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ワンルーム、1Kマンションは時代遅れ?

今日のお昼、住宅の専門家を交えて、ひとり暮らしの自宅で仕事をする環境の話になり、その際に自宅の間取りの話になった。

全員で出した結論は、「ワンルームの間取りでは在宅勤務はしにくい」と言うことだ。

今までの生活だと、
「狭くてもいいから、通勤時間を短くしたい!」とか、「満員電車に出来るだけ乗りたくない!」、「街中の方が買い物や外食に便利!」と言うことで、部屋の間取りはそれほど重要視されていないこと人も多かったように思える。

ところがである。
今回の新型コロナウイルス騒動で、これだけテレワークやリモートワークと言う形で自宅勤務になると、
「家で過ごす時間が長くなるから、広い方が良い」とか、「外食せずに、料理をするからキッチン周りをしっかりしたい」であったり、「仕事とプライベートの場所は別々にしたい」と言った要望が出て来る。

このことから、部屋の間取りが今まで以上に重要になってくるのだ。
そうなると、部屋が一つだと生活がしにくい。
だから、ワンルームや1Kの間取りが敬遠されるようになるだろう。

これまでのように、毎日通勤の必要がなくなったことを考えると、「家で快適に過ごすこと」の方を重要視するべきだと言う意見が大勢を占めた。
そうなると、ワンルームや1Kの間取りでは、使い勝手が悪すぎるのだ。

そして、出勤回数が少ないのであれば、都心に住む必要もなくなってくる。
交通費を会社が支給してくれるので、猶更である。

そんな私も、実は引越ししたいと考えている一人である。

そんな中、実際に在宅ワークを進める上で、オフィスビルの契約を見直す事例も出てきている。

このような形で、都内のオフィスを縮小する話が多く出てきているのだ。

実際に、私が昼の仕事をしている東京のオフィスについても、場所を見直す話が浮上している。
家賃が同じなら、23区外の広いスペースに変えたり、在宅勤務中心の社員のスペースを減らす話も出ている。

今後は「自宅での勤務が基本」と言う生活様式になり、「どうやって自宅を快適に過ごすか?」と言う点が、部屋探しの面で重要になってくるだろう。

働き方も変わるが、住まいのあり方も変わってくる。

就職や転職で、もしテレワークのある職場を選ぶのであれば、別段都心に住む必要もなくなる。
自分に合った街を探して住み、お気に入りの部屋で仕事をして、休みの日には家でくつろぐ。
それを考えた上でのお部屋探しをする時代になってくるのだ。

そんな訳で、今後都市部でワンルームや1Kの間取りは、選ばれなくなってくる可能性が非常に高い。私はそう見ている。

それを踏まえ、マンションや集合住宅を建てるデベロッパー側も、間取りについて今一度検討する必要があるだろう。

また、大家さんとしては、空家率を解消するために、部屋を大きくしたり、使い勝手を良くしたりするリフォームをして、先手を打つ対応が必要になってくる。

あと、マンションで投資をする方もいらっしゃると思うが、ワンルームマンションに投資をしようとする方は、今の記事をよく読んだ上で、検討して欲しい。

「新しい生活様式」は、日本の住宅環境、特に賃貸業界も大きく変えて行く可能性があるのだ。

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