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リモートワークで人はサボらない

「上司はリモートワーク=ラク、ヒマって思っているみたい。ふだん以上に仕事の納期を厳しくしたり、仕事とは直接関係のない課題を出してきたりする。全然終わらなくて、結局、寝る直前まで自宅で残業している…」

友人からこんな話を聞いて、胸が苦しくなってしまいました。

「リモートワークになると部下がサボるんじゃないか?」

こういう疑問を持っている方、多いですよね。私もよく質問されます。

私はWaris(ワリス)という会社を共同経営しているのですが、共同代表は東京・福岡・ベトナム(ホーチミン)の3拠点にそれぞれおり、約30名のメンバーがリモートワークで働いています。創業8年目。もともとリモートワーク中心ではありましたが、コロナ禍を受けて「フルリモートワーク」に移行しました。

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8年リモートワーク中心で会社を経営してきて思うのは、「リモートワークは『サボる』よりもむしろ『働きすぎ』てしまう傾向のほうが強い」ということです。もちろん、社員数十名のベンチャー企業の話ですし、「サボるかサボらないか」という軸で定量調査をしたわけでもないので、あくまで定性的な話にはなりますが、世の中の人が心配しているほど「サボる」人はいないのではないか…という感覚を私自身は持っています。

リモートワークではムダが省かれるけれど…?

理由は大きく2つあります。まず、リモートワークだと「ムダが省かれ業務が効率化される」点があげられます。今回のコロナ禍で初めてリモートワークにチャレンジした方で「あれ?オフィスにいるよりも仕事がはかどる(集中できる)」と感じた方は少なくないのでは?

まず移動時間がなくなりますし、人から話しかけられないですし、オフィスであるようなちょっとした雑談もなくなります。集中できる反面、集中できすぎてしまうのもまた事実。意識的に休憩を取り、メリハリをつけていかないと「やりすぎ」てしまうのです。

お互いに姿が見えないぶん、まじめな人ほど「もっと頑張らなきゃ」とエンジンをかけすぎて「働きすぎ」に陥ってしまうという面もあります。ですから、きめこまやかな1ON1で一人ひとりのメンバーの仕事ぶりはもちろんコンディション面もふくめて気を配ったり、息抜きの時間をつくったり(Warisでは2日に1回15分のオンライン雑談タイムをつくったり、オンラインエクササイズの時間をつくったりしています。いずれも任意)することがとても大切なんです。

メンタルヘルス不調の危険性も…

むしろサボるどころか、実はきちんとケアしていかないとメンタルヘルスの不調に陥る危険性が高いと感じます。ですから、コロナ禍をきっかけに本格的にリモートワークにチャレンジし始めた会社さんには「社員(部下)がサボっているのでは・・・!?」と疑いたくなる気持ちもわからなくはないですが、その気持ちにちょっとだけふたをして、メンバーひとりひとりをいたわったりケアしたりすることに今まで以上に気を配ることをおすすめします。

仮にサボっていたとしても成果の部分で握れていたら、こまかなプロセスは気にされなくてもいいのではないかな、とも思います。100%、その人の仕事ぶりを「見る」ってやはり難しいので。それはリモートだからという理由もありますけど、オフィス常駐していたからと言って、そこまでつぶさにその人の仕事ぶりを物理的に「見て」はいないと思うんですよね。だから、成果(目標)で握って、そのプロセスについてはある程度、相手にゆだねる。そんな姿勢がリモートワークでは求められるように感じます。

最後に #私たちができること

このコロナ禍で私たちに何ができるだろう?って考えた結果、これまでの自分たちなりのリモートワークの工夫やノウハウをみなさんと広くシェアするためのリモートワーク勉強会をしています(もちろん無料です!)。経営者や企業の人事の方を中心にご参加いただいています。

「リモートワークをやり始めたけれどうまくいかない」「こういう場合はどうすればいいの?」お気軽にご参加ください!私たちもカンペキではないですけれど、8年やってくる中で本当に試行錯誤してきたので、ご参考にしていただけるお話はできると思います(詳細は以下ご覧ください)。

それから、私自身もリモートワークのご相談に無料でのらせていただいています!少しでもお役に立てればうれしいです。with&Afterコロナの時代にリモートワークは働き方のスタンダードになっていくはずです。みなさんでノウハウをシェアして、少しでもプラスにできればいいですよね。

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