創業を学ぶ会に参加したお話
実は6月7月の日曜日。ご相談を断って占いをお休みしていました。
大変申し訳ありませんでした。
その理由と言うのが、お勉強のため。
具体的には、創業に関する勉強会に参加していました。
既に独立している方や、セカンドライフとして考えてられる方。多くの方が参加されている中、私も混じって参加したのです。
「社労士事務所を開業します！」
「障害者雇用のコンサルタントをしてます！」
「売れるためのホームページを作ってます！」
そんな中、FPとしても活動している私は最初
「FP事務所を作りたい」
と言う思いでこの会に参加したのです。
ところが、自分の強みを探していくうちに、とある事に気づいたのです。
2回目の授業で、私は班の皆様にこう言いました。
「占い師です！占い師として開業したいです！」
会で同じ班の皆さんは、もちろん驚いていました。
占い師さんで独立してやってる方もたくさんいらっしゃいますが、こういった場所に参加する占い師さんはなかなか居ない筈ですから。
実際に講師の先生も「占い師は初めてだ」と苦笑いをしてました。
そんな私の事を少し話すと、何だかんだ世間の荒波に揉まれながら、25年も占いを続けてきました。
そして、FPも取得して15年以上になります。
実際に保険や金融商品の説明やリタイアメントプランの話を中心に、提案書も作ってきました。
その中で、どちらのお客様とたくさん相談してきたのか？
と言われると、圧倒的に占い。
だったら占い師さんで開業プランを考えようじゃないか！
会の途中で、そう腹を決めたのです。
この勉強会も、最初はそこまで熱心になるつもりはありませんでした。
ただ、せっかく参加をしたのだから、少し高いハードルでゴールを設定することにしました。
それは、占い師として銀行から融資を受けること。
正直、門前払いの可能性も高い。
はっきり言って無謀な挑戦でもあるが、百も承知。
他の方の発表を参考にすることもできるので、授業の中で何かしらヒントは転がってくるだろう。
そう考えて、私は創業の勉強会に参加し続けた。
銀行に相談をする条件としては、決められた成果物を作ること。
これが出来れば、銀行の方と相談ができるのだ。
これが、この勉強会の凄い所の一つでもあった。
そして、出来上がった論文の表紙がこれである。
凄いタイトルのプレゼンである。
「占いの館」ではなく、「相談できるFP事務所」として書いたのだ。
理由は簡単。占い業だけでは融資が通らないと読んだからだ。
あれこれ模索して書いたプレゼンを、遂に銀行さんにぶつけたのだ。
銀行の方とのファーストコンタクトの時間。
「はじめまして、○○銀行の支店長代理の××です」と名刺を渡される。
「マジ過ぎて緊張〜」
って言うギャル言葉が心の奥底から飛び出そうになり、これはとんでもない場所に来たと考えたが、ここは真剣勝負の場面。
返しで私も例の横文字ばかりの名刺を渡す。
「はじめまして、占い師のtarosuです」
銀行の方は「えっ？」とか言ったり、苦笑いをしたり。
目の前の珍獣を見ると、「何だこいつは？」という予測の範囲内の反応を見せた。
そして私は、プレゼンを始める。
占いやFPの時のいつもの口調で話をする。
先程の表紙を見せると、さらに「えっ？」と言う反応をされた。
ちなみにプレゼンについては、自分で言うのも何だがお手の物。
500人ぐらいの前で発表した経験もあるし、場数もかなり踏んでいるので、話し方のコツはわかっている。
以前書いたオンラインでのプレゼンのコツについて書いた話は、今でもアクセス数の上位に来ていて、それなりに読まれていたりもする。
それはさておき、私のプレゼンについては、実際に銀行の方も感心して聞いて下さった。
そして、自分としては意図しない質問や思わぬ反応がいくつも来て面白かった。
ここから詳しい話は銀行からお金を借りる話になるので有料で後日書く。
「占い師が銀行から融資を受ける方法」として。
プレゼンを終えて結論の一部を書くと、銀行は占い師の私を門前払いすることはなかった。
逆に、自分の活動に対して興味を持ってくれた。
そして、実際にプレゼンの内容について冷静に読んで、質問を多くされた。
結果としては、ビジネスプラン大成功と言うことになったのだ。
（本当にお金を借りられるのかどうかはさておき・・・）
今回参加して分かったことは、創業にはしっかりした準備をする必要があるということを改めて思い知らされた。
例えばマーケティングであったり、売るものであったり。
あまり書きすぎるとネタを公開してしまうので書かないでおくが、何事も基本を知ってそれを抑える事の大切さはあるなと改めて感じた。
占いでも、独立を考える方が私の所に相談にいらっしゃる方が多い。
その方は「独立したい！創業したい！」と考えて想いばかりで頭でっかちになるものだが、そうならない仕掛けが勉強会の中でたくさん用意されていたのが良かったと感じたのだ。
こんなプレゼンを書いていると、いよいよ本当に創業すると思われそうであるが、私が創業するタイミングは今ではないことを自分が一番知っている。
もう少し先の話である。
また、今回の学びを通して感じたことは、自分の占いやFP相談につながることである。
具体的には独立開業に関する相談に対して、占い師さんとしての「ふわっとしたアドバイス」ではなく、「現実的な行動に直結するアドバイス」が出来る占い師さんに近づいたことだ。
あと、ライフプランニングでもイベントとして落とし込む項目をしっかり見据える事も収穫だった。
この経験を活かして、占いにもFPにも。そして、未来の自分のためにも活かせるようにしたい。
最後に占い師さんとしては、今後はお金の話や恋愛の話だけでなく、独立開業の相談に強い占い師さんとしても活躍出来ると嬉しいなと。
元々占い師さんとしては、恋愛、仕事、人間関係、金銭。
それこそ何でも占える「オールラウンドプレーヤー」ですが、また一つ強い分野が出来ましたので、ちょっと起業や創業について相談してみたいという方がいらっしゃいましたら、是非ご相談にいらして下さい。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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