きっかけはいつも病気だった

年が明けてから一度たりとも飲み会に参加していない。もっと言うと外でアルコールを口にしていない。家では一度だけワインを飲んだ。アルコール摂取量は昨年に比べると格段に減った。いや、減ったという騒ぎではない。『0』に等しい。臨んでそうしているわけではないけれども、苦痛でもなく平穏な日々を過ごしている。

体調不良が原因でお酒を控えていたわけだけれども、今現在、医者に止められているわけではない。飲んでもいいし、浴びたっていいはずだ。それでも飲んでいないのは健康のことを考えているからに他ならない。本調子ではないというのもあるだろう。でも、ぼくはお酒を飲むよりは飲まない方が健康だと頭のどこかで考えているのだ。実際にどうなのかは知らないけれども。

いつの日か体調が戻ったときにお酒を飲みたくなるのだろうか。飲まなくてもよい身体になってしまったら『飲み会』などへの参加は格段に減るだろう。いや、いかない気がする。仮に参加してもぼくは他の人が飲むからといって、最初の一杯だけ付き合うといった類いのことをしない。たぶん、黙々とウーロン茶を飲むのだろう。

もしかしたら、お酒を飲まないことに対して寂しいと思う人がいるかもしれない。でも、お酒の力を借りなくてもぼくは話せるし、楽しい空間を作ることもできる(と思ってる)。安心してください。

そういえば、煙草をやめたのも10年くらい前に、入院をしたことがきっかけだった。人間、病気をすればたいがいのことはやめられる。それがいいのか悪いのかはわからないけれども。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。