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『朗読ナイト357話』で、『咲きもせず、散りもせず』と『いちばんさん』が上演されました
2022年11月12日。朗読ナイトで、私が書いた『咲きもせず、散りもせず』と『いちばんさん』が上演されました。
朗読ナイトについて朗読ナイトは、あさがやドラムで行われている朗読イベントです。さまざまな短編作品の朗読が行われています。
『朗読ナイト357話』について
『朗読ナイト356話』
開催日 2022年11月12日
会場 あさがやドラム
開場 18:30
開演(配信スタート) 18:5
『朗読ナイト356話』で、『愛しくて宇宙を駆ける』が上演されました。
2022年10月8日。朗読ナイトで、私が書いた『愛しくて宇宙を駆ける』が上演されました。
朗読ナイトについて朗読ナイトは、あさがやドラムで行われている朗読イベントです。さまざまな短編作品の朗読が行われています。
『朗読ナイト356話』について
『朗読ナイト356話』
開催日 2022年10月8日
会場 あさがやドラム
開場 18:30
開演(配信スタート) 18:50
限定10名様入場
料
短編小説『げんこつトマトの夏』
蝉が競うように鳴く、八月の北海道。
僕は郊外の住宅街を歩いていました。それぞれの家が結構な広さの畑を持っています。ひとつの畑の前で、僕は立ち止まりました。その畑は、他とちがうと気づきました。
ここなら、最高のあれがあるかもしれません。
「はあ、今日もあっちいなあ。抜いても、抜いても、草ぼうぼう……」
「すみません!」
「おお……ってなんだ、その格好は?」
「どこか変ですか?」
「まあ、いまどき男子
短編小説『幸せなワンダフルタイム』
「六郎ー。今日、みんなで日本シリーズ観るけど、来ないか?」
「パス」
「ほっとけよ。六郎はさあ……」
「ああ、そうだったな」
友人たちが、笑いながら去っていく。
ひとり教室に残された俺は、ため息をつきながら帰り支度をする。
ふと、腕時計を観る。
「5時過ぎてる!? やべ、早くしないと……!」
俺は、ダッシュで家に帰った。
「母ちゃん、姉ちゃん、ただいま!」
「おかえり、六郎」
「姉ちゃん、シャワー
短編小説『悪魔と人間のハーフなので、ハロウィンはドラキュラの仮装をするぞ!』
今日は10月31日。ハロウィン!
堂々といたずらできる日だ!
悪魔と人間のハーフの俺のためのイベントだ!
「ありさ、ハッピーハロウィン! トリックオアトリート!」
俺は放課後、隣のクラスに行った。
ありさは、目を丸くしている。そりゃそうだ。
俺がドラキュラの格好をしているからな!
「どうだ、牙も翼もホンモノだぞ! 迫力あるだろ!」
「史哉、うちの高校が私服OKだからってやりすぎだよ」
「いや、牙と