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愛されおじさんと嫌われおじさんの分かれ目

ちょっと前、お手伝いしている情報サイトの編集部ミーティングで話題になった話。

記事のターゲット層について考えていた時に脱線した会話。mtg参加者は20代・30代・40代の女性。以下、その会話の抜粋です。

20代「愛されるおじさんと嫌われるおじさんの境界線って何でしょうね?」

30代「おじさんってどの辺り?」

20代「とりあえず、60代以上の方々のことです」

40代「そうなると、面倒臭くない人が愛されそう」

30代「グイグイくる人、逆に消極的な人、どちらも違いますね」

20代「見た目が若々しいから愛されるというのも違いますよね」

40代「若者のことを知り尽くしている感も敬遠されそう」

30代「確かに。今これ流行ってるんだろ?俺知ってるよ感はナイ」

20代「若々しさの場合は滲み出るのが大切ですよね」

30代「かといって何もかも諦めている人は全然違うし」

40代「優しいだけというのもちょっと違う」

20代「なにかと頼れる人もいいですかね」

30代「頼り甲斐があるのはどうやったら出るんだろ」

・・・といった感じであーだこーだ言いつつ「この人はどう?」などと俳優さんやアーティストの名前をあげたりして盛り上がりました。が、結果よい結論を見つけられず。

人生100年時代を迎えた今、なかなか興味深いテーマだなと思います。超少子高齢化社会において、異世代や異文化が仲良く生きていくために大切な課題だと感じました。

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そんな中、つい先日、取材インタビューで「これが答えじゃないの?!」という素晴らしい言葉に出会いました。

早期退職から再就職の成功談を伺う取材で、取材対象の方は60代半ばの男性。元大手企業の技術職。お母様の介護で早期退職したことを機に、まったく新しい仕事・職場にチャレンジをされました。

定年退職後や早期退職後に再就職をするということは、どんな場合も大変だと思います。その男性も、職場の上司は20代で40歳も年下なのだそうです。それだけでさまざまな苦労がありそうだな〜と思っていました。

しかし、とても楽しく有意義に働いておられます。40歳年下の先輩とも仲良しなのだそうです。しかも「現役時代よりも今の方が楽しい」「やりがいがある」と断言されました。

そして、その男性の素晴らしい言葉がコチラ。
『私たちの世代は、自分が前に出てはダメです。若い世代を支えるという心を持たないと長くは続かない。謙虚な気持ちを持って、若い人たちを尊重しながら行動することですね。影から支えることに徹し、困っている時や頼られた時に応えるという感じです。』

文字にすると「あたりまえの素晴らしい言葉」が並んでいるように感じますが、人生経験を積まれた男性から聞くと、深く胸を撃ち抜かれます。

控えめにおっしゃっていますが、これまでの人生で培った自信が裏付けされており、嘘にもお世辞にも聞こえません。まさしく本心なのでしょう。

ココロの深層にズーンと響きましたし、時間が許すのならばもっといろんなお話を聞きたかったです。仲良くなって色々教わりたい。

コレよ、コレ!
これこそ「愛されおじさん」ですよ。


愛されおじさんと嫌われおじさんの分かれ目、境界線。

そのキーワードは「謙虚な気持ち」を持っているかいないか。

簡単なことですが難しいことだと思います。

みなさんはどう思われるでしょう。
いろんな世代の方の意見を聞いてみたい。

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