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【深夜帰宅秒速吸引】黒酢と卵の発酵スープ

ふと究極に優しい料理を作りたくなりました。おそらく先月、今月と旅に出かけ、おいしいものを食べ続けていたら2日目にはもうおいしいお店の味ではなく、家のなんでもない味が食べたくなったことが原因と思います。おいしければおいしいほど良いというわけでもなく、おいしさよりもほっとできるものを食べたくなるときもあるんですよね。

優しい料理とはなんだと考えると、やっぱりスープが思い浮かびます。一口飲んでじんわり染み渡るようなそんなスープ。それでいていつでもすぐに食べられるスープ。お湯を注ぐだけで作れるかき玉スープ的なものが良いかなと考え、試作しました。

しかし、失敗しました。かき玉っぽく卵がふわっと広がらず、お湯と一体化してしまいました…。失敗だ…と思ったのですが、これ卵酒っぽくて良くないか?と。極力固形を感じないこれの方が優しいのではないかと。

偶然できた優しいスープ。やはり狙っていては優しくはなれないのかもしれません。

黒酢・生姜・甘酒・たまねぎ麹。字面だけで整いそうなスープ。

刺激を極力除去したのっぺらぼうビジュアル

このスープは、調味料と卵を混ぜてお湯を注いで混ぜるだけ。具に火を通す時間も不要なので、一瞬でできます。深夜に帰宅しても発酵調味料さえ常備しておけば、5分もあれば作れますよ。発酵調味料を仕込んでいる段階であらかじめ手間をかけているので、手抜きをしてしまったという罪悪感もありません。

すべての材料を混ぜてレンチンでもできると思いますが、私は少し味気なさを感じるので、お湯はやかんで沸かしたものを注ぎました。なんとなく深夜に電子音を響かせるより、湯気を立ち昇らせる方が癒やされるし、ほっとするのです。1人分であれば、レンチンと変わらないくらいすぐに沸きますよ。

卵も含めて一体化しているので、具を感じないのも優しいポイント。でも、麹の粒や、すりおろしが甘くて大きく残った生姜やたまねぎの欠片が食感のアクセントになります。

癒やされたいときは、このスープに甘えてください。調味料の量はあくまで目安です。優しさ重視なら少なめで、薄ければ後から追加して温め直しても大丈夫です。

↓手順はインスタで動画でも解説しています。

材料(1人分)
卵 1個
水 200〜250mL(マグカップ1杯分のイメージ)
黒酢 小さじ1〜2(小さじ2だと割としっかりすっぱいと思います)
甘酒 大さじ1
発酵生姜 小さじ1
たまねぎ麹 小さじ2〜大さじ1(その日の気分で。大さじ1だとしっかり塩味)

作り方
1 マグカップやスープカップに卵と調味料を入れて、よく混ぜる
2 湯を沸かして、混ぜながら注ぎ入れる

レシピのポイント

ポイントは特にありませんが、味は後から調整できるので、調味料の量は少なめから試してください。物足りなければ黒胡椒やラー油を垂らしても良いですが、何もかけない方が良いかと思います。おいしく食べるというよりは癒し重視です。

全部混ぜてお湯を注ぐだけ

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