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【ラクなだけでなく、楽しいレンチン】たまねぎ麹のトマトリゾット

自家製のたまねぎ麹をぼんやりと眺めていたら、なんだかリゾットを作りたくなってきました。でも、リゾットがたまらなく食べたいというわけではないので、あんまり手をかけたくない。なかなかわがままな感情です。

そんな時に先日購入した山口祐加さんの『軽めし 今日はなんだか軽く食べたい気分』を読んでいたらレンチンで作るリゾットレシピが載っているではないですか。なんだか無性にそそられて自分なりにアレンジして作ってみました。

もちろんレンチンでご飯を作ることを手抜きと感じる必要はまったくありませんが、自家製たまねぎ麹を使うことで「いや、麹を手作りしてるんですからレンジくらい使ったってよろしいじゃない」とさらに無敵になれます。そもそもレンチン料理はラクなだけでなく、「これでできちゃうんだ」という実験感覚も楽しいんですから。ぜひ一度作ってみてくださいね。

実験感覚で楽しむレンチン。

トマトをどどんと鎮座させるのが楽しい。ちょっとテンション上がります

私は、レンチン調理がそんなに好きではありませんでした。お手軽で、忙しい時の味方になってくれることは重々承知しているのですが…。理由は釈然としませんが、なぜかいわゆる便利家電的なものにもあまり惹かれません。自分の手を動かして作った感がほしいのでしょうか。キャンプも好きだし、不便を楽しみたがっているのかもしれません。まぁ理由なく好きなものや嫌いなものはもうそうなんですから、それで良いのです。

でも、レンチン調理って実験感覚で面白いなと思うようになりました。何もしなくてもボタンをピッと押すだけで料理ができてしまうのですから。確かにフライパンや鍋で作った方がおいしい場合もありますが、レンチンも十分おいしいです。

それでもレンチンレシピで何だかこれは嫌だなぁと思うものもあります。だからレンチン調理をまるごと好きになる必要も、まるごと嫌いになる必要もないのです。これはちょっと作ってみたいと思えるレシピに出会えたのならば、ぜひ躊躇せず1回は作ってみてほしいです。このレシピがそんなちょっと料理の幅を広げるレシピになれたら嬉しいです。

↓手順はインスタで動画でも解説しています。

材料
生米 1/3合(一度洗わずに作って欲しい!)
トマト 1個(約200g)
鶏もも 50g(だいたい唐揚げ用肉3つくらいのイメージ)
たまねぎ麹 大さじ1
甘酒 大さじ1

⚫︎温泉卵
卵 1個

作り方
1 耐熱容器に米と水150mLを入れて600Wで8分加熱(ラップなし)
2 鶏ももを小さめの一口大にカット
※面倒ならベーコンやハムでもOK。入れなくても良いですが、少し肉が入ると満足感アップすると思います
3 鶏もも肉にたまねぎ麹と甘酒を揉み込み、常温に戻すのを兼ねて30分ほど室温に放置
4 トマトのへたを落とし、お尻に十字の切れ込みを入れる
5 米の加熱が終わって取り出したらよく混ぜて、鶏もも肉を調味料ごと加え、さらによく混ぜる
6 トマトを米の中心にででんと置き、600Wで5分加熱する
7 トマトを崩しながらよく混ぜてもう5分
※この時に切れ込みからスルスルとトマトの皮を剥がしておくのがおすすめ
8 仕上げに好きなオイルを回しかける

※パセリ・ブラックペッパー・パルメザンチーズなどもお好みでかけてくださいね。

↓温泉卵のせたい人は以下参照
⚫︎温泉卵
1 小さめの耐熱容器に卵を割り入れ、卵が完全にかぶるくらいの水を注ぐ
2 600Wで50秒ほど加熱(ラップなし)
3 足りなければ卵白全体が白くなるまで10秒ずつくらい追加加熱
※レンジによっても差があると思うので、見張っておく方が良いです。

レシピのポイント

  • 米洗わずに作ってみて

  • トマトには切れ込みを

米洗わずに作ってみて

このリゾットをマスターすれば冷凍米を製造しておかなければという
脅迫観念からも解放されるかも

ピラフとかリゾットとか米を洗わずに作るレシピってよくあると思うのですが、正直結構抵抗がありました。本当に汚くないのだろうか、そんなに味に違いはあるのだろうかと思い、ネットで大丈夫だという根拠探しの旅に出たこともあります。

まぁしかし案の定わかっていましたが、問題なしという意見も汚いという声もあり、明確な答えは得られませんでした。そういう時は一回作ってみるに限ります。私は洗わずに作ってみて断然洗わない方がおいしいと思いました。

正直リゾットはそんなに好きではありませんでした。大学自体、友人宅で鍋を頻繁にしていましたが、回を重ねるごとになかなか手を出さないカレー鍋やトマト鍋に手を出さざるを得ないタイミングが来るのです。その〆はリゾット。うまいうまいと皆が食べている中、ベチョついているし焦げ臭するし、うまくねぇなぁと惰性で口に運んでいました。その印象が強く残っているのかもしれません。

↓その頃の感情を自由律俳句にしていました。

たまねぎ麹と甘酒に漬け込む鶏もも。おいしいです

でも、洗わずに作ったリゾットはおいしい。ベチョ感がなく、アルデンテ。リゾットイメージが覆りました。そんなに頻繁にも食べないので、今後もリゾットを作る時はおいしさ重視で洗わずに作ろうと思っています。

トマトには切れ込みを

深めに十字切れ込み。冬でもトマトは鮮やかですね

あらかじめくし切りにして投入した方が加熱時間が少なく済むと思いますが、あえて楽しさ重視でトマトを切らずに丸ごと投入しています。まな板で切る手間も省けますので。キャンプで野菜を丸焼きにするときも心が躍り、ニヤリとしている自分がいます。

でも、爆発の恐怖があるので、切れ込みは入れておいてください。ツンと尖ったお尻側に十字に入れます。まな板を使わず手にトマトを持って行えばラクですよ。

そしてレンチン加熱を進めるとその切れ込みからピロピロと皮が剥けます。湯むきは面倒ですが、これならラクです。皮付きでも良いのですが、皮を剥かずに作るトマト煮込み系で現れるあのトマト皮がピロピロと丸まったやつは割と気になります。やはり剥いておけば良かったと思うことがあります。手間をかけずに除去できるならやっても良いのでは?


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