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古本のあれこれ、続き

村上春樹作の「女のいない男たち」を読み進めている。

古本で購入したので、先に中表紙に感想が書いてあったが。

また、各ページに折り目や赤ペンで線が引いてあった。

古本で購入する事に抵抗はないのだが、いずれも、初めての経験だった。

届いた時、前の持ち主の痕跡があるものの、こんな本が届くことは滅多に無いだろうと思い、面白いと思った。

しかし読み進めるにつれ
「なんでここ気になるの!?」
「この箇所折り目必要?」
「ここは重要?」
と知らず知らずのうちに、心の中でツッコミを入れてしまい、まるで誰かと同時に同じ本を読んでいる気持ちになった。

つまり、一人で読書してるのに誰かいる、誰かの気配がある。

そんな訳で内容は面白いのだけど、前の持ち主の感性が気になって仕方ない。

本を通してどこかの誰かの心中を感じるなんて本当に変な感じ。前の持ち主もまさか、ここに私がこう書き記してるなんて想像もしないだろうな。

また私が古本に出したら、次の持ち主も同じこと感じるだろうか、誰かの気配。

(MacBook)

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