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日本中の子どもたちに探究的な学びを届ける「探究メディアQ」は、探究的な学びの場を作ったり、探究学習に携わったり、自分たちでも学んだりしている方向けに、取材記事やイベント情報、活動報告などをお届けします。運営:探究コネクト https://tankyu.jp/

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    第3の教育

    炭谷 俊樹
  • 炭谷俊樹氏:子供の可能性を引き出す探究型の教育

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偏差値やGDPによる争いが終わったあと、「探究型」の学びが必要になる理由

”偏差値やGDPで物事や人を測り、競争する時代はもう終わっていくのではないでしょうか。これからは、自分たちが幸せや楽しさを感じられる社会をどう創造していくかが重要になるはずです" そう語るのは、神戸情報大学院大学学長の炭谷俊樹。炭谷は、マッキンゼーで10年のコンサルティング経験を経て、神戸で探究型のマイクロスクールを25年間続け、今では、神戸情報大学院大学学長をつとめています。 今回は、探究型の学びについて、そして炭谷が始めた「探究コネクト」という新しいプロジェクトについ

    • 子どもたちをみんなで育てる。家庭だけに子育てを負担させない、学童保育の新しいモデル

      「子育ては家庭だけが担うのではなく、もっとみんなのものであっていいと思うんです」 そう語るのは、日本一小さな村、富山県舟橋村で学童保育「fork toyama(フォーク トヤマ)」を運営する岡山史興さん。活動に共感する個人や法人から資金を集め、保育料ゼロで学童を運営しています。 2022年には拠点となる古民家をリノベーションするクラウドファンディングを実施。257人から860万円以上の資金を集め、みんなで営む新しい学童の形を模索し続けています。そんな岡山さんにこれまでの経

      • 今週の探究ニュース12月5日号

        【神山まるごと高専×プロジェクト部】 プロジェクトを通して学ぶ中高生たち2023年4月に徳島県神山町に開校した人間の未来を変える起業家たちが創る新しい学校「神山まるごと高専」と、 中高生がその道のプロフェッショナルとつながり、社会を舞台に実践的なプロジェクトに挑戦する新しいオンライン部活動「プロジェクト部」が 12/7 (木)19:00〜、共同でオンラインイベントを開催します。 一体どんな学校・部活動なのか、どんなことを大切にしているのか、 リアルな現場の様子から背景にある思

        • それぞれを活かされる場を、子どもやまちの人たちと紡ぐ。「いふくまち保育園・ごしょがだに保育園」が大切にしていること。

          「いま通りかかったのは、ご近所の方。昔から公園の花壇を手入れしてくださっていて、いつの間にかお孫さんが生まれて、今は私たちの保育園に通ってくれているんです」 取材中に「こんにちは」と地域の方に声をかけたのは「いふくまち保育園・ごしょがだに保育園」の園長、酒井咲帆さん。保育園から直接遊びに行ける、隣接した古小烏(ふるこがらす)公園は、地域のみなさんと一緒に手入れされ、まちのお庭のようになっています。 地域とのつながりが希薄な園も多い中、いふくまち保育園では地域の方と顔が見え

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          子どもだけでなく、親も学ぶ。「KURKKU FIELDS×探究コネクト 秋の特別プログラム」を開催しました!

          「ほんものの探究学習を日本中の子どもたちに届ける」ことを目指して、2019年6月から活動を始めた探究コネクト。 各地に探究型の学びの場を広げていきたいというビジョンの一環として、2022年は香川県小豆島でプログラムを開催するなど、地域プレイヤーとコラボした企画を行っています。 今年は、千葉県木更津市でオーガニックファームを運営するKURKKU FIELDSとコラボして、「サステナビリティを親子で体感しよう!」という1dayプログラムを開催しました。 当日参加したのは、5

          子どもだけでなく、親も学ぶ。「KURKKU FIELDS×探究コネクト 秋の特別プログラム」を開催しました!

          生徒の「やってみたい」から、夢の実現をサポートする。兵庫県明石市に開校した青楓館高等学院の挑戦

          美しく変化する。 そんな花言葉がある「楓(かえで)」を校名に含む、青楓館高等学院。 「ここに来る生徒たちはまだ青い状態かもしれないけれど、これからそれぞれの色に変化していってほしい」 校名に込めた思いを、代表の岡内大晟さんはそう話します。青楓館高等学院は、2023年4月に兵庫県明石市に開校した通信制サポート校。現在は約40名の生徒が在籍し、学校外のさまざまな立場の大人と関わるプロジェクト型学習(以下、PBL:Project Based Learning)を柱としながら、

          生徒の「やってみたい」から、夢の実現をサポートする。兵庫県明石市に開校した青楓館高等学院の挑戦

          創る楽しさを若者に。事業創造のためのプロジェクトスペース「FANTASIA(ファンタジア)」

          学校でも塾でもない、無償から低額でアクセスできる地域の学び場を紹介する「まちの探究サードプレイス」。 今回ご紹介するのは、福岡市平尾にある事業創造のためのプロジェクトスペース「FANTASIA(ファンタジア)」。2020年にオープンしたファンタジアは、事業家をはじめとする大人たちと、事業やクリエイティブの分野に関心がある若者たちが集う居場所になっています。 高校生の頃からファンタジアに通っていたという野元玲花さんと、ファンタジアを立ち上げた毛利慶吾さんに、お話を聞きました

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          自分の五感を味わい、しなやかに生きる。“余白のある時間”を過ごすスクール「ラーンネット・あーる」

          余白のある時間の中で、自分と他者の“あり方”に向き合う。 2023年6月、そんな時間を大切にするオルタナティブスクールが、神戸市灘区に開校しました。運営するのは、1996年から探究学習の実践を続けるラーンネット・グローバルスクール。新たに開校した「ラーンネット・あーる」は、小学生向けの少人数制スクールです。週3日開校し、現在は小学校1年生から3年生までの11人が通っています。 夏休みが明けた9月のある日、筆者はラーンネット・あーるを訪問しました。阪急六甲駅からバスに乗り、

          自分の五感を味わい、しなやかに生きる。“余白のある時間”を過ごすスクール「ラーンネット・あーる」

          【探究×起業】高校生5人が商品開発から販売までを自分たちで行い、ビジネス経験を積む

          高校生が自分たちで商品を開発し、マーケティングや経理、販売までを行う高校生模擬起業グランプリ「リアビズ」。 大阪府立富田林高等学校の2年生5人で結成した「ぷるーとん」は、2023年度のリアビズに応募。6月に行われた一次審査では、全国からエントリーした31チームのうち上位6チームに選ばれ、活動資金として30万円の融資を受けられることが決定しました。 5人が開発しているのは、富田林市の農産物である海老芋を使った炊き込みご飯の素。現在(2023年8月末)は商品開発の最終段階に入

          【探究×起業】高校生5人が商品開発から販売までを自分たちで行い、ビジネス経験を積む

          やんちゃな少年が、世界で活躍する音楽プロデューサー・DJに。探究型スクールで学び、高校には行かずに見つけた道とは?

          探究型スクールに行った子どもたちは、その後にどんな進路を選択するのだろう?どんな大人になり、どんな人生を歩んでいるのだろう?今回の「探究育ち」では、ラーンネット・グローバルスクール卒業生のTETSUさんにお話を聞きました。 ラーンネット入学前に通っていた公立の小学校では、周りから変だと思われることも多かったと話すTETSUさん。今は、音楽プロデューサー・DJとしてオランダを拠点に世界で活躍しています。これまでの経緯や仕事のこと、目指す未来についてお話を伺いました。聞き手は「

          やんちゃな少年が、世界で活躍する音楽プロデューサー・DJに。探究型スクールで学び、高校には行かずに見つけた道とは?

          普段と違うフィールドで、想像力が広がる? 探究コネクトが地域とコラボして開催した小豆島のプログラム。

          昨年5月に、探究コネクト×小豆島ヘルシーランドがコラボして実施した1泊2日の「島を探検して、妖怪をつくろう!」小豆島スプリングスクール。 全国に探究の学びの場を作ることを支援したい「探究コネクト」と、地元の魅力を活用して若者中心に活性していきたい「小豆島ヘルシーランド」がコラボし、コロナ禍の中で久しぶりに開催できたイベントでした。だいぶ時間が空いてしまいましたが、昨年のスクールはどんな様子だったのかレポートをお届けします。 今回のイベントに集まった参加者は5家族、9名の子

          普段と違うフィールドで、想像力が広がる? 探究コネクトが地域とコラボして開催した小豆島のプログラム。

          「豊かないのちのてざわりを感じて」持続可能な社会を実現するヒントを届けるKURKKU FIELDS

          「子どもたちのためにもサステナブルな暮らしに興味があるけれど、何から始めたら良いかわからない」そう感じたことのある方も多いのではないでしょうか。そんな私たちにヒントをくれるのが、2019年に千葉県木更津市にオープンした体験型施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」。 約9万坪の広大な敷地には、有機栽培を行う畑や酪農場、園内でつくられた野菜やチーズ、卵などをふんだんに使ったメニューを楽しめるレストランやカフェ、豊かな自然の中で楽しめる魅力的なアート作品、宿泊施

          「豊かないのちのてざわりを感じて」持続可能な社会を実現するヒントを届けるKURKKU FIELDS

          10/1(日)に「サステナビリティを親子で体感しよう! KURKKU FIELDS×探究コネクト 秋の特別プログラム」を開催します!

          子どもたちが、これからの社会を生きる上で、必要なこと。それは、この地球に住み続けるためのサステナビリティへの感性と、自分の道を自分で切り開いていく探究心の2つでは? 循環型農業や食・アートを楽しめる「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」と、探究型学習の普及に取り組む「探究コネクト」ではそんな風に考えて、特別プログラムを企画しました。 フィールドでの体験で子どもの心に興味の種をまき、また保護者は子どもとの接し方の理論を学ぶことで家庭でもその種を育てていけるよう

          10/1(日)に「サステナビリティを親子で体感しよう! KURKKU FIELDS×探究コネクト 秋の特別プログラム」を開催します!

          AI時代の教育で大事なこと。探究メディアQスペシャルトークライブイベントレポート

          「ChatGPTをはじめとしたAIが急速に発達する中で、これからを担う子どもたちの教育で重要なことは何だろう?」「人より豊富な知識をAIが持つのであれば、これから教員の役割はどう変わる?」そんな声が聞かれるようになった今。現場におけるAIの活用方法や教育の見直しが、大きな論点になっています。子どもたちがより良い教育を受けられるように、私たちにできることは何でしょうか。 過渡期の今をどのように考えるべきか、ヒントを与えてくれる著書が2023年に相次いで発表されました。今回のト

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          地方であっても、なんでもできる世界をつくる。田川市で経済が回る居場所づくりに挑む「いいかねPalette」

          「この町に居ても仕方がないと都会に出て行ってしまう若者が、地方には多い。僕らがつくりたいのは、地方に暮らしていたとしても、自己実現できる世界なんです」 そう話すのは、福岡県田川市のなんでもできる場所「いいかねPalette(パレット)」を運営する、株式会社BOOK代表の青柳考哉さん。ここは2014年に廃校になった猪位金小学校が新しく生まれ変わった場所。遊んだり住んだり働いたりと、様々な使い方ができるいいかねパレットは、地域内外の人の自己実現を応援してきました。 学校でも塾

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          「報道するだけでいいのか?」地方紙のネットワークを活かした、不登校の子どもたちを応援する新しいカタチ

          「報道を通じて課題を世の中に伝え、寄付を募る。私が挑戦したのは、そんな新しいジャーナリズムです」 そう語るのは、西日本新聞社で教育分野の報道を続けてきた記者の四宮淳平さん。働きながら大学院に通い、不登校をめぐる課題を解決する方法を模索してきました。 大学院卒業後に取り組んだのは、不登校支援を行う認定NPO法人とコラボしたクラウドファンディング。朝刊発行部数43万部という西日本新聞のネットワークを活かして、不登校の子どもたちを取り巻く課題を伝え、寄付を募りました。そんな四宮

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