子どもたちと「才能」に目を向ける。児童86人にレゴ®シリアスプレイ®メゾットと教材を活用したワークショップを実施しました
こんにちは、株式会社TALENT 代表の ”たかちん” こと佐野 貴です。
2023年11月10日に福島県湯川村にある笈川(おいかわ)小学校で、1年生〜6年生の全校児童86名のみなさんに向けてワークショップを実施しました。
このnoteでは取り組みにいたった背景や想い、当日の内容、今後の展望についてお伝えします。
※noteで使用されている画像等は学校の許可を得て公開させていただいております。
きっかけは、子どもの才能発揮に情熱を注ぐ一人の先生との出会い
今回ワークショップの機会をくれたのは、斎藤 淳基(じゅんき)先生【通称:ジェイ】。
もともとジェイはPodcast「みんラボ」のリスナーさんで、昨年2月に開催したリスナーオフ会のときに出会いました。
「子どもたちに思いっきり才能を発揮してほしい!」という想いを熱く語っていたのが印象的で、その場で「何か一緒にやりましょう」と約束しました。
▼ジェイの才能への情熱があふれるnote
そして実際に数ヶ月経った頃に連絡があり、わざわざ東京まで来てくれて、一緒に小学生向けのプログラムを考えることに。まずは実際の様子を見てみたいと思い、学校に行く約束をしました。
先生と児童が生み出した数々の才能発揮の取り組みに感動
はじめて笈川小学校を訪れたのは、10月19日。笈川小学校は福島県の湯川村というところにあり、東京から約4時間。車で霧の中をくぐり抜けてたどり着きました。
校舎に入ると、みんなが元気に挨拶をしてくれて、とてもアットホームな雰囲気を感じました。そして、ジェイに案内されて、6年生の教室へ。そこには「才能」に関する掲示物が壁一面に貼り出されていました。
授業中や休み時間の様子を見ていても、お互いの弱みをはフォローし合い、お互いの強みに対してポジティブな反応をして引き出していて、まるで複雑なパズルが上手く噛み合ったかのような状態。そしてみんな我慢してる様子もなく、のびのびと自己表現を思う存分していました。
(小学生のときの僕は、学校での心理的安全性は低く、自分に才能はないと思って萎縮していたので羨ましい...!)
これまで18歳以下の才能の取り組みはしてきませんでしたが、これを機に年齢関係なく、才能に関する取り組みを広げていきたいと強く思いました。
校長先生からも熱意を受け取り、ワークショップ実施を決定
その後、校長先生ともお話しさせていただき、
という子どもたちへのあふれる愛情を受け取り、とても感銘を受けました。
そして後日あらためて、「才能」に関するワークショップの機会をいただくことになりました。
ワークショップ当日の様子
11月10日に再度笈川小学校を訪問。
当日はTALENTでコミュニティコーチをやってくれている “なっちゃん” こと高木 奈津子と一緒に、レゴブロック(レゴ®シリアスプレイ®メゾットと教材)を活用した「みんなの才能発見ワークショップ」を実施しました。
レゴブロックを用いることで、日常のコミュニケーションでは気づかなかった自分や友達の才能に気づいたり、言葉で表現するのが苦手な子でも自由に表現したりしながら楽しんでほしいと思い、この方法を取り入れています。
また、ただ作品をつくるだけでなく、互いに耳を傾け合ったり、つくったものを他者に伝えて質問してもらったりしながら、お互いに尊重し合う体験をしてほしいという願いも込めました。
全校生徒86人(1学年12人~16人)を12グループに分けて、先生方にも各学年のフォローに入っていただきながら実施。それぞれが思い思いに表現し、違いを楽しんでいる様子が見られました。
最後に、みんなの作品を並べて記念撮影。
子どもたちからはこんな声を受け取り、本当にやって良かったと思える日になりました。
※本取り組みについて、湯川村立笈川小学校のHPでも取り上げていただいています。
貴重な機会を作ってくださった笈川小学校の校長先生や先生方、児童のみなさんに、改めてお礼申し上げます。
今後の展望
今回のワークショップで正直改善すべき点は多々ありましたが、子どもたちから楽しむ姿や想像力の豊かさから、たくさんのことを学ばせてもらいました。
レゴのようにそれぞれが持つ色や形に目を向けながら、互いに組み合わせる。正解不正解や、「〜すべき〜すべきじゃない」などの制約に問われず、一人ひとりが才能を発揮できる世界をつくれたらいいなぁと思います。
株式会社TALENTでは、今後も「あふれる才能の輝きで、世界を幸せで満たす。」をパーパスに、世代を超えて様々な方の「才能」に向き合っていきたいと考えています。
この取り組みにご興味のある教育現場の方や、何か一緒に取り組みたいと思ってくださった方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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