たくま

99年2月生まれ。関西学院大学商学部22年卒。在学中より農業研修、青果卸、食品専門商社…

たくま

99年2月生まれ。関西学院大学商学部22年卒。在学中より農業研修、青果卸、食品専門商社にて国内ブランドの海外展開支援・原料卸に従事。業界の負を現場の方々とともに解決していきたいと、大学卒業後に株式会社for Craftsを創業、代表取締役を務める。

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    個人ブログ。しぶとく、たくましく生きています。

  • SCM論

    商流・物流・SCMの設計運用の参考になる記事をまとめます。

  • for Crafts, Inc

    for Craftsは、ものづくりをする人を支援する会社です。"だれもがものづくりを続けられる社会をつくる"をビジョンに、食品産業のDXをすすめます。

  • 【要約】ドキュメンタリー🎥

    エシカル、食育系のフードドキュメンタリーの要約まとめです。 だいたい2時間分の映画を5〜7分で読める記事にしました。

  • 【コラム】インタビュー、コラムをまとめました。

    農家さんへのインタビュー記事やらコラムやらです。

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for Craftsがつくる未来

ジェネシア・ベンチャーズ主催アクセラで最優秀賞を受賞しました。 錚々たる審査員の方々に、レガシー産業×DXの文脈、食というテーマ、優秀なチームを評価いただけたこと、嬉しく思っています。食材が積み上がる倉庫で一人すすり泣いてました。 改めて、こちらで「for Craftsが解決する課題」「なぜfor Craftsが課題に取り組まないといけないのか」について触れます。 結論日本の食品製造業は、素晴らしい産業です。クオリティの高い商品を恒常的に製造・供給することに加え、日々

    • アンダードッグとして

      アンダードッグとはアンダードッグとは、社会的には落ちこぼれ、負け犬と周りから見られる人のことを指す。家庭環境が貧しかったり、社会的ステータス(学歴や職歴)が低く、周りからは「こいつは成功しないだろう」とレッテルを張られるような出自の人を総称する。 しかし、スタートアップの世界では、アンダードッグであることは貴重な資質として捉えられる。事実として、AppleやTesla、Googleなどの巨大テック企業の創業者には、移民出身者や大学中途退学者のような、社会的に「アンダードッグ

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      • 食品原料の流通構造 鶏インフルエンザ下における卵の流通

        食品産業への理解を深めるためには、大きな流通である食品製造業・外食小売に使われる原料の流通について触れる必要があります。 本noteでは、原料の流通構造について加工用途としての卵・加工液卵に触れてみます。 なぜ卵なのか 加工食品の原料とされる素材のなかでも、卵はいくつかの要素が当てはまります。 ①多業態で利用される点 卵は、食品原料のなかでも汎用性が高い食材です。 多くのレシピで、結合剤としての役割を果たしています。(製造部品みたい) 例えば、ケーキやクッキーのような

        • 【要約・感想】Winny ネット史上最大の事件

          未来に1歩近付いた。1人の天才と7年の歳月を失った。 映画「Winny」 あらすじ(所要時間:30秒)この映画は、2002年、2chに公開されたファイル共有ソフト「Winny」が映画やゲーム、音楽などの違法ダウンロードの温床となったことを端緒とする。違法コピーした者たちが逮捕されていく中、開発者・金子勇氏(東出昌大が著作権法違反幇助の容疑で逮捕され、ネット犯罪に明るい弁護士・壇俊光(三浦貴大)が弁護団を結成し、権威と戦った闘争録である。 winny事件について他記事でも多

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          創業10ヶ月・フルリモートチームが経営合宿してみた

          for Craftsは、「だれもがものづくりを続けられる社会をつくる」をビジョンに、食品メーカー品質管理部向けのfを開発しています。(ピボットを経験した経緯はこちら↓) for Craftsは神戸を拠点にしている僕以外のメンバーはデザイナー・エンジニアで構成されており、ほぼリモートで参画しています。 合宿の目的:目標を擦合わせるここ最近、リモートが故に生じるコミュニケーションの難しさから、擦合わせが必要だと感じる場面が多くなってきました。 ゼロイチ真っ只中で一企業として

          創業10ヶ月・フルリモートチームが経営合宿してみた

          MVP開発に向けたバリュープロポジションの見直し

          for Craftsは、食品流通における商流のDXを加速させるため、食品流通に特化した商品情報管理ソフト「quote (23.4時点:食品管理クラウドに名称変更)」を開発しています。 このnoteではレガシー産業×DX、SaaS、ゼロイチにご興味がある方に向けて、僕たちのゼロイチ過程を「quote」のバリュープロポジションの見直しを交えてお話しします。 バリュープロポジション(VP)とはバリュープロポジションとは「誰が顧客」であり、その顧客の「ペインポイントは何で」、その

          MVP開発に向けたバリュープロポジションの見直し

          創業初期の開発チーム

          for Crafts.Inc は、商流のDXを加速させるため、食品流通に特化した商品情報管理ソフト「quote (23.4時点:食品管理クラウドに名称変更)」」を開発しています。 僕がポンコツ商社マンをしていたときに、商品を取引先に案内する際にカタログを集めてまとめる手間を削減したい!と思ったことから、開発に至ります。(22年6月時点) 前回のnoteでは、創業初期のfor Craftsが大事にしていることはデザインであり、サービス設計から社内のやりとりまでにデザイン思考

          創業初期の開発チーム

          創業初期に大事にしていること

          for Craftsは、流通のDXをすすめるため商品情報管理ソフト「quote (23.4時点:食品管理クラウドに名称変更)」を開発している会社です。生産者・メーカー、商社を対象に、9月1日にβ版申込受付を開始しました。 弊社の特徴として、具象ではなく骨格のデザインに重点を置き、うまく仕組みに落とし込んでいるところにあります。 これは弊社チームがデザイナーを中心にうまく機能しているからだと思っていて。創業初期の大事なこととして、デザインへの理解度を上げること、組織に落とし

          創業初期に大事にしていること

          for Craftsが目指すチーム

          for Crafts,Inc は、商流のDXを加速させるため、食品流通に特化した商品情報管理ソフト「quote(23.4時点:食品管理クラウド)」を開発しています。 僕がポンコツ商社マンをしていたときに、商品を取引先に案内する際にカタログを集めてまとめる手間を削減したい!と思ったことから、開発の着手に至ります。 このnoteでは、現時点で「for Craftsがどんなチームを目指しているのか」「創業初期において具体的に何に取り組んでいるのか」について言語化してみます。

          for Craftsが目指すチーム

          【お知らせ】noteIDを変更しました。

          ささいなことなのですが、noteIDを変更しました! 何も考えなしに4年前に決めたIDだったので、各SNSと揃えられてよかったです。 変更前:https://note.com/takuma_ytr 変更後:https://note.com/takumagr 他にもこんなアカウントがあります。よかったらご贔屓に! 日々感じたことをよく呟きます。農業のことばっかり↓ Twitter:たくま たくまじゃなくてtakumaな垢。ストーリーで野菜のことについてまとめています。↓

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          庭でバナナを育ててみた

          これは、僕とバナナの1年間を綴ったものだ。 余裕のある人はどうかゆっくり読んでほしい。 さて、コロナで自宅待機していたみんな。 やることがなさすぎて、野菜やら育ててしまってはいないだろうか。 いざ家庭菜園!ビバ!園芸ライフ!!と意気込んでも、プランター、土、苗...色々と園芸資材を集めると、意外とお金がかかってしまう。時間が増えたからといって気軽に手を出して後悔している人も多いのではないか。 家庭菜園はブルジョワの遊び #グリーンのある暮らし でも、グリーンは稼い

          庭でバナナを育ててみた

          【要約・感想】100億人-私達は何を食べるのか?

          買い物は、投票である。 映画「100億人-私達は何を食べるのか?」 🥕🥕🥕 フードドキュメンタリーが好きなたくまです。今回観た映画は「100億人-私達は何を食べるのか?」(原題:10 billion What’s on your plat)」。 1.あらすじこの映画は、世界人口が100億人に届いたときの食糧事情を、バイオ企業から極小規模の農家までインタビューして、考えていく映画。考えていくというか、視聴者に考えさせてくる映画です。 100億人を養うことができるか。

          【要約・感想】100億人-私達は何を食べるのか?

          ヨモギを大麻ジョイントみたいにした

          蓬を中心にブレンドした「スモーキングハーブ」。 いわゆる、煙を楽しむためのハーブをつくってみました。 smoggyなyomogiで、yomoggy。 なんだか可愛げがあって、ヨモギーとよんでいます。 フレーバーは3種類。 トゥルシーが情緒的な落ち着きをもたらしてくれる「classic」。 ラベンダーが優雅に薫る「aromatic」。 柑橘がほんのりと気分を上げてくれる「citrusy」。 すこし自分に目を向ける時間をつくりたい。ただ、「丁寧なもの」では物足りない。そ

          ヨモギを大麻ジョイントみたいにした

          朝市には、朝来なくていい。

          まだ少し、顔がひんやりする土曜日の朝。 荷物を抱えた出店者さんが、手際よく野菜や果物、綺麗に包んだお菓子をせっせと並べたり、ブースの白テントを建てています。 空気が温まっていくにつれて、お客さんが集まってきました。いつもの常連さん、通りがかりのおばあちゃん、出店者の友達のお兄さんたち。今日はいつもより人が多そうです。 でも、まだ来なくても大丈夫です。 先週来てくれたあなたは、きっとまだ目をこすりながら、朝をゆっくり過ごしているんですよね。 9時開始だとしても、9時に

          朝市には、朝来なくていい。

          農か、農業か。

          田中泰延さんの著書「読みたいことを、書けばいい。」で目にしたこの一文に、なるほどなぁと思うことがありました。 青果卸の方から聞いた話です。 取引先の農家に伺ったとき、「近所でミニトマトを作っては余らせているやつがいるから、ちょっと買ってあげてよ」と言われたと。紹介を受け、ミニトマト農家のもとへ向かったのですが、彼にとっては卸先からの注文量には過不足はなく、買い取る場合は義理に近いところがありました。 「こんちわー、元気でやっとりますか。トマトの調子はどうです?」 「ええ

          農か、農業か。

          【要約・感想】フードインク

          たべもの アンダー ザ グラウンド映画「フードインク」 🐄🐄🐄 たくま(@takumagr)です。最近、好きな人に野菜をあげることがブームです。実はいま、以前からお世話になっている親方農家さんから野菜をいただいているのですが、家でただ消費するにはさみしいなーって感じていて。 それならいっそ、一緒にご飯を作ったり、だれかに振る舞ったよー!って話を聴こうと時折あげることにしました。というより、僕が好きなもので喜んでもらえるのが本当嬉しいんですよね。。生産の過程を知っているか

          【要約・感想】フードインク