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死ぬまでに読みたい本

昼に食べたタイの麺料理 ( 名前なんだっけ ) がおいしすぎて、できるならば今日も明日も食べたい。数年前からタイやベトナムの料理に夢中なわたしは、はやくお店でビールを飲みながら夜に食べたい、もしくは本場に食べに行きたい!と、そわそわ待っている。いつだって、できるだけおいしく過ごすことは私の中で優先度が高い。

昼ごはんを食べて、本屋へ寄って帰るというのが土曜日の恒例となっていて、買う目的のものがなくても、本屋の棚を見るとそれはもう毎回うきうきしてしまい、結果的には行ったら絶対に買ってしまうのはしょうがないことなのだけど、買いすぎないよう毎回かなりの自制が必要になる。
ちなみに、ぴー太はわたし以上にその自制が効かない人間なので、それを止めることにも体力を使う。まあ、だいたいは買うことを煽る方が多いけれど。だってわたしも読めるしね、らっきー。ちなみに最近は、吉村萬壱さんにはまっているようで、りなさんもゆいなさんも最近読んでいたな…と気になりたおしてチラ見している状態。手を出せるのはいつになるやら。

そして昨日は、『チ。』5集を買うのと、『カラマーゾフの兄弟』の影響から、宗教関連の本を見るという目的があったので、堂々とした心持ちで本屋さんへ行った。
結局探していた本はなかったものの、こ、これは!という漫画を見つけ、即刻購入。

『ひとのこ』はイエス・キリストが現代の日本に転生したら……という、かなり挑戦的な漫画で、いろんな角度から宗教を知るとっかかりがほしい!と思っている今のわたしにはぴったりだった。それにしても、イエス・キリストの現代バージョンは、かなり狂人ですよ……結局は読んだことで、余計に元のキリストを知りたい状態に陥り、別の本を読む期待が増すという結果になった。でもまあこれはこれでおもしろく、下巻も10月中に出るらしいので、たのしみ。

そして、『歴史を変えた100冊の本』。
時代の流れをつくり、世界に影響を与えた本 ( 作者の思う ) が時代背景などと共に紹介されていて、美しい図版も付いているので良い。

こんなにも有名で知ってはいるけど手が出せていない本ってたくさんあるのだな…と当たり前のことにわくわくしながら、世界で毎年約225万点の新しい出版物が出されているという事実に絶句。

以下、紹介されていた本の中から、わたしがいつかは読みたいけど、今のところ読めていないし、当分読めそうにもないけど、「死ぬまでには読みたい本」たちをメモ用に羅列。

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『源氏物語』紫式部
『神曲』ダンテ
『ドン・キホーテ』セルバンテス
『サミュエル・ピープスの日記』
『オトラント城』ホレス・ウォルポール
『高慢と偏見』ジェーン・オースティン
『フランケンシュタイン』メアリー・シェリー
『アメリカの奴隷制を生きるーフレデリック・ダグラス自伝』
『デイヴィッド・コパフィールド』チャールズ・ディケンズ
『白鯨』ハーマン・メルヴィル
『種の起源』チャールズ・ダーウィン
『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ
『戦争と平和』レフ・トルストイ
『ハックルベリー・フィンの冒険』マーク・トウェイン
『失われた時を求めて』マルセル・プルースト
『ユリシーズ』ジェームズ・ジョイス
『審判』フランツ・カフカ
『一九八四』ジョージ・オーウェル
『知覚の扉』オルダス・ハクスリー
『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ
『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアック
『アラバマ物語』ハーパー・リー
『沈黙の春』レイチェル・カーソン
『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア=マルケス





夜は、コーエン兄弟の『インサイド・ルーヴィン・デイヴィス 名もなき男の歌』という映画を観て感化され、フォークソングを聴いて寝た。

ボブ・ディランが憧れたシンガーをモデルにした、フォークソングがまだくすぶっている時代の、あるひとりの男と猫の一週間の物語。

とにかく音楽が美しい。もうそれだけで観る価値があるけど、出てくる登場人物もいちいち魅力的だし、猫がかわいいし、主人公と街の哀愁が良い……観終えて、ぼーと考えていると、あれって…と時間差で発見があり、どの解釈もできるなぁと思いながら、評価が自分の中でじわじわと高まっていく作品になりそう。

やっぱり、シュールさというか、遊び心というか、おもしろがりって映画でも本でも大切な要素だなぁというようなことを、さも分かったふりして語り合った夜でした。

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