんの証拠も持ってきてない。効果的にね。つまり、多分、ある程度まで行けるかもしれない。ただ、裁判官が合理的な疑いを入れない(ママ)程度に、心証形成まではしてくれるだけのものは出ないという感じ。疑わしいと思ってくるかもしれない。
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伊)何についてですか。
K)犯意について。
伊)犯意?
K)犯意について。つまり、吐いて、もう山口がね、伊藤さんの合意なんか得られていないのに、いや、伊藤さん本心、そんなことをね、望んでもいないのに、性的な関係をね、持つことについて。でも、それが分かっていながら、そういう行為に及んだっていうことになるわけ。で、要するに、2人の主観がここに入ってきちゃうわけ。一つが女性の内心。その内心を、彼が認識したかどうか。で、女性の内心は立証できるの。こういうふうに思ってました。それは女性が言えばいい話だし、その後のね、精神的な状態とか、まさに、あの、次の日から、えーっと、仕事へ行けなくなったとかね。病院で精神的なところを相談してますとかってこと、友達にも話してますと。そういうとこで証明はできる
 今度、それが、あの一室の中で本当に正確に山口に伝わったかどうか。で。通常はそこで女性が記憶にあれば、それを話すので、あとは、そこが信用できるかどうかって話になると。で、このやりとりが、ずるいことに、もう山口の話しか出ないの。で、山口が平気でうそついちゃえば、うそつける人間なら、壁でうそついちゃうの。そうすると、それを検察がつぶすってことになるの。それは何をつぶすかというと、こういう証拠があるじゃないのと。だから、あなたが何言ったって、あなたは伊藤さんの本当のね、気持ちを分かってたじゃない、このときに。
 で、それで、今、言ったみたいに、まだ1回しか会ってないとかね、そういうところを考えて追及してっても、だから、裁判官は全くね、山口が認識できなかったという思いは持たないかもしれない。ちょっと裁判官の判断は
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分からないかもしれないけど。でも、恐らく、合理的な疑いを入れない(ママ)程度、つまり、100パーセント近くまで、その、意識があったっていうことを検察側が証明し切れたって判断するかというと、多分、違って、恐らくですけど、疑わしいけどって話になるの。疑わしきは被告人の利益にっていう、ちょっと検察官は是認できないけど、そういう法則があるから、犯意は検察は立証し切れてないっていう判断になる。
伊)で、もう起訴されないということは、もう決まりなんですか。
K)いや、まだ本決まりはしてない。で、しかも、相手にまだ伝えていない、この事件については。で、それは何かというとね、あとは、んっと、もう伊藤さん自身がこの事件について、どういうね、アプローチで行く考え方をしてるのかっていうことでもあるから。起訴、不起訴だって多分、証拠はそろいません。で、起訴できません。じゃあ、不起訴ですというのって、もう証拠の話なんで、検事はもう被害者の話、聞かなくても、被疑者の話、聞かなくても処理できるんですよ。しちゃっても構わない。でも、この事件はやっぱり、ほんし、本質的にね、伊藤さんの意に沿わなかったことってのは間違いないんだろうと思ってる、この事件
 で、そうすると、あと、伊藤さんとしてね、この事件についてさ、どういうことをね、お考えになってね、どういうふうに進めてもらいたいのか含めて、お聞きはしたいと思ってる。だから、ちょっと、きょう、来てもらってね、まあ、ちょっと事実確認で、もし、いい話が出ればね、裏付け捜査しなきゃいけないなとは思うんだけど、ちょっとお話が出ないっていうことになった場合に、どういう形でね、この事件をね、持って行って、最終的にね、処理するのが一番望ましいのか。
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伊)もちろん、あのー、会ってお話を聞いていただけているだけで。
K)うん。
伊)本当に、一番最初の原宿警察署に行ったときから、もしくは、最初に検査してピルをもらったあのときから。
K)うん。
伊)もしくは、あのー、ホットラインに電話したこともあったんですけど、まあ、誰にも話せなかったときに。
K)うん。
伊)その、もう起こったことは起こったことだと思うんですね。
K)うん。
伊)それと、そこをどう日本の法律で決めていくかは、私はプロでもないですし、私が被害者なので、私の仕事ではないと思うんですけど、それも少しでも正直にあったことを、こうありましたということをひたすら、あのー、お伝えしているんですけれども。
K)うん。
伊)やはり、それよりも、その後にあったこと。
K)うん。
伊)その行為が行われた後の、その、病院での対応だったり、ホットラインでの対応警察での対応だったりっていうのもやっぱり、この今の法律、まあ、病院は、ただ忙しくてっていうのもあると思うんですけど。
K)うん。
伊)他は、すごく今の、昔つくられた法律が反映して、そういう考えに警察の方もなって、そういう下でしか動けないっていうことを、この半年間ずっ
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とそれを見てきて。
K)うん。
伊)もうそこが、一番苦しいところであったので。私としては、いくらこれが、どう、どういうふうに持っていっても難しいということでも、私はこれを少しでも、あの、可能性があるのであれば。
K)うん。
伊)裁判官とお話ししていただけるとっていうのが、思っているのが一つで。というのは、もうこれが難しいと分かっていても、自分の中ではもう、これはあった事実なので。で、そこで証拠不十分、立証もできないということで、どういうふうな名前でこのことが閉じられるのか分からないんですけど。
K)うん。
伊)そこの閉じられた時点で、私は、あの、責任を問いたいのは、やっぱり、この古い法律だと思うので。
K)うん。
伊)そこをどうにか、この6カ月間、いろんなお話をしてきた上で、とにかく、そこの部分に少しでも何か小さなエフェクトが与えられればなとずっと思っていたので。
K)うん。
伊)なので、あちらから示談の話があっても、一度もお話しする気がありませんとお伝えしていますし。
K)うん。
伊)どういうふうにしたら、その、自分の思ってるような、少しでも、今の
48/60
働いてる所でも、あのー、この法律についての問題視がされているっていうことも取材したりとか。
K)うん。
伊)こう、お話を伺ったりとか。でも、やはり、本人、あの、そういうことを話しも上司の方にもしてるので。
K)うん。
伊)最初は入れてもらえなかったんですけど。
K)うん。
伊)その後のね、あのー、調べていただいた、こう、話とかを聞いていると、やはり、日本の中で声を上げても難しいんだなという、こう、この状況もすごく見えて、少し、こう、あの、意見会はあったみたいなんですけど、それも由縁の方(ママ)が一言、言って、やっと動いたっていうところだったので。
K)うん、うん。
伊)そこがどうしても、どうしても、もう本当にそのことがあって、直後にやはり、一番、自分のことを何もできてませんでしたけど、妹のことが心配になったりとか、友達のことが心配になったりとか。もし、本当に最初から、そのことが起こったすぐに警察に行かないと、何も助けてもらえないなんて思ってもみなかったので。
K)うん、そうだよね。
伊)で、学校でもね、教えてくれませんですし、どういうふうに対応していいのかを。
K)ね。知らないですもんね。それだけショックで当然ね、傷ついている。す
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ぐ警察に行ってほしいとかね、それ、なかなか本当に難しい問題。
伊)なので、このね、病院では必ずそういう薬を頂くときに、じっくり(####@01:14:00)をつけるだの、必ず緊急事態、この、ていうことに少しでもつながればなと思っていたので。だから、これがどういうふうに進めば、そう、どこにつながるのか分からないんですけど、私はそこが、その後のことでかなり傷ついたっていうのもとても多かったので。
K)うん。
伊)何度も警察に行ってお話しして。
K)うん。
伊)お人形を使って、その場のお話ししたりだとかも。うん。だから、私は、そうですね、そのことに少しでもつながるのであれば、難しくても、あの、そうしていただけたら、すごく、そこでダメだったということでも、それはそれで何かだと思うので。うん、そうですね。でも、本当に最初の、最初から考えて、ここに来てお話をさせていただいているだけでも、本当に考えられなかったことだったので。
K)うん。
伊)「何もできない」って最初から言われたときと比べたら。
K)うん。
伊)何もできないから、ここまでお話をいんな方に聞いていただいて。
K)つらい思いしちゃったね。
伊)だけど、私としては難しくても最後まで、最後まで、やって、最後まで。
K)一応、私のほうで、んっとー、まあ、警察もかなり言ってるみたいだけ
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ど、まあ、山口をね、呼んで調べはする。それを今、する。それはね。で、本当に、あのー、伊藤さんの気持ちもよくわかるしね。でー、起訴してもらいたいっていうのがある。分かる。でも、恐らく、これ、起訴するとね、あのー、起訴するとというよりも多分、証拠がこれだけのところで起訴するのって、まず、ないんだよね。で、恐らく、そうなってくると、あのー、もう証拠がないのに検事が起訴したっていうことにね、まあ、なってきてしまう事案だと。
 で、起訴ってやっぱり、あのー、これは今度、被告人の観点になってしまうけれども、あと、要はね、被告人にされる人間について、法律制度というのはね、すごく手厚くなってくるの、今度。ご存じだと思うけどもね。つまり、マスコミもそうだけど、被疑者段階では、ばんばん悪いやつだって報道するでしょう。で、起訴するでしょう。無罪になったらね、検察のもう、検察、検察がね、とんでもないでっち上げだぐらいのね、この話が始まってくるの。
 で、まあ、これを伊藤さんに言っても仕方ないとこあるんだけどさ、今の世の中はね、われわれからどんどん、どんどんね、あのー、捜査手法とかね、そういうのを取ってこうとしてるの。それも、われわれが悪いところもあった。あのー、何年か前にね、証拠を捏造するようなね、検事が出てきて。で、そっからはもう完全に流れが変わってきて、いかに検察をね、弱体化するかというかね、被疑者、被告人を守ってあげるか。そういう形になってきてね、一層、われわれが動きづらくなってる。だから、そういう意味で、あのー、ちょっと証拠が不十分な事件をね、起訴するときの多分、世間的なインパクトは、もう全然、話が違ってきちゃうの。という、やっぱり、
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問題がね、かなり出てきてしまうと。
 だから、本当にそういう意味では、んと、こういう問題について、なんというのかな、女性のそういう関係の事件について、もう少し証拠をね、緩めるって言い方、変だけれども、立証しやすいようにね、してもらえればね。従来はそうだったんですよ。基本的には、比較的、信用するというかね、検察の活動を信じていたんで、裁判官も。だから、そういう意味では、あの、認定する方向に来ていたんだけど、もうここに来て完全にそういう話じゃない程度のハードルが、ここに来てどんどん上がってるんだだよね。
 今、本当に変わってきてるのは、痴漢なんかは、もう、まず、逮捕されても、勾留請求してもね、10日間勾留請求しても、勾留してくんないんですよ。認めなくても。従来、認めてなければ身柄拘束さしてくれたんだけど、もうそれすら今、さしてくれない状態になってる。だから、そういう意味で、かなり、こう、われわれに対する立証のハードルはね、今、ものすごい高い状況にある。
 だから、本当そういう意味では、まあ、そういう研究とか取材とかなさってるとかあったけど、女性にとっての、で、逆に起訴するとね、あのー、特に裁判員裁判みたいになってくると、刑、重くなるんですよ、今。証拠が十分あって、で、女性がね、被害者として法廷に出てくれば、一般の裁判員裁判になれば、一般の人がそれを見てくれて、かなり、こう、刑が、ぼーんと従来より跳ね上がってる。それでもまだ軽い感覚はあるけどね。で、今、だからほんと刑事罰とかは、まだ軽い。だから、そういう意味で、なかなかちょっと、こう、起訴すればそういう方向に行くんだけど、じゃあ、で、まあ、起訴して有罪の心象を取ってくれればそこまで行くんだけど、今度、逆
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にそこまで行くまでのハードルが、ものすごいやっぱり、高い。
伊)うん。
K)もう率直なお話ですよ。率直なところは、もう。やっぱり、率直にお話ししたいしね。ここんとこで、なんか、こう、じゃあ、こういうふうにしますよとかね、言葉で言うことはできるんだけど、本当にそれに応えられるかってなると、多分、それはね、かなり難しい。やってあげたいけど。この事件は、本当に。
 で、きょう、お会いしてね、伊藤さんがどんな方なのか分かったしさ。決してうそをつくような人ではないしね。繊細な方だってことも分かったしさ。それも山口は悪いと思いますよ、本当にこの事件って。こんなことやってるなんて。しかも、既婚で、社会的にね、それなりにさ、あのー、ちゃんとした組織にいながらね。逆に言うと、それをさあ、逆手にとってね。で、逆に言うと、そのことを、逆にっていうか、その、伊藤さん自身の夢をね、つけ込んだわけだから。それだけでも十分にさ、非難に値する話だから。そういう意味で、絶対許せない男だと思う
伊)この先は、どういうふうに進んでいくんでしょうか。もう・・・。
K)この先?
伊)・・・これ以上は何も。お話する予定なんですか、山口と。
K)まずは、まあ、次、近々、えー、山口を呼びます。私のほうで。で、取り調べをすると。そこでちゃんと自白をすればね、また話が変わってくる。やっぱり、私の前でも認めないということになれば、不起訴処分になる可能性は十分高いと思う。そっちの方向に行くというかね。まあ、あとは、こう、われわれも組織なんで、決済制度ってのがあるのね。で、上のね、人が
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見てくれて、まあ、部長とか副部長とか、こう、いるんで、その人が見てくれて、いや、これはね、ちょっとおまえの判断はおかしいんじゃないか、もうちょっとここをね、やってみろっていう話になれば、やっぱり、そこはもちろん、私のほうでも足りないとこなんで動きますと。
 ただ、部長も副部長も見たときに、あ、この事件はやっぱり、確かに、証拠がないなと。不起訴は仕方ないなということであれば、最終判断は不起訴ということんなる。だから、不起訴処分になるかもしれないって、私、言い方してるのは、私は最終的な一応、判断をするけれども、検察庁としての判断ってのは、そういう決済がやっぱり、ちゃんとあってチェックをしなきゃいけない。で、そのチェックを経てしまうと、基本的にやっぱり難しい判断になる。うん。
伊)分かりました。
K)うん。で、本当に言っておきたいこととか考えがあったら、言っといていいですよ。どんどん言っていただいて。何度でも、その、お付き合いするし、別に、あと、まあ、いろいろお忙しいところもあると思うから。
伊)そうですね。今回、このー、この件だけでなく。
K)うん。
伊)あのー、そうですね。
K)うん。
伊)やっぱり、この、この件に関して捜査していただいた段階、また、その、移り変わりの中でもかなり、あのー、もちろん、こういうことに対して、あの、自分が中にいて、こう、執り行われる場所に、なんでしょう(####@01:24:48)。あのー。そのことの流れの中に、すごく疑問を持つこ
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ともたくさんあって一度、お電話したと思うんですね。
K)うん、うん。
伊)私がちょうどフランスにいたときなんですけど、あの。
K)え、私に?
伊)はい。
K)私、出たかな?
伊)あっ、違います。
K)もし、私・・・。
伊)あっ、違う。あのー、前の担当の方にお電話をしたら、多分、あのー、担当の方は、あのー、もう自分じゃなくて。
K)うん。
伊)多分、あのー、Kさんになると思うっていうことを。
K)あ、そうだったの?
伊)伺ったんですけど。
K)うん、うん。
伊)ていうのは、あのー、そのー、「逮捕する」って言われたときに、もう高輪署の方が、もう空港にいて、本当にする直前にいたのにもかかわらずストップがかかったっていうところで。
K)うん。
伊)あのー、ここで、あのー、お話ししたことは。
K)うん。
伊)もう、あのー、とても一人の人のことに関わってしまうので、あのー、この場で一度、押さえておいていただきたいんですけれども。
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K)うん、うん。
伊)そのー、担当してくださっていた方が本当にもう目の前にいたのに。
K)うん。
伊)そのことが、警視庁の中からストップがかかったというのが、とても異例だったと伺っていて。というのは、それまで決裁がいろいろ、まあ、こういうふうにいろいろ聞いていて、どのような、あの、証拠で難しいから逮捕に及ばなかったっていうことも、後で何度もお聞きしたんですけれども。
K)うん。
伊)何度かというか、点があったんですけど。
K)うん。
伊)ただ、私は被害者なのでそこを言わずにいたら、もともと担当していた方から、実は、もうその方は部署を、高輪署を移られていたんですけど。
K)うん。
伊)なので、まあ、連絡も取ろうと思ってませんでしたし。
K)うん。
伊)代わったと伺った時点から。ただ、知らない電話からかかってきて。
K)うん。
伊)そこでやはり、あの、事の進め方には、何かおかしいものを感じるから。
K)うん。
伊)ただ、その方の立場からは、全ての情報があの、聞き取れない場所にいるので。
K)うん。
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伊)ただ、(このまま進めていってはいけないので、一つ一つ声を上げてください)って言われたんですね。
K)うん。
伊)で、その意味を最初は分からずにいて。ただ、そのー、まあ、最終的には、その、逮捕状が出ているのに、1カ月分のものがあったのに、なぜ使わなかったのかっていうことと。
K)うん。
伊)そのものがあったら見せてくださいっていうことを、あのー、言ってみなさいって言われて
K)うん。
伊)でー、私もそのときに、全くどういう状況でそういうことが行われてたのか分からなかったので。で、おじに、もともと、あの、検事をしている人がいたのでお話ししたら、「見せてもらいなさい」と同じことを言っていたので、あのー、2人の弁護士さんにお願いをして。
K)うん。
伊)たまたま、あのー、協力してくださる方が見つかって。で、その方と一緒に警視庁に行って、あのー、お話しして、見せていただけますかっていうことも聞いたんですけど。
K)うん。
伊)あのー、もちろん、私の聞いていたことと同じような答えが返ってきたんですけど。ただ、それよりはもっとクリアな、もうそれは破棄しましたとかいうことを、詳しいことを教えてもらったんですけれども。
K)うん。
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伊)ただ、そのー、その方からの一言がとても結構、自分の中でかえって疑ってしまうというか、どうしてそういう流れになったのかって、自分の中でも思ってたけど、もともとそうやって捜査をしてたからだとかも言われたので、すごく混乱してしまった。
K)うん。
伊)でー、一緒にもちろん、行ってくれた弁護士さんの方も、やはり、おかしいということで一緒に行ってくださったので。
K)うん。
伊)今、このお話がどこに行くのかも、な、な、なぜ、このお話をしているのかも分からないんですけど、そういうところがとても、うん。
K)え、伊藤さんはそれで、検察庁に電話を入れたの?
伊)はい。
K)あ、そうなんだ。
伊)はい。あのー、ど、電話を、その、ドイツにいた時点でも、電話をしてみたらどうだってふうに言われて。
K)うん。
伊)どうしてストップされたのか。今までいろんな、こう、ところを通ってきて、逮捕していいっていうことだったのに。
K)うん。
伊)どうしてストップがかかったのかっていうことを、「直接、聞いてください」って言われて。
K)うん。
伊)電話したんですけど、そのー、人、名前見ればわかるんですけども。
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K)あ、いいでしょ。見ていいですよ。
(音声不良にて起こし不可)
K)私がなるっていう話あったの?
伊)Kさんになるって6月の時点でおっしゃっていて。
K)いや、率直に言うとね、ストップがかかった後から入ってる。
伊)あっ。
(無言)
K)分かる?
伊)M検察官。
K)いつかけた?
伊)えっと、6月の9日か10日ぐらいになります。8日。
K)M検事?
伊)はい。で、もうその時点で、もう自分じゃなく、Kタカシっていう。
K)でも、それで私の電話番号とかは教えてくれたの?
伊)内線を教えていただいたんですけど、そのとき。
K)かけた?
伊)かけませんでした
K)かければよかったのに。
伊)そのときの、なんか、話され方があまり。
K)うん。
伊)どなたに信頼してお話ししていいのかが、どこでそういう方が、そうなってるのかがちょっと分からなかったので。
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K)そうだったの。ごめんね、本当に
伊)いえ、いえ。
K)かけてくれればよかったのに。
伊)で、まあ、でも、多分、あの、全く関係がないことだとは思うんですけど。
K)うん。
伊)ただ、この件とは別に、その、やっぱり、内部でね、働いてた方に何度かそういうお電話があったので、ちょっとそこで。
K)それ、私・・・。
伊)どういうふうに。
K)うん。私も聞いてなかったから、連絡入ってんの。
伊)ああ。
K)今、初めて。
伊)ああ、そうなんですね。
K)うん。ごめんね、本当に。
伊)いえ、いえ。
K)そうだったんだ。そしたら、それ、本当に対応としては不思議に思うよね。
伊)はい、思いました。
K)うーん、そっかあ。で、別に、と、私が伝え聞いてるのはね、逮捕しなかったことについても、あのー、例えば、TBSとか圧力かかったとかね、そういうあっちの圧力がかかってやめた問題ではないみたい。警察の判断で慎重に捜査を進めるということでやったみたいなの。で、私にそれ来たんで、い
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や、逮捕はしないのはいいんだけど、まあ、私としてはね、逮捕しちゃえばいいのに、あ、もう、ここだけの話よ、逮捕しちゃえばいいのにっていうね、こともあってさ。でー、じゃあ、ほんで、やるなら、ただ、ちゃんとね、あのー、逮捕するっていうと今度、20日間という期限が限られてくるから、もう20日って枠がないんだから、とにかく、きっちりと裏付け捜査だけはしてほしいっていうことを、私のほうが言ってるの。
伊)はい、伺ってます。ただ、それがもう2ヶ月たった後だったので。
K)うん。
伊)その後に、その、あのー、新しく担当してくださった方に同じ説明を受けて、もう。
K)うん。
伊)今と同じ状況で、これ以上、何も出てこないと思いますっていうことをお伝えして。それでも、もっと調べるっておっしゃってたんですけども、2ケ月間の間、何度も何度も高輪署に通っていろいろ調べていただいた上で、そういう逮捕っていうことが決まったので。もちろん、逮捕しても逮捕イコールではないですし、どうなるかは分からなかったですけど。ただ、私の中では逮捕していただきたかったところがあったので、そこで。
K)うん。
伊)それまでは全く向こうも多分、知らなかったと思うので。
K)うん。
伊)そこでそういう圧力をかけていただいてお話ししたら、また向こうの反応は違ったのかなっていうところがすごく思っていて。
K)うん。
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伊)なので、それがね、その直後だったらもちろん、いろいろ調べてっていうこともすごく理解できたんですけど。
K)うん、うん。
伊)その他の説明も。なので、全く納得ができなくて。
K)うん。
伊)それ以上、他に新しいことが出てくるとすれば、まあ、DNAの結果を待っていたんですけど。
K)うん。
伊)でも、それもブラのものだったので。
K)うん、うん。
伊)それイコールになるわけじゃないので。
K)うん。
伊)だから、全くその説明も理解ができずに。なので、多分、その担当していた以前の方も、どこか、こう、不思議に思ったのか何か、落ち着かなくて何度か連絡をいただいて。ただ、私の立場からそんな探りを入れるようなことはできないので。
K)うん。
伊)ただ、そう、で、で。
K)対応があったんだね。
伊)はい。
K)ふうん。
伊)もう、その直後に初めて、あのー、新しく担当してくださる、あのー、捜査1課の方とお話ししたその日に、もう、あの、示談のお話を担当者の方
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から受けて、その次の辺りに捜査1課の方と一緒に、あの、弁護士の方に会いにいって、捜査1課の方の前で示談のお話っていう、そういう場も設けられたので、なんか、ますます訳が分からなくなってしまった時期があって。そこの時期では、あのー、きちんと捜査一課の方にお話しをしたくなくなってしまって。
K)うん、うん。
伊)ていう時期は、お話をした、でも、必死にね、調べてくださっているのでっていう部分はあったので、それを出さないようにはしてたんですけど。
K)うん。
伊)もういろんな、こう、あのー、質問がというか、いろんな疑問が、あの、浮かんでっていう時期が。
K)それ、どんな疑問をお持ちになったの?伊藤さんは。
伊)あのー、TBSうんぬんの圧力ではないと思うんですよね。
K)うん、うん。
伊)じゃなければ、あのー、もし、本人ができる操作、なんか、こう、マニピュレートできるところであれば示談のお話もしないと思うので。
K)うん。
伊)でも、すごく、すごく大きなところでの、本当に妄想の世界なんですけど、考えたらやはり、彼が書いた記事について今、もうすごく、こう、パク・クネ大統領がそのことについてコメントをしたっていうことが、さい、ちょっと前のニュースにもなってたんですけど。
K)うん。
伊)その、ベトナムにも慰安婦がいたっていう記事を書いて、それから、
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左遷されて、また同じ時期にこういうことが、このことが起こったので。でー、それを思うと、やはり、それを書いた記者っていうことで、いろんな、こう、日本のニュースからも、とても、こう、あのー、たたえられているんですね。
K)うん、うん。
伊)で、やっぱり、こう、かなりそのことに、記事についてTBSから左遷されてしまったという、この、その事実はとても、こう、ヒーロー視して、あのー、サポートしている。
K)んー。
伊)こう、右側の団体の方もたくさんいるので。
K)うん。
伊)なので、もし、そういう方が、まあ、同じなのかは分からないですけども。
K)うん。
伊)ことをしたっていうことがニュースになってしまうと、今度はまたそこに韓国側からの、こういう、こう、コメントを書く、また、全く違う、ならないかもしれないんですけど、ていうことが私は、ひと、それぐらいしか考えられなかったんですけど。
K)うん、うん。
伊)ということを考えて、どこかでそういう、こう、配慮をした方が逮捕ではなくっていうふうにしたのかなっていうところで。
K)うん。
伊)一方的な被害妄想でもあると思うんですけど、思ったことがあって。
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ただ、それが自分だけ思っていたらよかったんですけど、他の人も、その、あんなにいた方からお伝えしてないのに来たので。
K)うん。
伊)やはり、この、この、ただのタイミングの悪いものだったのかもしれないんですが。
K)うん。
伊)そういうふうに。
K)説明不足だよね、やっぱりね。
伊)はい。
K)うーん。
伊)そういったこともね。
K)ねえ。それでなくとも被害者で、そういう心を痛めているのに、刑事手続きなんて分かるわけないもんね。説明してあげればいい。ちゃんと、そこら辺のところは。うーん。それは申し訳なかったと思う。ごめんね、本当に。そんなことがあったんだ。ごめんなさい。私もそういうの、もっと把握しとけばよかった。そこら辺のところ。
伊)そうですね。
K)うーん。
伊)内線番号をいただいたので、お電話すればよかったんですけど。
K)いや、そうじゃなくても、えー、うちの引き継ぎの問題でもあるからね、それ。
伊)そうですね。
K)うん。前任の検事が私に、それ言ってくれればよかったんだよね。
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ごめんなさい、本当に、それは。そんな電話してると、全く私、分からなかった。
伊)はい、でも。
K)いや、それは私の説明も納得できないよね。それ前提にすれば、何かが、こう、後ろにあるんじゃないかっていうふうに思うし。
伊)そうですね。
K)ね。んー、でも、誓ってそういうの全くないですよ。
伊)はい。
K)本当に。あのー、そんな観点でわれわれ、動かないから。むしろ、そんなのあるなら。
伊)ただ、その、あるとしたら、警視庁のほうのどこかの上の層なのではっていうことを言われてたので。もう私も言われたことを全てうのみにしてるわけじゃないんですけど。
K)うん。
伊)あるとしたら、そちらだっていうふうに。
K)いや、それはそういう疑いの動きになるよね。
伊)捜査は厳しいって言われたので。
K)で、それを、逮捕するってことをわざわざ伝えてたんでしょう?伊藤さんに。
伊)はい。じゃないと、あの。もう1カ月くらい向こうで仕事する予定だったので、逮捕して、あの、検事さんに会わなきゃいけないので「帰ってきてください」って言われて
K)あ、そうなの?
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伊)はい。もう飛行機の、こう、違う手配もしていたので、はい。
K)ああ、そうかあ。それは本当にご迷惑掛けてるね、でも。そんなことやって。んー。いや、それは本当に伊藤さんも不審に思ったりとか、何が行われてんだろうっていうかね、全く自分がね、関わらないところというか。本当は一番、利害というか、身近な人なのに、それの説明もね、受けないままさ、かやの外に置かれたような気持ちになりますわね、それね。
伊)はい。
K)うーん。
伊)もう一つ言うと、そのー、やはり、皆さん代わって、で、担当してくださった方が移られたって聞いていたので、そのことを電話来る前に捜査1課の方とお話ししたんですけど、そのことを伝えた、異動されたことについて疑問持っているっていうことも伝えたら、いや、でも、できる人なんで昇格されたって伺っていて。
K)うん。
伊)ああ、それだったらいいんだけどって。
K)それ、いつのお話?
伊)一番最初に、あの、伺ったのが6月の23日とかに、日本に帰ってきてから6月の終わり頃に行ったんですけど。ただ、その後にお電話を受けて、私はこういうふうに伺いましたと、その、異動された方に言ったら、それにも「語弊があります」と言われたので、やっぱり、その、その、いや、うん。
K)うーん。
伊)おかしいなって思うところが増えてしまってっていうことは。
K)うーん。そういうことを言われると、まあ、警察の流れとかね、そんな
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ん信じられない感じになるわね、やっぱり。
伊)はい。なんか、警察の流れの前に、その、証拠のことは、もう最初から聞いていたことだったので。
K)うん。
伊)なんの疑いもなかったんですけど。
K)うん。
伊)でも、聞いてて分かっていたことではあるので。
K)うん。
伊)ただ、多分、だからこそ、逮捕するしか聞けないっていうのが一番最初に聞いていた方の判断だったので。
K)うん、うん。
伊)それ、もう本当に近いところまであったので。
K)うん。
伊)そこはすごく、まあ、逮捕していただくことがゴールじゃないですし、そして、最初から、こう、罰せられることをイメージしていたわけではなかったので。
K)うん、うん。
伊)ただ、それはすごくタイミングが悪かったなあと思います。少しその手前で何も聞かないままだったらよかったんですけども。
K)うん、振り回されてしまったのね。
伊)本当に、目の前で待ってたんですよって
K)うん。
伊)出てくるの。そのまま行ってしまえばよかったんですけどっていうお話
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も聞いたら、やっぱり、じゃあ、もう、すごくその後の捜査に関しても。
K)うん。
伊)今まで思った言葉が出てきてしまって。
K)うん、うん。そういう根幹があるのね。今回の手続き的なところで言えばね。
伊)はい。
K)うん。
伊)でもね、あの、考えてみたら、ずっと1人でやってくださってたことを、5名の方でやってくださったので、それは本当にありがたいなとは思うんですけど。
K)本当、遅すぎるかもしれないけど、本当に申し訳なかったです。そういう、あの、不安にね、置かせてしまったりとか、いろいろ疑うようなね、あのー、疑いをお持ちになるようなね、やっぱり、言動とか行動とかはね、こちらのほうで警察なり検察なりがね、とってるとしたらね、それは本当に一番、こう、われわれはね、気にしてるというか、やっぱり、部分なんでね。本当にその気持ちをね、お持たせしてしまうと。まあ、事件でね、十分にさ、傷ついているのにね、その上でそういう負担までね、さしてしまうとなると、ちょっと本当にそれは、あのー、余計なことというかね、そういうことをやっぱり、思わしちゃいけないはず。
伊)そうですね。
K)うん。
伊)本当に公的な機関で調べていただけるのが、日本はここしかないので。
K)うん、うん。
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伊)アメリカだったらいくつかあるから、じゃあって思うかもしれないんですけども。
K)うん、うん。
伊)頼れる所が。
K)そうだよね。
伊)あとは、自分でやるしかないのかなって思ったことも。
K)うん、うん。
伊)今でも少し思ってますし。
K)うん。
伊)うーん。はい。すみません。なんか、話が長くなってしまってます。
K)ごめんなさい。ごめんね。
伊)いえ、いえ。
K)はあ、分かりました。うーん。
伊)なので、そのときに皆さん代わられて、担当してくださっていた最初のM検事さんという方も、その方も代わったって聞いたので。
K)そっか、まあ、そら、そうだよね(。ナシ)
伊)ちょっと、そのタイミングと。
K)うーん。
伊)あれが。でもね、代わることはよくあることだって後から聞いて、分かるんですけど、タイミングが。
K)多分、んっと、6月とか、そこら辺の時期だろうね。
伊)移動がある。
K)そう。警察と検察も結構、動いたりとか。
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伊)はい。
K)あと、7月とかって動く時期になっちゃってるんだよね。でも、そういう時期にあれだよね。わざわざそういう、なんか、こう、話をね、あの、伊藤さんに話してたけど、動きをね、起こさなければいいのかなって私なんか率直に思うのね。終わってからね、やってくれれば。
伊)そうですね。
K)ね。
伊)本当に。
K)そこがまた国の、なんか、こう、分かりづらいところなんだもんね。で、皆さんにとってみれば、見えづらいというかね。
伊)うん。
K)うん。いやあ、本当にそれ、余計なことしたね。
(無言)
K)分かりました。なんか、こう、きょうお会いしたときに伊藤さんがなかなかね、ちょっとこう、お話ししてもね、なんか、あるのかなあというふうに、こう、少し感じたとこがあったんだけど、それがそこになるのかもしれない。
伊)そうですね。
K)うん。
伊)まだ、まだ、ずっと考えてるわけではないんですけど、やっぱり、んー、まだ、ないっておっしゃってくださったんですけど、まだ、んー、どこかで。もちろん、担当してくださってる直接の方ではないと思うんですけ
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ど、どこかで何かあるんじゃないかっていうのは、やはり、その疑問は捨てられませんね。
K)うん。
伊)そのタイミングと。
K)ね。
伊)全然、手前、じゃあ、ね、逮捕状がたどり着いて、その行動に起こすまでたくさん時間もあって、いろいろな方とお話ししたと思うので。今でもタイミングもあると思うんですけど。
K)うん、うん。
伊)で、普通はね、言わないと思うんですけど、帰ってこなきゃいけないから、言わなきゃいけなかったっていうタイミングもあるんですけど。
K)うん。
伊)ただ、その、担当していた方から、本人からも言われたので、すごく自分の中では、うーん、まだ、ね。誰に聞いても分からないことだと思うんですけど。
K)うん。いや、どんどん聞いたらいいんだよ、もう。別に私、隠すこともないし、お話しするから。
伊)今まで初めてお話ししました。
K)うん。
伊)もう捜査1課の方には一切お話しできないと、どこかで思っていたので。もちろん、とても一生懸命お仕事をしていただいて本当にありがたい、うれしいんですけど、多分、どこかで、その上にいる人たちが、何かあるんじゃないかっていう疑問がずっと捨てられていないので。
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K)うん。で、それは、どんな、でも、お話聞いているとき、当然の心境だと思うし。うん。だから、もう疑問があれば全然、まあ、もし、きょうが無理でも電話でも全然、構わないしね。
伊)はい。
K)また後日ね、設定してお話をね、したいって言われれば全然、私、応じる。その、あのー、疑問なところとかね、何とかあるなら。
伊)はい。
K)それを払拭する努力はしたいと思う。もう、そういうね、扱いを受けて、疑問をお持ちならば。払拭し切れるか分からないけど、私が。
伊)はい。
K)うん。(#####@01:49:59)、どこに疑問に思って、証拠関係も含めて捜査の在り方についてもね、ここ、おかしいんじゃないかとかね、なんでそうなってるのかって。で、私がさっき説明したのは、もう私は別に警察から聞いたとかね、警察の入れ知恵だったりとか、他の検事から組み立てて、私が全部、証拠関係、見て、もうお話ししてることだから。
伊)はい。
K)うん。だから、そこでね、何かこう、私の説明の中でもね、何か違うところがあるとかね、なんか、こうじゃないかとかね、そんなこと遠慮なく言っていただきたい。
伊)はい。
K)ちゃんと説明します、私。
伊)はい。ただ、本当に最終的には一番最初に、あのー、お話しした警察の方と同じで、やっぱり、1週間たってしまってからだったので、証拠がな
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い、何もできない。そこからこんなに調べていただいて、本当に。
K)うん、うん。
伊)ありがとうございます。
K)うん、いいんだけどさ。お礼はいいの。
伊)ただ、多分、払拭はし切れないですね。
K)うん、うん。
伊)その部分はどうしても。
K)そうね。
伊)ただ、どこで、こう、どこに聞けばいいのかも分からないですし。
K)うん。
伊)ただ、一度、その方が電話して、自分が本当は前に出てしゃべればいいって、一言、何も聞いてないのにおっしゃって。
K)うん。
伊)それと同時に、あのー、検察審査会っていうのがあるので。
K)うん。
伊)それをお伝えするのを忘れてたので、そのことも考えてくださいっていうお電話だったんですけど。
K)うん。
伊)そのときに、あの、私はそれをお話ししてくださることを望んでますってお伝えしたんですけど。
K)うん。
伊)あのー、ご本人は「いや、これからの伊藤さんの未来を考えると、そういうふうに話さないほうがいいんじゃないか」っていうことをね、ただ、考
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えて動いていただけますかっていうことでお話、電話を切ったんですけど。
K)うん。
伊)私から連絡することは一切ないので。
K)うん。
伊)それから、お電話はないんですけど。
K)うん。それはどなたなの?
伊)あのー、あのー、もともと高輪警察署で担当してくれていた、あのー、〇〇〇さん(転記者注:A捜査員のこと)なんですけど。
K)うん。
伊)はい。で、最初にお話を伺ってくれた弁護士さん、お二人、来てくださったんですけど、やっぱり、どういうふうに警察の方にお話ししていいのか、アプローチをかけていいのかも分からないっておっしゃってたから、本当に、あの、協力してくださるという2人に、一緒にいらっしゃって聞いてくれたんですけど。
K)うん。
伊)その方たちも、「〇〇〇さんが本当にそういうことを思っているのであれば、内部告発してくれれば一番いいお話なんですけどね」っておっしゃったんですけど。もちろん、今もあちらではお仕事されている方なので。
K)うん。
伊)なので、あんまりおっきなというか、この話をするべきではないと思うんですけど。
K)うん。
伊)ただ、はい。
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K)私ね、誰にも言わないから、もう思いのたけを言っても。
伊)うん。
K)どういう心境にあるのかって、私も知っておきたいし、ちゃんと。うん。
(無言)
伊)はい。
K)うん。
伊)まあ、それくらいしかないですね。うん。まあ、先ほどもおっしゃってたみたいにね。いろいろと、こう、やりづらくなっているのも、本当つらいと思いますし。ね、やっぱり、人間ですからね。
K)うん。
伊)うーん。ただ、日本に一つしかない法的な機関なので。
K)うん。
伊)すごく信頼していたので、最初から。
K)うん。
伊)そこはとても、うん、びっくりして。ただ、多分、何も知らなかっただけだったんですけど。
K)うん、うん、うん。
伊)それからいろいろ、こう、いろいろ聞いたり、調べたり、考えたりしたら。
K)うん、うん。

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伊)そうだよなって思うことも、たくさんあったので。ただ、この件に関して本当に最初、何もできないと思っていたんですけど。
K)うん。
伊)日本テレビの記者さん、一応、少し調べてくれたりしたので、もう、あのー、ただ、同じようにやっぱり、こう、まだ書類送検された時点で、そういうお話があって。
K)うん。
伊)あの、日本テレビの方とお話をする機会があって、お話、聞きたいっていうふうにおっしゃってくれて。
K)うん。
伊)もともと働いていて、ちょうどその中で、そのー、警察の中のシステムだったりとか、法律でも難しいところをずっと、あの、追い掛けている記者の方がいて。
K)うん。
伊)その方にどうしてもお話ししたくて
K)うん。
伊)あのー、お話ししたら聞いてくださって。でも、やっぱり、このー、いろいろ調べてくれたんですけど、あのー、今の時点でいろいろ、あのー、人にお話を聞くっていうことをしてしまうと、あのー、かえって仕事に支障が出てしまうので。
K)うん。
伊)これが不起訴になった時点で、いろいろこのことを話せるんじゃないかっていうふうにもおっしゃってくれて。
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K)うん。
伊)うん。なので、もう、なんでしょう。こう、とにかく、本当にもう何もできませんから、ここまでいろんな方に協力していただいたので、もう、そうですね、あとは、これでも日本の法律がこうだから何もできないですよっていうことも、これが不起訴になっても、それは十分にお話しできることだと思うので。
K)うん。
伊)あの、はい。うん。お話聞いていただいてありがとうございました。
K)うん。そしたらね、あのー、あっちの都合もあると思うけど。
伊)はい。
K)まあ、山口、呼び出して、私の取り調べをして、でー、その上でね、またちょっとご報告させていただきます。でー、あのー、こちらに来ていただくのか、お電話で、まあ、お忙しい方なんでね、あのー、こちらに来ていただいてもいいですし、時間つくってもらってね。でー、あるいは、ちょっと電話でってなら電話でも構わないですし。あのー、ちょっと、あっと、山口を呼ぶ日程ってのはまだ決まってないので、で、その上でね、あの、またご連絡しますからね。
伊)はい。はい。
K)はい。
伊)ありがとうございます。
K)はい。
伊)すいません。遅くまでありがとうございます。
検察事務官) いえ、いえ。
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K)じゃあ、終わりにしますね。
伊)ありがとうございます。
K)遅くなってごめんなさい。もう7時になっちゃった。
伊)いえ、いえ。ありがとうございます。
K)で、また本当、何か疑問とか考えとかあったら、遠慮なく私のほうに連絡して。
(音質不良にて起こし不可)
検察事務官)今、メモとるものってありますか。
伊)あ、はい、あります。
(音質不良にて起こし不可)
伊)ありがとうございました。
検察事務官)はい。ちょっと出づらいやつなんで。あ、どうぞ、おかけください。そうしますと、直通番号、1枚目の番号になります。こちらですね。03-○○○○-○○○○。はい。こちらの番号が直通の番号になりますので。
伊)はい。
検察審査官)こちらに掛けていただければ、私か、あのー、検事か、ちょっと両方とも席外してるとき、あのー、同じ部屋の人が何人かいますので、その人が出ますので。はい。
伊)ありがとうございます。遅くまで、ありがとうございました。
検察事務官)では、あのー、こう、遅い時間になってしまったので、えーと、ちょっと表玄関が閉まっちゃったんですよ。
伊)はい。
検察事務官)なので、裏玄関のほう、ご案内しますので。
79/80
伊)はい。
検察事務官)で、あと、これぐらいのちっちゃい紙って、玄関で。
(音質不良にて起こし不可)
検察事務官)書いとかないといけないので。
伊)はい。ありがとうございます。
検察事務官)こちらはですね、バッジと一緒に受付で返しますので。
伊)はい。
検察事務官)はい。(#####@02:00:00)なんですけど、ちょっと置いてきますので、ここでお待ちください。ごめんなさい、お待たせしました。
伊)はい。
(無言)
自動音声) 下へまいります。扉が閉まります。
検察審査官)もう一緒の部屋で働いている者として、同じ組織ですけれども、えーと、すごいK検事、真剣に仕事される方なので、本当に不安なこととかあったなら、何でも検事に言っていただいて構わないですし。
自動音声)下へまいります。上へまいります。
(音質不良にて起こし不可)
検察事務官)これから多分、なんか、こう、いろんな、なんか、(####@02:01:25)。
(音質不良にて起こし不可)
検察事務官)右に曲がっていただければ(#####@02:02:27)
伊)ここまでで大丈夫です。
(音質不良にて起こし不可)
80/80
(無言)02:02:38~02;08:11
C- いらっしゃいませ。Tカード、お預かりいたします。ご提示、ありがとうございます。はい、1000円と20円お預かりいたします。350円のお返しでございます。お先にホットのカフェラテ、失礼いたします。
(無言)
C- こちらエスプレッソお待たせいたしました。ありがとうございます。いらっしゃいませ、お待たせいたしました。
伊)(#####02:09:00)
C- はい、はい。
伊)Sサイズで。
C-Sサイズで。ホットかアイスか、どちらになさいますか。
伊)ホットで。
C-)ホットで。
伊)はい。
C-)こちらでお召し上がりですか。
伊)持ち帰りで。
C-)お持ち帰りで。
伊)はい。
C-)かしこまりました。390円でございます。
(無言)
C-)お会計、失礼いたします。
伊)(#####02:09:43)で願いします。
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C-)390円(#####02:09:45)。レシート、ご利用ですか。失礼いたしました。お飲み物、袋にお入れいたしますか。
伊)(#####02:09:51)
C-)はい。
(音質不良にて起こし不可)
C-)どういたしますか。そのままで。お砂糖はよろしいですか。
伊)(#####@02:10:03)これ、甘くないですか。
C-)甘くないです。
伊)あ、じゃあ、入れて。
C-)はい。専用のハニーシュガーと普通のお砂糖とご利用ですか。かしこまりました。
(音楽)
C-)こちら、Sサイズのロイヤルホットミルクティー、お待たせいたしました。ありがとうございます。
D-)ありがとうございます。
C-)いらっしゃいませ、お伺いいたします。
E-)バターチキンと。
C-)はい。
E-)カフェラテのS。ホットで。
C-)かしこまりました。(#####02:10:43)でございます。
(無言)02:10:45~02:12:07)
自動音声) 間もなく4番線に北越谷行きがまいります。電車とホームの間に、広く開いている所があります。足元にご注意ください。間もなく、3番
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線に中目黒行きがまいります。電車とホームの間に・・・。
F-)4番線、東武線直通、北越谷行き到着です。
自動音声)・・・足元にご注意ください。
(無言)
自動音声) 足元にご注意ください。
(無言)
自動音声)足元にご注意ください。
F-)3番線、中目黒行き到着です。
自動音声) 霞が関。霞が関。北越谷行きです。
F-)電車の到着です。白線より内側をご通行ください。
自動音声)発車いたします。
F-)中目黒行きの到着です。白線より内側へお下がりください。
自動音声)駆け込み乗車はおやめください。
(無言)02:13:20~02:15:04

(了)