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耕さない田んぼと畑のエッセンス

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ひろこのnoteより抜粋⭐︎
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2020年4月の記事一覧

休耕地を耕さずに、ゆっくりと田んぼにかえす方法①

休耕地を耕さずに、ゆっくりと田んぼにかえす方法①

・はじめに休耕地では、そこに棲む生き物や植物がみんなで環境を作っていて、自然なバランスを保っています。

でも、そこに人間が入っていって、突然田んぼにすると想像してみてください。

『栽培する場所』として考えたときは、アンバランスな状態なのではないでしょうか?

・たけしくんが休耕地を田んぼにする時にやっていること大切なのは、『それをする理由』です。

理由が分かれば、その土地にとって、自分にとっ

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時間をかけて変化していく。人も、田んぼも。

時間をかけて変化していく。人も、田んぼも。

FUSABUSAのオーナー、薫さんと知り合ったのは2016年のこと。

薫さんはご夫婦で『地元・房総の食をつなぐ』というコンセプトで、飲食店を営んでいました。

そのお店から目と鼻の先の酪農家さんのお宅で、たけしくんが雑草をテーマにした小さいお話会を開いたときに、足を運んでくれたのです。

お話会が終わり、みんなで雑談していたとき

薫さんが「実は…」と話を切り出しました。

『自分は農家の家に生

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「芸術作品だから」と言われて、旦那の草刈り撮ってみた!

「芸術作品だから」と言われて、旦那の草刈り撮ってみた!

この動画の需要がどこにあるのか分からないけれど、YouTubeの五十嵐夫妻chに、めっちゃ良い動画を投稿したのでぜひ見てください!!

たけしくんが、「僕の草刈りは芸術作品だから撮って」と言うので撮りました笑

毎回、撮る前も撮った後も、「こういう風に撮って」とか、どこがどう、っていう説明もされないので、わたし目線の動画です。

作業のノウハウを細かく説明してる動画ではないので、農作業をしたことな

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未来の田んぼを育てるというイメージが浮かんだ2013年の話

未来の田んぼを育てるというイメージが浮かんだ2013年の話

わたしがはじめて「休耕地」という言葉を聞いたのは、2012〜3年頃だったと思う。

今まで作物を栽培していた田畑での農業をやめる、または作物を作らなくなると休耕地として扱われる。国の減反政策の影響も有るが、農家さんが高齢化し、後継ぎがいなくて休耕地になっていることが多いようだ。

南房総で、耕さない田んぼの教室を開くおよそ2年前に、「NPO法人・日本自給教室」の分校を館山で開いていたのだが、そのと

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【最新版】耕さない田んぼ-育苗の手引き(※印刷用にPDFファイル追加しました)

【最新版】耕さない田んぼ-育苗の手引き(※印刷用にPDFファイル追加しました)

たけしくんの苗づくりは、冬期湛水不耕起移植栽培の第一人者である、岩澤信夫先生から学んだ『低温育苗』がもとになっています。

低温育苗とは、箱育苗で、機械移植ができる成苗を作る方法
1980年、東北で深刻な冷害が起きたことをきっかけに、
“冷害に強い稲づくりの基本は、昔ながらの成苗にある”
と気づいた岩澤先生は、

苗を徒長させないように低温管理し
丈夫な身体をつくると共に、
稚苗と同じ草丈の成苗を

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イネが種からどのように育つか知っていますか?

イネが種からどのように育つか知っていますか?

育苗シーズン真っ盛りっ!

うちの田んぼに植える苗は3月8日に種を播き、いま、こんなかんじ!

以前にも書きましたが

わたしはたけしくんと2014年に田んぼの教室を開くまで
イネのこと、田んぼのこと、何にも知りませんでした。

もちろん、育苗のことなど、考えたこともありません。
生徒さんと一緒にたけしくんの授業を聞いていても

頭の中では、(なんかよくわかんないなぁ・・・
と思っていましたw

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