TAUMA. -Takuya Matsumoto-

ビジュアルディレクター/コンセプター/映像ディレクター 映像と写真とインスタレーション…

TAUMA. -Takuya Matsumoto-

ビジュアルディレクター/コンセプター/映像ディレクター 映像と写真とインスタレーションアートをつくります。TAUMA IMGとして活動中。ビジュアルイメージがもたらす読後感を研究中。 映像では広告の企画演出家。Canon写真新世紀優秀賞/文化庁の賞など

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最近の記事

Runway Gen-3 を試してます

先日の深夜についに公開された動画生成AIの最新版、Runway Gen-3。興奮して試しております。 ここ最近AIを使って自分の仮想のBrandのブランディングを試しているのです。コンセプトは現代と未来をボーダレスにつなぐ価値。まあこれはまたもう少し詰めたら紹介するとして、取り急ぎRunway Gen-3の動画紹介 動画生成AIに取り組んだことがある方はわかると思うのですが、もはや感動的なレベルです。 残念な点はまだテキストでしか指示できないところと(これに関してはバー

    • 強いと思われている者と弱いと思われている者

      商売は人から必要とされていることを他者に提供できるから成立するものである。人類は物々交換から、さらに効率的に等価交換したいのと、概念をも交換できるようにと紙幣を編み出し成長や幸せに必要なものを紙と交換して発展してきた。 複雑になった経済の中で、同じ価値で人類の役に立っていたとしても、業種によって時世の流行で得る額が違ってくる。それはお金は資本主義の原理としてお、必要で(人気で)効率的に動ける所に総数が移動する性質があるからだ。 その性質を知れば単純に価格の大小がビジネスの

      • +2

        撮影の日々、日々撮影

        • 自分のことを考える時は名詞で呼べば見え方が変わる(かも)

          僕は映像制作や写真制作を仕事にしているのだが、撮影をする以外の仕事の時間がとても多い。 今日はクライアントとの打ち合わせで、ブランディングについて改めて深く考える機会があった。僕の仕事はクライアントと一緒にクライアントのサービスや法人自身のPRの仕事が多い。そういう仕事で度々思うことは、どうやら、人は自分自身のことを客観的に見るのがとても難しい。まるで自分の顔が見えないように、自分の全体像を理解するのは最も難しいことの1つだと思う。 例え鏡に映った自分の姿を見ていたとして

        Runway Gen-3 を試してます

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        • 写真、映像の話
          5本

        記事

          長い間続けると思うと

          アウトプットするとまたインプットしないと、みたいなターンを分ける考え方をよく耳にする。僕もアウトプットする仕事をしてるけど、アウトプットするのとインプットするのを2つの相反する物と捉えるとライフが貯まって減る、そしてまた貯めるみたいなイメージを持ってしまう。 このような思考になると長期で休みたくなるし、人生時間がないのがさらに時間がなくなって、忙しくなればなるほど枯れるのも速くなる。仕事(作品制作)への情熱や職業として寿命が減る。アウトプットとインプットどっちが多い必要があ

          長い間続けると思うと

          ながら聴きがどうやら苦手らしい

          audibieを今更体験中。サービスを体験して過去の苦手だったことを再体験してやや落ちている 笑。 僕が人生で最初に芸術とか技術が必要なことにトライしたのは音楽だった。小学2年生から中学2年までクラシックの楽器。中学2年から大学1年まではギターに真剣に取り組んだ。音楽に対して長い間情熱をかけてチャレンジしたけど結果は出せなかった。 ダメだなって思ったことはいくつかあるのだけど、代表的だった例を書いてみようと思う。 音楽や音感を習得する基本の訓練として、楽譜なしで先生が発

          ながら聴きがどうやら苦手らしい

          写真と付き合い続けてるからと言っておごるなよ

          写真集を作る時も、展示をする時も、インスタのフィードをつくる時もだけど、写真の難しく面白いところは、編み方によって意味が違ってくること。 映像は編集で見せて意味を作っていくので"小説的"であり、写真は詩的なのかな?と頭によぎってたことがあります。 以前仕事をしたことがある詩人の文月悠光さんが、ブルータスのインタビューで「てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた(安西冬樹)という詩を取り上げていらっしゃって、蝶という小さなモチーフに焦点が合った後、海峡の壮大な景色が広がる。まる

          写真と付き合い続けてるからと言っておごるなよ

          うそでしょー

          noteを初めて10周年記念らしい。 全然投稿してないのに うそでしょーと確認したら本当に10年め。 10年早すぎて恐ろしいのですけども。 毎日写真を撮影してるので、記録的に上げつづけるぐらいするかな。 時がもったいなさすぎるので。 10年頑張って書いてたら、もっと書くことが楽しくなってたかもな。 生活は大雑把なくせに、つくるものに神経質なタイプなので、文章は確認に時間がかかるのと、言い回しが永遠に気になるので書くのは苦痛じゃないが、確認が苦痛。 ということで、誤字

          素材感

          数ヶ月ぶりに一瞬暇ができて、注目してる人がいけてるアウトドアの服を作ってたのを知り、アウトドアの服なので素材感がとても知りたくて渋谷のセレクトショップ的な服屋にでかけた。 着いて試着していいですかと販売員の方に確認して着てみる。 販売員の方はその服が有名なディレクターが作ったことが誇らしいらしく、そして全国に展開しているその巨大セレクトショップでも、この服は渋谷のその店にしか置いてないこともとても誇らしいらしく、誇らしい口調でヒストリーを語ってくる。 服にヒストリーは大

          フィーリングが合うのは機械でもある気がしています

          仕事柄色んなカメラ使う。 レンタルすることも多いんだけど、自分でも色々と買っている。 洋物のメーカーを含めニコンのカメラ以外はほぼ全部使ったことがあるはず。ニコンだけはフィルムカメラ以外使ったことがない。別に嫌いとかではない。 自分で持ってるカメラは動画のカメラは置いておいて、スチールのカメラだと小さいのとか細かいのは数多あるのだが仕事で使ってたのは2つ。 CANONは一眼レフを中心に使っていた。使ってたというか一番信頼できる相棒だった。5D MK2,3,4と使ってた。

          フィーリングが合うのは機械でもある気がしています

          過去がそこにある

          気を抜くと、もっとしっかり言うと無自覚にいるとあっと言ってる間に昨日とほぼ同じ夜を迎えている。 その夜を重ねて1年が過ぎ去っていく。30歳が近くなる時にこの感じがどんどん加速されて行ってすごく恐ろしくなったことがあるし現在も同じ。 今日と昨日の境目はまだマシだ。恐ろしいのは昨日と一昨日の境目、その先の境目、そしてその先。現時点よりどんどん遠くなるにつれて境界が曖昧になっていっ てボヤけていくこと。 この加速感からどのように逃れたらいいのか?自分を覚えておくにはどうしたら

          過去がそこにある

          写真日記 : Tokyo は

          この間ロケハンでレインボーブリッジを車で渡った。渡りきるぐらいの辺りで、そこの建物に友達が住んでてと、隣の席に座ってたCMのプロデューサーが世間話を始めた。 「へー」なんて冷静を装って話してたけど、お台場に住んでる人が本当に居るの!なんて心の中は新発見。勝手に盛り上がってた。普通に考えたら、そりゃ住んでる人は沢山居るだろう。だけどTokyoに来て10年を過ぎても、未だにテレビ局とイベント会場とアウトレットのイメージが抜けないでいた。 完全に個人的で貧相な思い込みとイメージ

          写真日記 : Tokyo は

          小さき私達の言葉(文)

          昔、昔、ネットの世界にはBBSっていう掲示板があって、文字ベースで好きなことについて語り合える世界があった。 小さき言葉たちが、確かな言葉ではあるが、集まって小声で囁いてるような牧歌的な世界。 それが徐々に大きくなり2chみたいなものが生まれ、小さき言葉が集まるとそこそこに大きな塊になり、暴力的になることを私達は知った。 そしてSNS時代に突入して、文字、画像、動画を使い、双方向のコミュニケーションを取りやすくなり、より言葉がダイレクトになり、平和的なことや社会的意義の

          小さき私達の言葉(文)

          枠(フレーム)を考える 2話目

          1話目からの続き。 前回はフランスのプロジェクションマッピングの原型を見たという話で終わっていました。この原型は建物に2Dのモーショングラフィクスを投影したもので、当時それだけでも斬新な発想でしたが、僕は3DCGの仕事をしていたので、見た瞬間これはすぐに世界的に3Dになる!と考えました。 当時の相棒、エンジニア&CGクリエーターの橋本くんに相談して、夜な夜なやり方を考えました。半年〜1年ぐらいしたら努力が徐々に実って小さなオブジェクトにはそれなりに照射できるようになります

          枠(フレーム)を考える 2話目

          枠(フレーム)を考える 1話目

          僕は今、映像や写真を作る人として、広告やエンターティメントの仕事をしています。その仕事の入り口になったのは、コンピューターグラフィックス(以下CG)を覚えたのがきっかけでした。 最初に僕が学生の時に買って勉強したCGソフトはShadeと言う国産ソフト。当時のShadeはタイムライン、時間軸、を持てなかったので、映像を作るソフトではなく、静止画を作れるソフト。感覚としては、まさにPC画面の中で彫刻をするような感じで、でも最終結果は写真になるという変換がコンピューターによって行

          枠(フレーム)を考える 1話目

          コピーは雰囲気が大事。喋りはノリが大事。

          僕は仕事柄、街で気になった広告を写真に撮って保存しておくクセがあります。今日なそんな倉庫から、最近出会った広告を枕詞にノートを更新。 振り切ってますね。この吹き出しを使い、読者の感想に見せかけて言いたいことを語るスタイル。 頻繁に見る、様式美のようなパターンですが、色々言いたいことがわかりやすくて清くて、嫌いでないです。 もう読んで感想を書いてくれる読者がこんなにもいるんだね!って素直に思うようにしてます。 決めるという言葉が色んなキメるに見えてきちゃいます。

          コピーは雰囲気が大事。喋りはノリが大事。