株式会社TALENT

才能を事業の軸にしている株式会社TALENT(TALENT Inc.)の公式noteで…

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才能を事業の軸にしている株式会社TALENT(TALENT Inc.)の公式noteです。 代表やメンバーの事業に対する想いや、才能研究の成果などを記事にしていきます✨

マガジン

  • 才能研究コラム

    株式会社TALENTの才能研究チーム「TALENT RESERCH CENTER」が運営するコラムです。 学術的研究(心理学や哲学、経営学などの分野)をもとに、「才能」について紐解いていきます。 このコラムを読むと、「才能を学術的観点で捉えるとどういうことなのか?」「基盤となる、動機づけ理論について」などの解像度が上がります。

最近の記事

「ありがとう」の力を学術的に考える #研究コラムVol.16

前回・前々回のコラムでは「社会関係資本」をテーマに取り上げました。 社会関係資本とは、人間同士のつながりを、価値を生むための資本という観点から捉える考え方でした。人間関係を含めた周囲の環境は才能発揮に大きく影響するため、社会関係資本の要素や特徴を手がかりとして、才能を発揮できる環境を整えるためのヒントをお届けしました。 個人間を結ぶネットワークの強化やコミュニケーションの促進は、組織経営の分野でも注目を集めています。しかし、大きな組織ほど施策の導入・運用にはコストがかかっ

    • 組織のつながりを育てるには #研究コラムVol.15

      前回の研究コラムでは「社会関係資本」をテーマに、組織での協力行動の土台となる要素を紹介しました。 エッセンスをおさらいすると、集団の中で人々の間にコミュニケーションをともなう繋がり(社会的ネットワーク)があり、お互いの信頼感が高く、誰かを助ければ自分も報われるという互酬性の考えが共有されているときに、社会関係資本が成立していると考えることができ、助け合いや協力が起こりやすい環境となります。 所属している組織やチームの状態は、環境要因として個人の才能発揮に影響を及ぼしますし

      • 「チームをより良くしたい」とひとりで頑張るあなたへ。『TALENT COMMUNICATION』を身につけて才能あふれるチームをつくりませんか?

        Podcast「TALENT TALK」を聴いていただいているみなさん、TALENTを応援していただいているみなさん、いつも本当にありがとうございます。 株式会社TALENT 代表の ”たかちん” こと佐野 貴です。 昨年リリースした、才能を活かして事業を起こす実践型プログラム『TALENT PRENEUR』、仲間とともに才能に本気で向き合う体験学習型プログラム『TALENT LIFE』に続き、 このたび、チームメンバーの才能を最大化する 新マネジメント研修プログラム『TA

        • 才能発揮、個人から見るか集団から見るか #研究コラムVol.14

          前回の研究コラムでは「ジョブ・クラフティング」をテーマに、仕事や人間関係を工夫して才能を発揮しやすい環境を構築するヒントを紹介しました。 ジョブ・クラフティングは3つの次元に分類されていました。職場での他の人との関わり方を変える「人間関係次元」がその中にあることからもうかがえるように、パフォーマンス向上や才能発揮を考えるうえで、他者や社会の要因は無視できないものとなっています。 今回は、社会的なつながりを「社会関係資本」というキーワードから捉え、個人を取り巻く環境と才能発

        「ありがとう」の力を学術的に考える #研究コラムVol.16

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        • 才能研究コラム
          16本

        記事

          才能発揮できる環境を自らつくりあげるには #研究コラムVol.13

          前回の研究コラムでは、株式会社TALENTのTalent Research Center (TRC) で行っている才能研究についてまとめました。 研究の土台に据えている才能発揮理論では、才能が発揮されている人の特徴を「欲求と行動の一致度」「期待と結果の一致度」「社会的評価」の3つの軸で表現しています。つまり、欲求と一致した行動をとれていて、その行動の結果が自分の期待していたとおりであり、さらにその結果が他の人にも評価されている状態が、高いレベルで才能が発揮された状態といえる

          才能発揮できる環境を自らつくりあげるには #研究コラムVol.13

          【インタビュー動画付】TALENT PRENEUR 2期生の振り返りと、これから集まる"3期生"のみなさんへ

          ▼▼▼ まずはこの動画をご覧ください ▼▼▼ こんにちは、株式会社TALENT 代表の ”たかちん” こと佐野 貴です。 今年1月にスタートした「才能を活かして事業を起こす実践型スクール ”TALENT PRENEUR” の2期生(24名)が、約3ヶ月間の学びを終えて、先日ご卒業されました。(改めて2期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!) 今回のnoteでは、2期を卒業されたひげやじるし(HIGE-↑)さんの体験談をご紹介させていただきます。実際に受講いただいた

          【インタビュー動画付】TALENT PRENEUR 2期生の振り返りと、これから集まる"3期生"のみなさんへ

          才能研究の軌跡 #研究コラムVol.12

          株式会社TALENTのTalent Research Center (TRC) がお届けしている「才能研究コラム」は今回で12回目です。月刊なので、連載開始から1年が経ったことになります(早いものです)。 節目となる今回は、既存の学術知見ではなく、TRCが現在進行系で取り組んでいる才能研究について紹介したいと思います。これまで「研究コラム」で取り上げてきた学術的な知見との関わりや、実際に調査を行って得られたデータにも触れつつ、才能研究の今をお届けします。 「才能」の定義を

          才能研究の軌跡 #研究コラムVol.12

          経験を知識に変える内省の力 #研究コラムVol.11

          自身の才能発揮を考えるうえで、自らの価値観や欲求を自覚したり、これまでの経験を棚卸ししたりと、自分について考えを巡らせる取り組みは必要不可欠なものです。 過去2回の研究コラムでは、自分自身について注意を向けたり考えたりする「自己注目」をテーマに、考えるときのスタイルや、自分のどの側面に注意を向けるのがより建設的かについて、社会心理学の学術知見を中心に紹介しました。 今回は、自身の「経験」について振り返り、考えを深める「内省」に焦点を当ててまとめたいと思います。内省は、経験

          経験を知識に変える内省の力 #研究コラムVol.11

          私を構成する、複数の私 #研究コラムVol.10

          株式会社TALENTのTalent Research Center (TRC) で研究テーマとしている「才能発揮」は、自分自身が何をしたいかという欲求や、これまで培ってきた経験と切っても切り離せないものです。そのため、才能の発揮の仕方を考えるときには、自身に向きあい、内省する取り組みが必然的に生じます。 前回の研究コラムでは、自分自身について注意を向けて考えを巡らせる「自己注目」をテーマに、善玉の「省察」と悪玉の「反芻」の2つのスタイルがあることを紹介しました。 今回は、

          私を構成する、複数の私 #研究コラムVol.10

          「自分が何者かわからない」と悩むあなたへ。仲間とともに才能に本気で向き合うスクールを作りました。

          皆さん、こんにちは。株式会社TALENTでクリエイター兼マーケターを務める、“そうま” こと岡田です。 いつもPodcast「TALENT TALK」や「NEXT TALENT」を聴いていただき、ありがとうございます。 このたびTALENTは、仲間とともに才能に本気で向き合うスクール「TALENT LIFE(タレント ライフ)」をリリースしました。 そこで今回は、TALENT LIFEの概要や込めた想いなどを、2人の講師(たかちん・なっちゃん)へのインタビュー形式でお届け

          「自分が何者かわからない」と悩むあなたへ。仲間とともに才能に本気で向き合うスクールを作りました。

          自分に向き合うときの2つのスタイル #研究コラムVol.9

          自分の内面や存在意義について思索をめぐらし、ときに悩み苦しむ営みは、古来より人類の間で行われてきました。歌詞や文章が「痛みの作文」と呼ばれることもあるように、内省や自己探究は苦しみを伴いながらも、芸術や哲学的な考察に昇華することも少なくありません。 これまでの研究コラムでお届けしてきたように、「才能発揮」は自分自身の欲求や経験と不可分なものであり、発揮の仕方を考えるにあたっては、自身に向き合い内省する営みが必然的に伴います。その過程では、前回のコラムで取り上げた理想自己と現

          自分に向き合うときの2つのスタイル #研究コラムVol.9

          「理想の自分」の追いかけ方 #研究コラムVol.8

          理想と現実のギャップ突然ですが、あなた自身が才能を発揮している状態を思い浮かべてみてください。 現在の自分自身の姿を思い浮かべるよりも、今以上にスキルアップしていたり、まだ取り組めない大きなチャレンジをしていたりといった、さらに成長した自分の姿をイメージする人が多いのではないでしょうか。仕事でより成果を上げている自分、周りの人に頼られている自分、競技でパフォーマンスを発揮している自分、などなど。 今回の研究コラムでは、このようなときにイメージされる「理想の自分」と「現実の

          「理想の自分」の追いかけ方 #研究コラムVol.8

          人目があると頑張れる?頑張れない? #研究コラムVol.7

          他者の存在と才能発揮株式会社TALENTのTalent Research Center (TRC) では、才能を「動機づけられた、自分が価値があると認めている行動や思考」と定義して、才能発揮のメカニズムや条件を研究しています。これまでの研究コラムでは、上記の定義を心理学をはじめとした関連領域の学説や実証研究と結びつけながら、欲求や動機づけ、学習といったテーマについて取り上げてきました。 「動機づけ」や「価値」という概念を考えるにあたり、他者や社会の存在は無視できないものと考

          人目があると頑張れる?頑張れない? #研究コラムVol.7

          No pain, no gain 〜痛みなくして得るものなし〜 #研究コラムVol.6

          「主観的価値」をもう一段階深めてみよう前回の研究コラムでは、どのようなときに学習が起こりやすいかを、レスコーラ=ワグナー・モデルという学習心理学の理論を紹介しながら解説しました。前回のお話では「報酬予測誤差」がキーワードとなっていました。報酬が予測を上回る「サプライズ」が起きたときには、報酬の原因となる行動がより頻繁に行われるようになり、反対に予測を下回る「期待外れ」が起きたときには、行動の頻度が減少します。また、サプライズや期待外れはその後の報酬予測に影響するため、ひとつひ

          No pain, no gain 〜痛みなくして得るものなし〜 #研究コラムVol.6

          サプライズと期待外れが行動を変える #研究コラムVol.5

          才能研究を拡張するキーワード前回の研究コラムでは、「学習」をテーマに、行動の維持や中止に関する理論を紹介しました。心理学の世界では、学習は経験によって行動が長期的に変化することを指します(渡辺, 2013など)。そして、行動の結果として報酬(うれしいこと)が増えたり、罰(イヤなこと)が減ったりすると行動の頻度が増え、反対に報酬が減ったり罰が増えたりすると行動の頻度が減るという「オペラント条件づけ」の考え方が、学習を考えるときの基礎的な理論として使われていることを前回は紹介しま

          サプライズと期待外れが行動を変える #研究コラムVol.5

          子どもたちと「才能」に目を向ける。児童86人にレゴ®シリアスプレイ®メゾットと教材を活用したワークショップを実施しました

          こんにちは、株式会社TALENT 代表の ”たかちん” こと佐野 貴です。 2023年11月10日に福島県湯川村にある笈川(おいかわ)小学校で、1年生〜6年生の全校児童86名のみなさんに向けてワークショップを実施しました。 このnoteでは取り組みにいたった背景や想い、当日の内容、今後の展望についてお伝えします。 ※noteで使用されている画像等は学校の許可を得て公開させていただいております。 きっかけは、子どもの才能発揮に情熱を注ぐ一人の先生との出会い 今回ワークシ

          子どもたちと「才能」に目を向ける。児童86人にレゴ®シリアスプレイ®メゾットと教材を活用したワークショップを実施しました