【台湾】サルにはご用心!人気の南部、高雄で海の見えるハイキング【低山】
こんにちは!踏青工作室です。
このGWに台湾に旅行されている方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?台湾好きな方に人気が高いのが南部の都市。中でも高雄には挑戦しやすい低山「壽山」がありますのでご紹介したいと思います。
壽山(萬壽山、柴山とも)とは
壽山(ショウシャン)は、高雄の街の中心部から見て西側にある標高300mほどの低山です。この山の西側がすぐ海になっており、山頂は軍事管制区域のため踏むことができませんが、山中には遊歩道やハイキングルートが沢山張り巡らされています。主なルートとしては、動物園のある南側エリアを楽しむものと、反対の北側エリアを楽しむものの2パターンで、南側と北側を結ぶルートもあります。
南側エリアは散策、北側エリアはハイキング
壽山の南側エリアには動物園があり、舗装されたルートが多く、家族連れなど普段着の方も沢山目にしました。一方、北側のエリアはハイキング姿の方が多く、ルートによっては急登もありました。
私たちは、台南の街からこの山を登りに行きました。台鐵を美術館站で降り、まず北側のエリアから登って、南側のエリアへ移動して下山しました。
北側のエリアには名前の似た登山口が二つあり(柴山登山口と柴山龍泉寺登山口)、私たちはできるだけ自然の豊富なルートを歩きたかったので後者を選択しました。
気さくで親切なハイカーたち
「こっちの道は(舗装されていない)自然の登山道だからおススメだよ」
「これ、並んで買った美味しいお菓子だから食べて」
服装や持ち物、おそらく顔つきからも日本人だということはすぐにわかるのでしょう。皆さんとても気さくに声をかけてくれ、親切にしてくれます(日本語を話す方は日本語で、そうでない方は英語で)。いつも温かく接していただけるので、台湾で過ごしていると笑顔が増えます。
急登の果てに海が見えた!
適当なところで短い休憩を入れながら、急登を頑張って登っていると海が見えました。やっぱり海が見えるとテンションがあがりますよね。
なんと無料のお茶・お水の提供が待っていた
そして急登を登りきると、柴山盤榕という場所に出ました。ここは山頂ではないのですが、登山の区切りとなる場所のようで、東屋があり、歩荷さんが担ぎ上げたお茶やお水が無料で提供されていました。暑いし、急登を登ってとても汗をかいたので、私もありがたく分けていただきました。
サルにご用心!
「壽山にはサルが多いよ、食べ物をとられないように気を付けてね」という話は事前に聞いていましたが、噂にたがわず沢山います。人間を恐れる様子もなく、柴山盤榕の辺りにもかなりいました。子ザルが多かったかな。食べ物(行動食)を出しているとそろりと寄ってきますので、慌てて仕舞いました。でもその本当の恐ろしさはこの後の南側エリアで知ることになります…。
南側エリアへ移動
北側エリアは、この柴山盤榕という場所からさらに北に広がっているのですが、私たちは南側エリアへ向かうことにしました。北側エリアの探求はまた次回のお楽しみにします。
山腹のトラバースとなり、しばらくアップダウンもなくのんびり歩くことができました。木々の間から高雄の街や港が見え、壽山は高雄市民憩の場所なんだろうなと思います。
サルにご用心!その2
南側エリアにも飲料の無料提供がされている場所がありました。七蔓という場所です。ここにもサルが沢山いたのですが、こっちのサルはみな大きいうえに大胆でした。
私が日焼け止めを塗りなおそうとザックを開けていると、大きなサルが木から静かに下りてきて、背後から手を伸ばしていました。はっと気が付いてザックをつかみその場から離れたのですが、しばらく後を付いてくるんです!追い払って逆に飛び掛かられたらどうしよう?等と考えてしまい、とても怖かったです。皆さんも本当に気を付けてくださいね。
欠かせないのが下山メシ。大人気「鴨肉珍」へ
南壽山登山口(動物園)に下山した後は、やっぱり高雄のおいしいものを!行列必至の大人気ダック店「鴨肉珍」へ向かいます。この日は週末だったせいもあるのか、案の定なが~い行列が。先に席を確保し列に並びます。20分位は並んだような気がします。忙しいのに老闆は愛想よく声をかけてくれ、店員さんも英語を話し、国際的な観光客に対応しているんだなと思いました。
ああ幸せ。ただでさえ美味しいと名高いお店なのですが、ハイキングの後となるとさらに美味しさがUP!するような気がします。ごちそうさまでした!!
台湾の登山アプリ「健行筆記(ハイキングノート)」を使ってとってみたこの日の登山ログがこちら。
健行筆記のいいところは、ルートの情報を調べやすいこと(残念ながら中国語のみ)。ハイキングはしたいけど、土地勘がなくどんな山があるか、どんなルートがあるかわからないときに便利だなと思います。(引き続き、研究中)
壽山は、今回歩いた範囲だけでも東屋が多く、細かい枝ルートもありました。計画を立てるときは、特にお茶の提供のある東屋 ”奉茶站”(盤榕、七蔓)がポイントになるかなと感じました。私も、北側のエリアを残しているし、海の方も気になっています。まだまだ壽山のいいところは沢山ありそうなので、また訪れて登ってみたいなと思います。
皆さんの高雄ご旅行の参考にしていただけましたら嬉しいです!
この他にも、今回の台湾滞在中に歩いたハイキングルートはこちら。
◆台北101の裏側にある四獸山步道
◆台北市北部にある軍艦岩
◆腹ごなし?おさんぽハイク(台北市)
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