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気持ちを落ち着かせる「カームダウン」ご存知ですか?

こんにちは、たななこんぶです。

今回は、気持ちを落ち着かせるスペース「カームダウン(室)」のご紹介です。

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(2023.06)「カームダウン・クールダウンについて」もとに書かせていただいております。

1. カーム(calm)とは

カーム(calm)は英語で「落ち着かせる」という意味があります。

カームダウン(calm down)も英語の熟語で、「気持ちを落ち着かせる」という意味を指します。

2. カームダウンが必要な方たち

では、気持ちを落ち着かせるのが必要な人とはどなたか、引用してみます。

外部の音をなるべく遮り、外気温や湿度に左右されず、気持ちを落ち着かせることが必要に方々で、発達障害の方、知的障害の方、精神障害の方、認知症者

「カームダウン・クールダウンについて」より引用

例を挙げましょう。
私、たななこんぶは発達障害(ASD)です。
調子が悪い時ほどまわりの音がうるさく感じ、時々パニックになります。

そんな時、静かな空間へ逃げるように行くと、パニックが引いていく、つまり、気持ちを落ち着かせることができます。

このように、パニックになってから気持ちを落ち着かせるスペースが必要な人もいます。

また、パニックになるかも?の段階で、静かな空間で過ごすことで、パニックを未然に防ぐこともできます。

3. カームダウンの場所案内表示

「ここは気持ちを落ち着かせるためのスペースです」とわかりやすく人々に伝えるために、ピクトグラム(案内マーク)が2020年5月に、正式に完成しました。(文献: METI Journal

カームダウンのピクトグラム(経済産業省ホームページより)

ピクトグラムとは、補足すると、トイレの案内看板が代表例です。

男女共用お手洗い(経済産業省ホームページより)

新千歳空港を例に出すと、ピクトグラムに合わせ、文章で説明もされています。

新千歳空港国際線3階出発ロビーのピクトグラム(「カームダウン・クールダウンについて」より)

4. さいごに

まだまだ「カームダウン」の認知度は低いと思っています。「なんであんなところでのんびり過ごしているの?」ってもし私が利用していたら周囲の人にそう思われている気がします。

つまり、カームダウンしようとして、まわりの目が気になって仕方がないに陥るのではないかという不安です。

逆に、「あ、こんなところに座れる場所がある、ラッキー♪」と適性利用されないのではないかという不安もあります。

どうか、必要な方のために、必要な現場に設置され、適性利用が広まることを切に願います。


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たななこんぶ

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