第18章 杖調べ 4
それからの数日は、ハリーにとってホグワーツ入学以来最低の日々だった。
二年生のとき、学校の生徒の大半が、ハリーがほかの生徒を襲っている、と疑っていた数ヵ月間、ハリーはこれに近い気持を味わった。
しかし、そのときは、ロンが味方だった。
ロンが戻ってくれさえしたら、学校中がどんな仕打ちをしようとも堪えられる、とハリーは思った。
しかし、ロンが自分からそうしようと思わないかぎり、ハリーのほうからロンに口をきいてくれと説得するつもりはなかった。
そうはいっても、四方八方から冷たい視線