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エッセイ

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2018年1月の記事一覧

本音を言うことは減っている

腹を割って話そう、使い古された言い回しだ。お互いに包み隠さず思っていることを話しましょう。といった意味合いで使われる。

とはいうものの、SNS上の人間関係ではあまり使わない言葉かもしれない。ぼくもSNSでこのセリフを使ったことはないし、言われたこともない。もしかしたら、リアルな対面でしか通用しないセリフなのかもしれない。もしくは、すでに使われない死語という可能性もある。

このセリフをちょっ

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あたりまえのこと

あたりまえだと思っていたことが、実はあたりまえじゃなかった。よくある話だ。家で使っていた何気ない言葉がじつは一般的じゃなかったり、とかそんなイメージだ。

ぼくが東京生まれ東京育ちだからだろうか。言葉に関してのそういったギャップを感じる機会は多くなかった。いや、子どもの時を振り返っても、全くといっていいほどなかったと思う。でも、言葉以外ではそうではなかった。いろいろなお作法(と呼ばれるもの)で

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SNSでリセマラを繰り返す

簡単にリセットできる時代となった。

子供のころは「リセットはゲームの中だけ」「人生はリセットできないから」と教えられてきた人も多いのではないだろうか。それが、である。

たしかに、ゲームでいうところの残機、すなわち現実世界においての命に関してはリセットできない。人生のアウトカウントはひとつという部分は不変だ。今後何百年か経てば変わるかもしれないが、ぼくが生きている時代に変わることはないだろう。

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付き合いの幅

なんで、こうにも寒いのだろうか。ここ数日間の冷え込みで東京住みのぼくは、頭がおかしくなりそうである。ここで「もとからだろ!」というツッコミよりは「頭痛じゃなくて目眩ちゃうんか!?」くらいの方がぼくは嬉しい。悲壮感を漂わせることはしたくないのだ。まあ、悲壮感は1ミリもないのだけれど。

人付き合いをする上で気にしている部分がある。これは、リアルでもSNSでも共通している。あくまで今の時点ではだけ

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根本的なものはいつの時代も変わらない

自分の身近でよく起きるようなことの多くは、ことわざや故事成語、格言として昔から言い伝えられている。さらに言うとマーフィーの法則もそれに近いものだろう。

たとえば、『急がば回れ』なんかは実感することも多いのではないだろうか。仕事や趣味、生き方なんでもいいのだけれども、急いで近道を選ばず、遠回りに見えても焦らず確実な道を選んだ方が結果的にうまくいく。そういった経験をしたこと1度や2度はあるはずだ

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53年ぶりのできごと

東京の最低気温は−3℃だった。東京都心において2日連続で−3℃を下回るのは53年ぶりとのことらしい。

つい先日は33年ぶりのなんとか(すでになんだったかは覚えていない)があったけど、今度は53年だ。野球などでもなんらかの記録が生まれたとき、よく見受けられるこの表現。こじつけであったりもするけどこういったデータを持ち出してくるのは単純に凄い。

こういった何年ぶりとか何日ぶりとかの記録やで

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関係性の復活は意外にむつかしい

昔は仲が良かった人がいる。もしかしたら、昔というよりは以前と言う表現が適切かもしれない。たとえば、学生時代のクラスメートであったり、前職の同僚であったりを想像するとわかりやすい。同じ空間をともにしていたから仲が良かったものの、そこを一歩出ると接点がなくなり関係性は断ち切られる。もちろん、関係性が続く人もいる。数としては圧倒的に少ないと思うけれども。

リアルだけではなくSNS上でも似たようなことは

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33年の月日が流れた

聞き慣れない言葉を聞いた。いや、正確には画面で見た。その言葉とは『低温注意報』。ふむ、なんとなくわかる。低温注意報というのは温度が低いから気をつけましょう。ということだろう、字面から判断すると。この低温注意報が東京23区に発表されたのは33年ぶりのこと1985年1月末以来らしい。

まぁ、たしかに寒かった。手は赤くなり、息は白い。それでも、ぼくは10万人くらいいる(であろう)ファン(だと思われる)

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なにごとも加減が必要、別腹だとしても

昨日は雪の話題が多く食傷気味だからぼくは書かなかった。でも、今日は書く。なぜなら、ぼくが書くのは雪ではあるけれども雪解けについてだからだ。これを世間一般では別腹という(はず)。

さて、関東地方というよりぼくの住んでいる東京は昨日と打って変わって青空が広がっていた。昨日降り積もった雪は解け始め、道路(歩道含む)はびちゃびちゃという表現がピッタリの状況だ。マンションから外を眺めると雪かきをしている人

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残しておきたいもの、そうじゃないもの

ぼくの住む東京、そしてその近郊は雪だった。ニュース、SNSなどもその話題一色。追い打ちをかけるように、様々なコラムやエッセイなどでも雪の話題ばかりで食傷気味だ。そこに乗っかるのか、乗っからないのかを小一時間という名の15秒ほど考えた結果、乗っからないことにした。

早いもので1月も3週間以上が経過した。ぼくの調子が悪くなった12月24日から約1カ月だ。なんというか時の流れはあっという間だ。1カ月経

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めんどうな性格

ぼくは団体行動(生活)に向いているようで向いていない。そんな性格だ。これを読んでくれている人の多くは、恐らくではあるけれどもお会いしたことがなくSNS上でのお付き合いのはずだ。もしくは、たまたま目にとまってこの記事へ訪れた人だろう。

だから、ぼくの性格など知る由もないだろう。知ってもらおうと積極的に派新をしているわけでもないのもひとつの要因かもしれない。

そんなぼくは冒頭に書いたとおり、団体行

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好きだから歩く

どれだけ歩けば目的地につくのだろうか。と思いながら午前中は歩き回っていた。

図書館へ借りた本を返しに行き、そのままいくつかの街を通り抜け歩き続けたのだ。これは比喩などではなく、実際に通り抜けたのだ。そういったこともあり、今日の歩数は2万歩越え。

歩くことは嫌いじゃなかった。それが好きに変わったのは、去年の9月頃からだろうか。野球の帰りに歩くようになり、シーズンが終わっても歩き続けている

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できごとの連鎖

いいことがあると連鎖する。そんなことを体感した1日だった。どれだけいいことがあったのだろうかということを指折り数えてみると片手で足りるくらいだけれども、なんとなくそんな気がした。

野球関連、仕事関連、創作関連とすべてにおいてよいことがあった。だからかどうかわからないけれども、体調もいい気がする。今日はいいことが連鎖した。これは悪いことでも起こりうる。なにか、ミスがあるとそれが連鎖する。体感的なも

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きっかけはいつも病気だった

年が明けてから一度たりとも飲み会に参加していない。もっと言うと外でアルコールを口にしていない。家では一度だけワインを飲んだ。アルコール摂取量は昨年に比べると格段に減った。いや、減ったという騒ぎではない。『0』に等しい。臨んでそうしているわけではないけれども、苦痛でもなく平穏な日々を過ごしている。

体調不良が原因でお酒を控えていたわけだけれども、今現在、医者に止められているわけではない。飲んでもい

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