たぬき

14歳から24歳までの恋の話

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14歳から24歳までの恋の話

最近の記事

婚約

ついに婚約しました。 というのも、実はこのnoteを書き終えてすぐに妊娠が発覚。 もしかしたら、新たな始まりとして、このnoteを書きたくなったのかなと思いました。 それから1ヶ月後の、中秋の名月の日に彼が「月見マック買って、家の屋上で月見しようよ」と言い 屋上でプロポーズされました。 きっと、後にも先にもあそこでプロポーズされたのは私だけだろうと思う。 これからが楽しみだ。

    • 【10人目】年下の男の子(23歳から)

       仕事も忙しいし、偶にマッチングアプリで知り合った素敵な男性と会って、友達とのネタにするとかでもいいなって考えてた矢先。可愛らしい年下の男の子とマッチングした。スワイプした時のことはよく覚えている。基本年下は左スワイプなのだが、この子はロン毛で顔も可愛かったから特例だった。  そのまま電話した。名前は聖(しょう)と言うらしい。有名なブランドのアパレル店員。元カノと別れたばかりだったが、振った側で全く未練が無いとのこと。男の子の別れた後の心境は後から変わるからな、と思いながら

      • 【9人目】誰でも好きになれる(22歳)

         高野さんと別れてから、すぐにマッチングアプリを始めた。シルバーアクセサリーを着けるような、お洒落な人が良かった。色々アプリを使ったけど、結局ティンダーが一番フランクな繋がりを持てて使いやすい。  広告代理店の営業マン。中目黒で待ち合わせして、回らない寿司に連れて行かれ、チョコレート屋でお茶して、カラオケに行く。歩いて10分ぐらいの距離を全てタクシー移動した。つまらなかった。  表参道のセレクトショップ店員。私の最寄りで待ち合わせして、飲みに出た。終電がないと言って私の家

        • 【8人目】2回目の一目惚れ(21歳)

           21歳になる歳、東京内で転職した。第二新卒と呼ばれる立場だったが、採用数が多いために単に新卒扱いであった。  配属初日の挨拶は緊張していた。挨拶を終え、見渡すと、肌の白い男性がいた。かっこよかった。後に高野さんという名前であることを知った。  1週間後、休憩時間にエレベーターで一緒になった高野さん含む4人でランチに行った。気をつけるべき上司や、美味しいランチを先輩から教わった。高野さんは美術館巡りが好きと言っていた。  2日後、高野さんがコロナに感染してしばらく休む事

          【7人目】雀の涙もない人(20歳)

           私も就活の時期に入った。東京の広告代理店に入社することを目標としていた。面接ついでに、マッチングアプリで知り合った人と会っていた。  無事、広告代理店で内定を貰い、内定通知書を貰うタイミングが東京に行く最後のタイミングとなった。その日会う約束をしていたのは、若井さん。若井さんも某有名大学法学部法律学科の優秀な人だった。  その日、動物園に行き、チームラボへ行き、夜は海で夜景を見て過ごした。スマートじゃない所が多いが、可もなく不可もなくという感じだった。  別れ際に、付き

          【7人目】雀の涙もない人(20歳)

          【6人目】頭がいい人がいい(19歳)

           元彼の蒼大との交際経験から、尊敬できる頭のいい人と付き合いたいと思った。しかし、田舎じゃいい学校なんて限られてる。出会い系で東京の有名大学の男子と知り合おうと思った。  そんな感じで知り合った大樹。だいちゃんと呼んでいた。遠方だったため、会っていないが付き合う事になった。生まれた頃から病気で、障害者手帳を持っていおり、身長が小さかった。その経験から、医者になりたいと志し、現在は医学部生だった。しかし、仮面浪人をしているらしく、受験を控えていた。  10月、私が東京に出向

          【6人目】頭がいい人がいい(19歳)

          【5人目】優しい人がよかった(18歳)

           友達の紹介で知り合った蒼大に告白された。とにかく優しい人だった。元彼の偉王がDV気質だっただけに、次は優しい人と付き合いたいと思っていた。ヒデともこのまま付き合ってられない。次に進もうと思った。  蒼大にとって、私は初めての彼女らしい。都度可愛いと言ってくれたし、私をしっかりしていると言った。別の学校だったけど、学校帰りはほぼ毎日会った。  蒼大の家族も歓迎してくれた。蒼大のお母さんは、とても綺麗だった。家事をしているとは思えないぐらい。一度、浮気してたりして、なんて蒼

          【5人目】優しい人がよかった(18歳)

          【4人目】初めての一目惚れ(18歳)

           ある日、いつものように街を歩いていると、凄くタイプなロン毛の男性がいた。どこかで会った事がある気がして、声をかけた。どうやら初対面だった。名前はヒデと言うらしい。もう30手前で彫師をしていた。連絡先だけ交換して別れたが、ヒデの事が頭から離れられなくなった。  元彼の偉王とのことがひと段落して、直ぐに連絡した。ヒデと過ごす時間だけは、大人になった気がした。  刺青入れてみたいと言うと、入れてもいい事ないと言った。ヒデから大麻吸ったことあるかと聞かれたが、ないと答えた。それ

          【4人目】初めての一目惚れ(18歳)

          【3人目】共依存(17歳)

           結局、偉王から「お前の膝枕で泣きたい。今までのことは懺悔する。土下座でも何でもする」と言われ、のこのこと戻ってしまった。  親も学校も芽衣もを裏切る行為であることは理解していたので、言えなかった。  双方の親はすぐに気がついた。偉王の父は、私の学校の校長宛に、私を寮に監禁するよう手紙を送っていたらしい。その他、私を呼出して”偉王と性交渉しない””万が一妊娠しても偉王側は一切の責任を負わない”という契約書に署名と拇印をさせた。偉王が家に連れ込む形でお邪魔した際、不法侵入者

          【3人目】共依存(17歳)

          【3人目】愛と恋の違いが分からなかった(16歳)

           中3の卒業式後、高校入学前。当時付き合っていた陸都にデートの日の朝にドタキャンされた。  入学式前にSNSで繋がるのが当たり前の時代。既に何人か友達がいた。そのうちの1人偉王(いお)と連絡を取ってる中で「代わりに俺が遊んでやろうか」と言ってくれたので会うことにした。  待合せ場所で待っている時「ごめん、無理になった」と偉王から連絡が来た。今日はとことん駄目だと思ったその瞬間、「騙されやすいな」と言いながら偉王が現れた。今思えば、この一言が後に全て繋がる。  カラオケに行

          【3人目】愛と恋の違いが分からなかった(16歳)

          【2人目】彼とは結婚できない(15歳)

           中3になったというのに、受験に対する熱意なんてさらさら無い。  鬼太郎と別れた後、隣の中学の先輩と付き合ったけど、思ってたのと違う、と言われ振られた。未練も思い入れもない。  その頃、陸都さんという隣町の高校の先輩がかっこいい、と女の子達が話ていた。中学の頃はサッカー部のエースだったらしく、顔もかなりのイケメンらしい。正直、どんな人物なのか気になっていた。  陸都さんと私は、SNSで既に繋がっていて、少しやり取りしたこともあった。あっさりしていて、モテる人なんだなという感

          【2人目】彼とは結婚できない(15歳)

          【1人目】14歳は彼氏がいて当たり前だという呪縛

          女の子は小さい頃から少女漫画で夢をみる。小学生の頃に読んでた“両思いになったらEND”系の漫画で、中学生ぐらいになると周りはみんな彼氏彼女がいるものだと思い込まされていた。 でも実際、私の中学は350人以上いるのに、カップルなんて数えるぐらいしかいなかった。 兎に角、彼氏という存在が欲しい。そう思っていた14歳の夏に、Fから始まるSNSで知り合った隣の中学生の同級生の男の子に告白された。 チャンスじゃんって思うべきなんだろうけど、まず最初に思ったことは「これが私の初めての彼

          【1人目】14歳は彼氏がいて当たり前だという呪縛