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ハリー・ポッターと賢者の石

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「おお、パーシー、君、監督生になったのかい?」 「そう言ってくれればいいのに。知らなかったじゃないか」 「まてよ、そういえば、一回、そんなことを言ってたな」 「二回かな…」 「一…
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記事一覧

第十七章 二つの顔をもつ男 13

試験の結果がまだ出ていないことを、ハリーはほとんど忘れていたが、それが発表された。 驚…

たろ
11か月前
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第十七章 二つの顔をもつ男 12

「エヘン」 ダンブルドアが咳払いをした。 「かけ込みの点数をいくつか与えよう。えーと、そ…

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 11

その夜ハリーは一人で学年度末パーティーに行った。マダム・ポンフリーがもう一度最終診察をす…

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 10

部屋の中では、ハグリッドはいつも場ちがいなほど大きく見える。ハリーの隣に座ってちらっと顔…

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 9

「それで、君たち二人のほうはどうしたんだい?」ハリーが聞いた。 「えぇ、私、ちゃんと戻れ…

たろ
11か月前
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第十七章 二つの顔をもつ男 8

「先生、もう一つあるのですが?」 「もう一つだけかな?」 「僕はどうやって鏡の中から『石…

たろ
11か月前
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第十七章 二つの顔をもつ男 7

「でも、どうしてクィレルは僕にさわれなかったんですか」 「君の母上は、君を守るために死んだ。ヴォルデモートに理解できないことがあるとすれば、それは愛じゃ。君の母上の愛情が、その愛の印を君に残していくほど強いものだったことに、彼は気づかなかった。傷痕のことではない。目に見える印ではない…それほどまでに深く愛を注いだということが、たとえ愛したその人がいなくなっても、永久に愛されたものを守る力になるのじゃ。それが君の肌に残っておる。クィレルのように憎しみ、欲望、野望に満ちた者、ヴ

第十七章 二つの顔をもつ男 6

「でも、先生のお友達…ニコラス・フラメルは…」 「おお、ニコラスを知っているのかい?」 …

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 5

ハリーのすぐ上で何か金色の物が光っていた。スニッチだ!捕まえようとしたが、腕がとても重い…

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 4

ハリーは悲鳴を上げるところだった。が、声が出なかった。 クィレルの頭の後ろに、もう一つの…

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 3

ハリーはクィレルに気づかれないように鏡の前に行こうと、左のほうににじり寄ったが、縄がくる…

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 2

「僕、あなたが森の中でスネイプと一緒にいるところを見た…」 ハリーが出し抜けに言った。 …

たろ
11か月前

第十七章 二つの顔をもつ男 1

そこにいたのはクィレルだった。 「あなたが!」ハリーは息をのんだ。 クィレルは笑いを浮か…

たろ
11か月前

第十六章 仕掛けられた罠 16

「一人分しかないね。ほんの一口しかないよ」 二人は顔を見合わせた。 「紫の炎をくぐって戻れるようにする薬はどれ?」 ハーマイオニーが一番右端にある丸い瓶を指さした。 「君がそれを飲んでくれ」とハリーが言った。 「いいからだまって聞いてほしい。戻ってロンと合流してくれ。それから鍵が飛び回っている部屋に行って箒に乗る。そうすれば仕掛け扉もフラッフィーも飛び越えられる。まっすぐふくろう小屋に行って、ヘドウィグをダンブルドアに送ってくれ。彼が必要なんだ。しばらくならスネイプを