媒介する身体 はじめに その3 インターフェイス化する、こころのルール。
前回は個人のこころは、内部に閉じられていることができなくなり、オープンシステムとして、インターフェイス(接続して交流する)していくという、河合俊雄の講演のことを書いた。
こころのインターフェイス化にともない、心理療法も「これまでのようなはっきりとした主体というか、自分があって、その内面を探ったり、自分を基点にして他者や何かにアプローチしたりするものではないと思われます。すると、最初から何かの目的を目指すのではなく、偶発的に怒ったり、つながったりすることに意味を見出して行くよ