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それはアウトです。

パーキンソン病の母と 虐待されていた私が 一緒に暮らすということ

#8 他人事、一言

#8 他人事、一言

 どういう気持ちで発しているのだろうと常々思います。母の言葉のナイフは、80歳になっても切れ味抜群。ズッパリいきます。
 嫌味なのか天然なのか、おそらくダブルなのでしょうが、前回の記事でも書きましたが、受け取る側の気持ちを汲み取ってくれたらと切に願うばかりです。

 自分に対する誹謗中傷には敏感で、親切心で掛けられた言葉さえ悪意あるものと曲解する母なのですから、”傷付く発言”くらい理解できてもよさそうなのですが…。

              ↓前回記事です。

 ちなみに母は、私がうつだということを知って”は”います。私が精一杯の嫌味を込めて「あなたの心ない言葉が原因でうつになりました」と母本人に伝えているからです。
 しかし、理解していないのか、それとも理解する必要などないと思っているのか、それを知ったところで特段何の変化もありません。
 「人のせいにして! うつになったのは自分のせいでしょ」
 「深みにはまらないうちに脳の検査したら?」
 私に向けられる母の言葉は、私が欲するものとは程遠く、これでもかと私のHPを削り取っていきます。


 最近、とある記憶を取り戻しました。

 基本的に、私の子供時代の記憶には紗がかかっています。”何故そうだったのかはよく分からないけど苦しかった”というように、曖昧な状態で保管されている私の記憶。
 しかし時に、「記憶の詳細を思い出してみたい」と思うこともあり、靄を晴らそうと試みたりもするのですが、「エマージェンシー! エマージェンシー!」と間髪入れず記憶封鎖部隊が出動しては、”記憶を探ろうとする気力を削ぎ落とす薬”を投与してきます。
 そんなこんなで、大抵は「まぁいいか」とぼんやりとした記憶のまま放っておくのですが、最近、意図せずに引き出してしまった記憶がありました。

 それは、忘れていたことが不思議なくらい悲しい記憶でした。おそらくフラッシュバックの類だったのでしょう。
 その記憶の衝撃は私にとって小さなものではなく、今はまだ、その時のことを記事に落とし込む覚悟も余裕もありません。
 今書き残せるのは、”その時の母も、私の疾病を嘲笑っていた”ということくらい。

 
 私には子供はいませんが、愛猫はいます。2匹の可愛い猫さんです。
 当然私は彼らの生みの親ではありませんし、猫と人間、種族も違います。しかしそれでも、私は一緒に暮らすこの2匹の愛猫が愛おしくて愛おしくてたまりません。愛猫が体調不良など起こすものなら、猫自身より私の方がオロオロしてしまいます。 
 
 人間のDNAに”子は愛すべきもの”と組み込まれていたのなら、どれほど素敵なことだったでしょう。
 そんなことを少しだけ思いました。


 大谷選手の活躍凄いですね!
 恥ずかしながら私は野球に疎く、母に教えられるまで大谷選手の存在すら知りませんでした。
 今回、大谷選手の画像を見ながらおっちらおっちら描いてみたのですが、どうにも上手くいかず、大谷選手のファンには申し訳ないです。これが私の精一杯でした…。タイトル画像は色で誤魔化しました ^_^;

 大谷選手を応援したいがために、野球のルールを覚えた母。母の意欲の高さには本当に感心します。嫌味抜きに。
 「とにかくね、いい子なの!」
 母の大谷選手のお気に入りポイントは、”性格が良いところ”だそうです。

 大谷選手が活躍すると母は上機嫌になり、私に対する当たりもマイルドになります。

 「大谷選手、私も応援しています! 頑張ってください!!」 

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いつか母と仲良くなれたら、母と私と猫さんで旅行に行きたいと思っています。 野っ原をのんびりと散歩。 母との生活は始まったばかり。 夢は大きく、まだまだ諦めません^^