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ハリー・ポッターと秘密の部屋

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「したーに、下に、まっこと邪悪な魔法使い、スリザリンの継承者様のお通りだ…」
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記事一覧

第18章 ドビーのごほうび 8

これまで何度かホグワーツの宴会に参加したハリーにとっても、こんなのは初めてだった。みんな…

たろ
10か月前
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第18章 ドビーのごほうび 7

「ダンブルドア先生」ハリーが急いで言った。 「その日記をマルフォイさんにお返ししてもよろ…

たろ
10か月前
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第18章 ドビーのごほうび 6

しもべ妖精はまったく奇妙なことをしていた。大きな目で、いわくありげにハリーの方をじっと見…

たろ
10か月前
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第18章 ドビーのごほうび 5

「君がグリフィンドールに属するという証拠が欲しいなら、ハリー、これをもっとよーく見てみる…

たろ
10か月前
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第18章 ドビーのごほうび 4

「まずは、ハリー、お礼を言おう」ダンブルドアの目がまたキラキラと輝いた。 「『秘密の部屋…

たろ
10か月前
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第18章 ドビーのごほうび 3

「のう、ミネルバ」ダンブルドアが、マクゴナガル先生に向かって考え深げに話しかけた。 「こ…

たろ
10か月前

第18章 ドビーのごほうび 2

「わしが一番興味があるのは」ダンブルドアがやさしく言った。 「ヴォルデモート卿が、どうやってジニーに魔法をかけたかということじゃな。わしの個人的情報によれば、ヴォルデモートは、現在アルバニアの森にかくれているらしいが」 __よかった__暖かい、すばらしい、うねるような安堵感が、ハリーの全身を包んだ。 「な、なんですって?」ウィーズリー氏がキョトンとした声をあげた。 「『例のあの人』が?ジニーに、ま、魔法をかけたと?でも、ジニーはそんな…ジニーはこれまでそんな…それともほんと

第18章 ドビーのごほうび 1

ハリー、ロン、ジニー、ロックハートが、泥まみれのネトネトで(ハリーはその上血まみれで)戸…

たろ
10か月前

第17章 スリザリンの継承者 9

暗いトンネルを数分歩くと、遠くの方からゆっくりと岩がずれ動く音が聞こえてきた。 「ロン!…

たろ
10か月前
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第17章 スリザリンの継承者 9

「鳥め、どけ」突然リドルの声がした。 「そいつから離れろ。聞こえないのか。どけ!」 ハリー…

たろ
10か月前
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第17章 スリザリンの継承者 8

帽子の中から、眩い光を放つ銀の剣が出てきた。柄には卵ほどもあるルビーが輝いている。 「小…

たろ
10か月前
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第17章 スリザリンの継承者 7

ハリーは「秘密の部屋」の暗い壁にぶつかるまで、あとずさりした。目を固く閉じたとき、フォー…

たろ
10か月前

第17章 スリザリンの継承者 6

「ハリー、本題に入ろうか」リドルはまだ昂然と笑みを浮かべている。 「二回も__君の過去に…

たろ
10か月前

第17章 スリザリンの継承者 5

「わかったかね?」リドルがささやいた。 「この名前はホグワーツ在学中にすでに使っていた。もちろん親しい友人にしか明かしていないが。汚らわしいマグルの父親の姓を、僕がいつまでも使うと思うかい?母方の血筋にサラザール・スリザリンその人の血が流れているこの僕が?汚らしい、俗なマグルの名前を、僕が生まれる前に、母が魔女だというだけで捨てたやつの名前を、僕がそのまま使うと思うかい?ハリー、ノーだ。僕は自分の名前を自分でつけた。ある日必ずや、魔法界のすべてが口にすることを恐れる名前を。そ