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共にする時間の量ではなく、共にどう過ごしたかということが大切。

こんにちは、地方公務員の新家です。北海道猿払村に勤務しています。今日は現代の交流のカタチについて考えてみます。

オンラインを通して、様々なサービスで交流やコミュニティ運営を図ることができる今という時代。その流れは昨今の情勢で、予期せずに一気に大爆発。交流を望むだれもがパソコン、タブレット、スマホを通じて気軽に参加が可能となった。そして、オンラインでの交流は地理的要因で難しかった交流をも可能にし、いつでも、どこにいても、デバイスと通信環境があれば問題なし。それは、とてもとても大きな存在感を放っています。

では、もう実際に会う必要はないのか。

私の答えは「いいえ」

そう思うのは、なんとなくそれを現しているかなと思う出来事を立て続けに経験したからです。それは、そうとうオンラインで会話したり、メッセージでやり取りをしてきた方とリアルで初めてお会いした際に、お互いから出た言葉でした。

「はじめまして」

お互いに、何度も会話したり、メッセージを交わしているものの咄嗟に出てきた言葉は「はじめまして」。やはり、私たちはオンラインとリアルの交流は心のどこかで一線を引いているのではないでしょうか。

では、オンラインの交流は意味がないのでしょうか。

これも「いいえ」

オンラインの方が劣る、リアルの方が優れているという話ではないと思っています。オンラインのメリット、リアルでしか享受できない体験。それぞれの良さを活かしていけば良いのです。時には、ハイブリッドでという場合もあるでしょう。

とにかく決めつけないことが大事だと思うのです。個人の自由であることは前提ですが「私はリアルな交流しかしない」とか。逆に「移動の時間がもったいないからオンラインの交流しか考えられない」なんていう決めつけた考えはもったいないと思うのです。

時代の流れやテクノロジーを最大限に生かしつつ、距離的・時間的な制約を補うことができる。ただ、我々は膝を付き合わせた交流で、人の生々しさを感じたり、人のぬくもりによって大きな波やうねりが、リアルであるからこそ生まれることを知っている。

ヒト×ヒトで生まれるエネルギー。そこがオンラインでは体現できない大きな一つだと思う。

実際に冒頭の話に戻りますが、オンラインで交流を重ねてきた間柄であった、お二方とのリアルでの初対面はそう感じざるを得ない体験でした。加えて、リラックスした雰囲気で食事などするとさらにその効果は高まるもの。

実際に仕事でも、何度も何度も会議で顔を合わしていているだけでは、それほ仲は深まりません。それよりも、一度交流会とか食事会を共にするだけで、グッとお近づきになれるということを体験してきました。

共に過ごす時間の量が大切なのではなくて、共にどう過ごしたかということが大切なことなのだと思います。

一度打ち解けてしまうと、その後はオンラインでもスムーズに進むというもので不思議なものです。加えて、この点を考慮すればオンラインでも効果を高められる方法はありそうです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。また、次の記事でお会いしましょう。




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